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12月08日-03号

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  1. 綾町議会 2020-12-08
    12月08日-03号


    取得元: 綾町議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-18
    令和 2年第8回定例会(12月)令和2年第8回(12月)綾町議会(定例会)会議録令和2年12月8日再開       令和2年第8回綾町議会(定例会)が令和2年12月8日午前9時綾町役場議場に招集された。    出 席 議 員┌─────┬───────────────┬─────┬───────────────┐│議席番号 │氏        名     │議席番号 │氏        名     │├─────┼───────────────┼─────┼───────────────┤│1    |松   本   俊   二  |6    |日   髙   憲   治  |├─────┼───────────────┼─────┼───────────────┤|2    |青   木       實  |7    |児   玉       信  |├─────┼───────────────┼─────┼───────────────┤|3    |山   田   由 美 子  |8    |松   浦   光   宏  |├─────┼───────────────┼─────┼───────────────┤|4    |池   田   和   昭  |9    |日   高   幸   一  |├─────┼───────────────┼─────┼───────────────┤|5    |兒   玉   千   歳  |10   |橋   本   由   里  |└─────┴───────────────┴─────┴───────────────┘    事 務 局┌─────┬───────────────┬─────┬───────────────┐│局 長  |高   松   俊   秀  |書 記  |藤   島   裕   輔  │└─────┴───────────────┴─────┴───────────────┘    説 明 員┌─────────┬───────────┬─────────┬───────────┐│町長       | 籾 田    学  |副町長      | 増 田  俊 男  |├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│教育長      | 日 高  和 典  |総務税政課長   │ 蓮 子  浩 一  |├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│企画財政課長   │ 竹 下  琢 郎  |福祉保健課長   │ 佐 藤  光 久  |├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│農林振興課長   | 兒 玉  良 次  |産業観光課長   │ 松 下  栄一郎  |├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│町民生活課長   | 野 村    修  |建設課長     │ 中 原  修 一  |├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│教育総務課長   | 吉 鶴  慶 久  |社会教育課長   | 森 園  由美子  |├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ユネスコエコパーク|           |         │           |│推進室長     | 入 田  賢 一  |会計管理者    | 小 村  久美子  |├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│監査委員     | 福 留  清 人  |         |           |└─────────┴───────────┴─────────┴───────────┘令和2年第8回(12月)綾町議会(定例会)議事日程令和2年12月8日再開        開    議   日程第1 一般質問会議に付した事件・議事日程と同じである。──────────────────────────────┌───────────┬──────────────────────────────────┐│質 問 事 項    │質問の要旨                             │├───────────┼──────────────────────────────────┤│提出議員 松浦    │                                  ││1.ほんものセンターに│(1)今後、どのように考えているのか伺う。             ││  ついて      │                                  ││           │                                  ││2.観光協会について │(1)今後の構想について、今の進捗状況を伺う。           ││           │                                  ││3.綾ふれあい館につい│(1)綾ふれあい館職員の今後の処遇について、どうなっているのか伺う。││  て        │                                  ││           │                                  ││4.ごみ収集について |(1)分別が不十分な物について今後どうするのか。改善案があるのか  ││           │   伺う。                            │├───────────┼──────────────────────────────────┤│提出議員 松本    │                                  ││1.新型コロナ対策につ│(1)町内及び町民への影響調査に基づく現状分析と今後の具体的な支援策││  いて       │   について                           ││           │(2)臨時交付金の残金について                   ││           │                                  ││2.今後の災害対策につ│(1)台風10号への対応での課題と今後の具体的な対応策について   ││  いて       │(2)災害に備えた公民館の機能(設備及び備品等の整備を含む)の充実に││           │   ついて                            ││           │                                  ││3.危機管理について │(1)直近の様々な事件や疑惑に対する認識及び対応について      ││           │                                  ││4.旧総合基金問題につ│(1)現状と今後の対応について                   ││  いて       │                                  ││           │                                  ││5.令和3年度予算編成│(1)基本方針及び重点項目について                 ││  について     |                                  │├───────────┼──────────────────────────────────┤│提出議員 橋本    │                                  ││1.新型コロナウイルス│(1)町民に陽性者が発生した時の対応                ││  感染症      │(2)コロナ関連施策の検証と今後の取組みの具体策          ││           │(3)コロナウイルス感染症対策などで公務員の労働環境が悪化している。││           │   綾町職員の労働実態はどうか(昨年1年間の残業状況、有給休暇の消││           │   化状況、各課の人員数、今年度の比較など客観的にわかる資料の提 ││           │   出)。                            ││           │                                  ││2.災害対策・防災につ│(1)基本的な考え方と町長の姿勢                  ││  いて       │(2)綾町で想定される災害と対策                  ││           │(3)安全な避難所の確保(人的確保を含む)             ││           │(4)自治体の備蓄と避難所の傭蓄                  ││           │                                  ││3.重度心身障がい者医│(1)医療費の現物支給と自己負担増                 ││  療        │                                  ││           │                                  ││4.介護保険制度   │(1)第8期介護事業で綾町の介護保険料はどう変わるのか。町長の考えを││           │   伺う。                            ││           │(2)綾町第八次総合長期計画では「健康長寿日本一」を目指しているが、││           │   介譲が必要な町民へのサービスはどうするのか。         ││           │                                  ││5.社会福祉協議会につ│(1)組織の現状とあり方                      ││  いて       |                                  │├───────────┼──────────────────────────────────┤│提出議員 児玉    │                                  ││1.コロナ対策について│(1)感染拡大で綾町においても身近に感染が確認され、町民の生活、経済││           │   活動も停滞して危機的な状況である。年末を迎え不安が高まっている││           │   現状であるが、年末年始に向けて、町民の不安を少しでも緩和するこ││           │   とが必要だが、町長の見解を伺う。               ││           │                                  ││2.綾川荘存続について│(1)財政状況が厳しいこともあるが、綾の魅力を発信する観光の目玉であ││           │   り、原点と考えても過言ではない施設である。先人が残した貴重な綾││           │   川荘を存続できないか伺う。                  ││           │                                  ││3.100円バスについ│(1)9月より導入されたが、現在までの利用状況について伺う。    ││  て        │                                  ││           │                                  ││4.農業支援センター建│(1)数年前から空き地として放置しているが、いつになったら対策をする││  設予定地について │   のか伺う。                          ││           │(2)地区住民にとって景観が悪く、雑草も多いため、何もやらない行政に││           │   不満を持っている。また、報告をしなければ何もやってくれないとの││           │   ことで不信感が強まるばかりである。何か方策があれば直ちに回答を││           │   お願いする。                         ││           │                                  ││5.自治公民館のあり方│(1)毎月、館長会があるが、その中で館長への負担が年々増えており、公││  について     │   民館離れもあるとの意見もある。なり手不足も考えるときに来てい ││           │   る。自治公民館の役割を含め、町長の見解を伺う。        │├───────────┼──────────────────────────────────┤│提出議員 山田    │                                  ││1.新型コロナウイルス│(1)インフルエンザウイルスとの同時流行への対策          ││  について     │(2)学校での対策                         ││           │(3)誹謗、中傷への条例作成に向けての考え             ││           │(4)公民館におけるコロナ対策                   ││           │                                  ││2.ほんものセンターに│(1)対応、対策                          ││  おける商品の管理に│(2)農産物における安心、安全への信頼の回復            ││  ついて      │                                  ││           │                                  ││3.マイナンバーカード│(1)取得状況                           ││  について     │(2)利点と課題                          ││           │(3)運用状況                           ││           │                                  ││4.印鑑について   │(1)国が行う印鑑廃止による綾町行政への影響。           ││           │                                  ││5.多年草植栽について|(1)将来への展望                         │└───────────┴──────────────────────────────────┘(再開午前9時00分) ○議長(日高幸一君) おはようございます。本日の議日程は、一般質問となっております。議事進行については、格段のご協力をお願いいたします。 ただいまから本日の会議を開きます。 なお、発言につきましては、簡潔にまとめられ、また、綾町議会会議規則及び申合せ事項を守っていただきますよう、ご協力をお願いいたします。 なお、執行部におかれましても、簡明に要領よくまとめられ、答弁漏れのないようにお願いいたします。────────────・────・──────────── △日程第1.一般質問 ○議長(日高幸一君) 日程第1、一般質問を行います。 あらかじめ質問者の順序を申し上げます。1番、松浦議員、2番、松本議員、3番、橋本議員、4番、児玉信議員、5番、山田議員、以上の順序で行います。 関連質問のある方は、1問ごとに、随時、挙手しての関連質問を許可します。 松浦議員の一般質問を許可いたします。 ◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。 ○議長(日高幸一君) 松浦議員。 ◆議員(松浦光宏君) おはようございます。マスクを取って発言させていただきます。 それでは、私から大きく4つの項目で質問させていただきます。 まず最初に、1番、ほんものセンターについてです。 今回、産業観光施設の指定管理者の指定についてで議案が出されておりますが、今後どのように考えているのかお伺いいたします。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) おはようございます。それでは、順次、お答えしていきたいと思います。 まずは松浦議員から、ほんものセンターについてということですけれども、今後の運営方法についてお答えいたします。 今回議案でもお願いしています指定管理者の指定の中でも、ほんものセンターの指定管理者につきましては、引き続き商工振興会にお願いすることで提案させていただいているところでございます。ただ指定管理期間につきましては、今まで5年でありましたが、今回、あえて令和3年度1年間に限定させていただいたところであります。このことは、提案理由の中でも説明させていただきましたように、町内商店街との共存共栄による商工業をはじめ、農業の振興に貢献していただき高い施設機能を発揮いただいている一方で、売上げが3億円を切っているにもかかわらず、新たな取組が見られないこともあって、今回1年間に期限を限ってお願いしようとしているものでございます。 そのようなことから、私どもとすれば、ぜひ、新たな事業を取り入れながら誘客に取り組んでいただきたいという思いであります。 1年後にはまた、指定管理の手続きをすることになりますが、例年どおりではなく、その状況を見極めながら新たな取組など、さらなる施設の有効活用を図っていただきたいと考えるところでございます。 以上でございます。 ◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。 ○議長(日高幸一君) 松浦議員。 ◆議員(松浦光宏君) 今の指定管理、選定期間1年にした理由として、売上げが3億円を切っている、新たな取組がないということでありましたが、新たな取組はされていると思うんですよね。今、店長以下一丸となって頑張っていらっしゃると思います。 そんな中で、これは選定委員会にかけられている内容でありますけれども、選定委員会で何も意見が出なかったのでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 選定委員会ですけれども、私は選定委員の中には入っておりません。先日、全員協議会の中でもご説明しましたとおり、役場の代表者として1名、議会の代表者として1名、町民の代表者として2名、そして町内の事業者から1名と、この5人の方にこの選定委員という形でやっていただきました。その中でいろいろコメントを頂いております。 ほんものセンターに関してですけれども、今まで商工振興会の理事会では、積極的な改革が見られないというコメントがございました。今回、初めて、トイレの改修をしたいという提案が出されました。商工振興会の理事会の理事と出荷されている方との接点が少ないというコメントもございました。今回、初めて、1年という期限を切ってもらうというのは、町民に考えてもらう1年間としたいというコメントがございました。選定されて当たり前という意識を変えてもらいたい、ほかの事業者にも参加を考えてもらう必要がある。来年度は5年契約を前提とした公募がよろしい。今回、1年というのは異例である。ただ、従前どおりという考えに渇を入れてもらう意味ではよいのではないか。過去には3億9,000万円の売上げがあった実績があります。現在、手数料として農産物に対しては10%、加工費に対しては20%というものが決まっている。あと特徴ですけれども、綾町地元産に限定している。現在、過去の売上げの基金から4,000万円以上基金が残っている。スイカが大きいままに出されている、これをカットしたら、もっと買いやすいのじゃないかということで、この選定委員会のほうからでは、結論として、1年間ではあるが、商工振興会がほんものセンターの指定管理者となることに関しては異議はありませんということが、選定委員会の結果として出ております。 以上でございます。 ◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。 ○議長(日高幸一君) 松浦議員。 ◆議員(松浦光宏君) 3年という意見は出なかったんでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 出ておりません。 ◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。
    ○議長(日高幸一君) 松浦議員。 ◆議員(松浦光宏君) 私が聞いた話ですと、3年という意見が出ているということだったんですけれども、町長のお耳には入っていないことかと思います。再度、本会議の中でも聞いたんですけれども、まず、施設はどこのものか、利益はどこのものかお伺いいたします。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 施設は町の施設です。これに対して、経営に関しては商工振興会のほうにやっていただいていますので、商工振興会に当たります。 ◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。 ○議長(日高幸一君) 松浦議員。 ◆議員(松浦光宏君) 全員協議会の中で同僚議員の指定管理を1年にする理由について書面で渡していないとのことでしたが、再度、お伺いいたします。本当でしょうか。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 一切、渡しておりません。 ◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。 ○議長(日高幸一君) 松浦議員。 ◆議員(松浦光宏君) 綾手づくりほんものセンター指定管理者募集についてということで書面を渡されている中に、今回の委託期間は、町が新たな組織設立を検討していること等から1年とさせていただきますと文書の内容の中にあります。この中に出てくる町が新たな組織設立を検討しているとの、この町が新たな組織設立とはどういった内容でしょうか。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) もうご存じのとおり、現在、総務省の地域創生アドバイザーの方に入ってもらって、新たなまちづくりに関して検討してもらっています。これは今年度から3年間にかけて。その中で、観光協会等も含めて新たな組織をつくって、町の活性化を図っていく必要があるんじゃないかということで考えておりますし、そういうところ等も、今後、町の事業に関して入ってくるということで、その等の意味は、もちろんそこだけじゃなくて現在の商工会もそうですし、いろんな町の事業者もそうです。みんなで考えていく必要があるかなというふうに思っております。 以上です。 ◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。 ○議長(日高幸一君) 松浦議員。 ◆議員(松浦光宏君) 町長の回答の中で矛盾していらっしゃることがあると思うんですけれども。先ほど指定管理を1年にする理由として書面で渡していないとのことなんですけれども、これ書面で渡されている募集についてということなんですね。この中ではっきりと、町が新たな組織設立を検討していること等から、1年間とさせていただきますとうたわれております。また、このような内容で送られるということでありますから、恐らく指定管理者のほうとしては、また町が、あそこを経営するために新たな組織をつくっているものだろうというふうに考えると思いますけれども、この書面は町長は目を通されていない書面でしょうか、お伺いいたします。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) それは何ですかね。説明会のときに皆さんに配られたものですか。(「違います」と呼ぶ者あり)どのときの書面ですか。 ◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。 ○議長(日高幸一君) 松浦議員。 ◆議員(松浦光宏君) これは商工会のほうに指定管理者の募集について出されている書類です。綾町商工振興会、理事長、松浦正明様宛で綾町長、籾田学で出されております。その書類です。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 9月25日に起案してありまして、私も決裁しておりますけれども、10月1日付で、今回、公募によらずに商工振興会に1年間お願いしようということで、そのために私名から商工振興会の理事長、松浦正明氏に対して指定管理者の募集ということで出しております。 以上です。 ◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。 ○議長(日高幸一君) 松浦議員。 ◆議員(松浦光宏君) ご存じなかったようなんですけど、その中で、町長、さきの全員協議会の中で1年の理由として、また、今日も先ほどの説明の中でまずは改革がないということで、自分たちがとって当たり前という考えではなく、もっと積極的にかかわってほしかった、もっとしっかり考えていただきたい、努力が足りない、競争性を持っていかないといけないとおっしゃいました。町長が商工振興会の顧問でもありますが、そういったことを理事会の中でおっしゃられたことはあるのかお伺いいたします。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 商工振興会の会議というのがそんなに頻繁にあるわけじゃないので、私、そこで発言したことはございません。ただ、今回、ほんものセンターを今後もやっていただくということで、これは、今回、松浦議員から質問いただいて非常によかったなと。これは松浦議員だけじゃなくて議員全員、我々もそうです、そして町民全員で考えるいい機会じゃないかなというふうに思っています。 ご存じのとおり、ほんものセンターというのは、綾の顔です、綾の看板です。ですから、まちづくりをこれからしていく中で、ほんものセンターは非常に重要な位置づけにあるというふうに考えています。 そもそもこれが始まったのは、前の郷田元町長の時代から、私はちょっと昔なのであんまり記憶が定かじゃないんですけれども、青空市場から始まっていって、1坪菜園、そしてそこから始まっていっていると。これは平成の最初の頃からです。もう30年近くほんものセンターってやっているんですね。この間ずっと商工会、商工振興会、両方で運営されてきていると。1990年代ですよ。その頃、日本はもう、それこそアメリカよりももっと上じゃないかなと、ジャパン・イズ・ナンバーワンと言われた時代で最も景気のよいときでした。東京の千代田区を売ればカナダが買えると、東京都と神奈川県を売れば世界が買えると、そのぐらい羽ぶりのよかった頃です。その頃から始まりました。それから30年たっています。指定管理制度が始まって15年たっています。この間ずっとほんものセンターというのは、商工会、商工振興会がやってきたと。その経緯を見ていて、もう30年間やってきているんですね。今回、ちょうど5年、5年ぶりといいますか、5年ごとに指定管理というのを見直すことになっています。前回が2015年、その前2010年、そういう形で5年ごとになっています。じゃあ、これからまた今後5年間、商工会、商工振興会に任せるか。となると、やはり過去の経緯を見ないといけないと思うんです。これまでの5年間どういうことをやってきたのか、その前の5年とあわせて10年間、どういうことやってきたのか。その間に町に対してどのくらい貢献度があるのか。ほんものセンターを通じて、農家の方というのは、自分のところで生産した物、あるいは加工した物というのを出しています。一律10%、加工品に対しては20%というやり方をやってきています。これから先、綾町のまちづくりをしていく中で、核となってやっていかなきゃいけない。 私も、今日の朝、自転車で役場に来ましたけれども、ちょうど郵便局の前から役場のほうに来たんですけど、その間に小田時計屋さんがありますよね。シャッターが閉まっています。左手のほうでは、おの屋があって、衣料のこまつがあります。それから右手のほうに行くと、増田畳店があります。綾ストアーを過ぎて小岩屋酒店、たばこのたけした、綾のバスセンターの隣は空き地があります。昔は、そこでお肉を売っていました。ずっと見ていたときにシャッターが並んでいるんですよね。この後の松浦議員の質問にも関係しますけれども、ふれあい館、こちらのほうも商工会のほうにお願いしている。その挟まれたところがシャッターで、町の中心部なんですよ、活性化が見られないんですよ。今までと同じようにまた5年間商工振興会に頼むと、それで本当によくなるでしょうか。今こそ全員で考えないといけないんですよ。役場だけじゃない、松浦議員だけじゃない、議員全員、町民全員で考えて、まちづくりを考えないといけない。その中でほんものセンターは中心にあります。ほんものセンターがリードしていって、周辺の商店街、そして町の中心部の活性化をしていかなきゃいけない。これをこれまでと同じようにまた3年間、あるいは5年間、従来どおりに、従前どおりにやってほしいと。さっきの選定委員会の中のコメントでもありました。受けて当たり前、そういう感覚だけは考え直してもらいたいというのが私の気持ちです。 そこで、今回1年間としたのは、いろいろ考えた結果、やはり役場だけじゃない、もう議員だけじゃない、町民全員で、商工会も含めて、みんな全員で考えていかないといけないんじゃないかなというふうに思っています。そのための考える期間、この1年間だけ。ですから、今後どうするかということを1年間みんなで考えようということで、商工振興会、これまで5年間管理をしていましたけど、1年延ばしてもう1年やってもらおうと。その間にどんな新しい提案が出てくるか。 昨日、商工会の松浦会長と宮原事務局長に話を聞きました。今、松浦議員が言われたように、「3年間やらせてもらえないだろうか」ということを言われました。「何をやるんですか」。「トイレを改修します。2階に階段つけます」。「いや、それは商工会がやることじゃないんです。町がやることです。もっとそうじゃなくて町民のために、農家のために、生産者のために役立つ、そういうソフトな面の提案をしていただきたい」とそういいましたら、宮原事務局長、実はいろいろ考えていらっしゃるんですよね。2階にある観光案内所とほんものセンターの2階をリンクしてやってみたいんだけれども、そういうアイデアもある。小岩屋酒店のところ、あと昔の薬局のところですかね、ここのところも空き家がある、その向かいのバスセンターの駐車場も使われていないと、こういうのも考えたいと。あとふれあい館。ふれあい館のほうはもともとはチャレンジショップで始まったんですよね。こういうアイデアは持っているんですよ。ただそのアクション、行動が足りない。そういうことで、これから1年間みんなで考えて。宮原事務局長にお願いしました。ちょっと1年間頑張ってください。いろんなことをチャレンジしていってください。お金じゃなくて知恵を出しましょう。ハード面の整備はもう町のほうで考えます。ソフト面、そこに対する生産者、生産部会、加工部会の方、また、ここに来られる町民の方、町外の方、そういう人たちにもっともっと来てもらって、その核となるような、そういうふうな施設に変えていただきたい。それを1年間見させてくださいと。それで、どうしても商工会、商工振興会で変らないようであれば、来年度本当にこれは変えていかなきゃならないというふうに考えています。 この質問というのは非常に私、タイムリーだったなというふうに思っていますので、町民全員で考えていって、こんなこともできるんじゃないかという意見を出してもらえば、きっとここにたくさんの方が来られるんですよ。ほんものセンターだけじゃなくして、町の、これからのまちづくりの核となるのがこの綾町ほんものセンターですので、そういう意味で今回、今後1年間商工振興会にやってもらって、その間にいろんな提案、活動を開始してもらいたいなというふうに考えております。 以上です。 ◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。 ○議長(日高幸一君) 松浦議員。 ◆議員(松浦光宏君) 長い回答なんですけれども、1つ、今のハード面のことで、トイレの改修事業のことに関して町がやることだって今おっしゃられたんですけれども、それは、全員協議会の中で、同僚議員からの固定資産、どこが持つのかという質問に対して、商工振興会がやると商工振興会が固定資産を持つようなことになるからということと、もちろん持ち物は町のものでありますし、今のほんものセンターに関しましては、家賃、賃料も払っております。13万8,000円、毎月。それであれば、改修をされるのは町がするのが筋だと思います。 町長、今回、そういうことでトイレの改修工事がでてきたと解釈されていると思いますけれども、もっと前からほんものセンターのトイレ壊れております。改修に係る見積もり等とかも町のほうに出されていると思いますけれども、それでも町がやらないから商工振興会のほうでやるという提案をされてきたのではないでしょうか。見積もりは見られたことがあるでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 申し訳ないです。私はその見積もりのほうは見ておりません。ただ、今回、説明会のときに1年間ということで説明いたしました。1年間運営してもらいたいと。それに対して、2年目分の提案としてそういうふうに上がってきたんですけれども、そもそもこういう指定管理者の選定というのは5年ごとにやるんですけど、従来、綾町では随時契約といいますか、商工振興会にやらせるというふうなことが慣習として行われてきました。2015年も、2010年もその前も、もうそこにありきということで。そういうことじゃなくして、これからは本当にしっかりとした考えを持っている人が、ところがやったほうが私はいいと思うんです。ハード面のことに関しては、これは町の資産です。ほんものセンターですから、あそこを整備するのは経営を委託している商工振興会じゃなくて、町の方でやらないといけない。そこの方はしっかり考えていきます。むしろそうじゃなくして、経営面で本当にほんものセンターが町民のために役に立っているのかということを提案してほしかったんです。多分、この提案するというのは、今までそういうふうなやり方じゃなかったから、あまり慣れていないんじゃないかな。本来であれば、提案説明書の仕様書をしっかり見て、それに対してちゃんと答えていくというのが筋なんですよ。ところが、トイレをつくります、階段をつくります、そういうこと。それも1年なのに2年目、そういう提案。ちゃんと内容を読んでそれに対して答える、そういうことも必要じゃないかな。 今回、初めてそういうことで提案してくださいということで出しましたけれども、それに対する答え方というのも決して満足いくものではなかったかと思います。ただ、今回初めてなんで仕方ないのかなと。ですから、1年間やっていただいて、その間に町民に対してほんものセンター、商工振興会がやってこれがやはりいいと町民に納得させられるような、そういうふうな活動をしてもらいたいなというふうに思っております。 以上です。 ◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。 ○議長(日高幸一君) 松浦議員。 ◆議員(松浦光宏君) 町長がおっしゃられるように、内容を読んで答える、見て判断するということはとても大事なことだと思います。それを踏まえて、町長は、30年やっている、長いからということなんですけれども、また、売上げが落ちているとおっしゃられております。採算、ずっとそれをおっしゃられております。ほんものセンターの売上額累計、見られたことあるんでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 全てつぶさに見ているわけではございませんけれども、過去、ほんものセンターは、最高で3億9,000万円の売上げを上げたと。昨年度、3億円弱、1億円ほど下がってきている。今年はコロナの関係でなぜか売上げが3億円に行きそうだという状況を知っています。ですから、経営の状況は、今現在、そういう状況にあるということは把握しております。 ◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。 ○議長(日高幸一君) 松浦議員。 ◆議員(松浦光宏君) 把握されているにしては、今ずっとおっしゃられていますけど、売上げが下がっている。売上額累計、令和元年度の10月で1億6,447万8,100円、令和2年度の10月、同じ月です。1億8,898万2,976円、上がっているんですね。町長は、なぜかコロナの関係で売上げが上がったとおっしゃっておりますけれども、コロナの関係では売上げ下がっております、どこも。増えたのは、それはほんものセンターの経営されている方、また生産者の方、加工部会の方、みんなの努力があって今延びていらっしゃいます。全員協議会の中でも指摘しましたけれども、売上げが下がっている原因というのを町長は把握されているんでしょうか。ほんものセンターができた当初というのは、同じような施設は周りに1軒もありませんでした。ほんものセンターが道の駅の発端であります。そんな中で人が集まって、集まった生産者の方も若く、その頃には多くの物がほんものセンターに出されていたんで、物があるから売上げが上がっておりました。今の一番の売上げが下がっている原因というのは、近くにも同じような施設がたくさんできている。また、夏場は特に野菜類、農産物、物がそろわないんですよ。そんな中で皆さん努力をしながら農家の方につくってもらったり、頭を下げて出していただいたり、そういう努力をしながら今のこういう結果を出しているわけですね。じゃあ、ソフト面の改革と申されますけれども、これからそういう状況で売上げを伸ばすとなると農作物を増やすしかありません。町外の物でも入れるしかなくなってきますけれども、町長は町外の物を入れることにも納得されるということなんでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) かなり特化したご質問かと思います。今ほんものセンターの経営に対して採算がとれているかどうかという議論をしているんじゃなくて、今後、ほんものセンターをどうやって行こうかと。私の捉え方はまちづくりの中心、核の一つとしてほんものセンターを捉えているということです。つぶさなこういう経営に関しては、これは商工振興会、商工会のほうで担当されていますから、そこでしっかり分析してください。どのように今後ほんものセンターを持っていくか、最後にご質問されましたけれども、町外の物を入れるか入れないか、これはその経営者の判断によりますし、これはみんなで考えないといけないこと、そうすることによって、メリット、デメリットがあると思います。簡単に判断できるものじゃないんですよ。ですから、今後、ほんものセンターが町の中心として本当に町民にとって、ほんものセンターだけじゃないです。生産部会、加工部会、そこに商品を出して、それで生計を立てていらっしゃる方もいらっしゃいます。それに対して町民も買いに来る、町外かも来る。現状で甘んじるんじゃなくして、もっとこれが中心なんですよ、もっともっと活性化させる。3億円で満足するとかいうことじゃなくて、もっともっとここが綾町の魅力を発信する中心となってもらいたい。そのための提案を考えてもらいたいですし、町民にとっても本当に10%、20%の手数料でこのままずっと行っていいんでしょうか。そういうところも、売上げだけじゃないです。町民に対していかに還元するか。これ町の施設なんで。そのところをしっかり考えていただきたいと思います。単に、ほんものセンターがもうかっている、もうけている、もうかっているじゃない、現状に甘んじていないかどうか。過去5年間、10年間遡って、もう30年間やってきたんですよ。新たな取組というものを積極的に考えていく時期ではないかというふうに考えております。そのためには時間が必要だということで今回、1年間は引き続き商工振興会でやっていただいて、商工振興会が引き続き継続していくのが望ましいというふうに誰もが考えていく、町民が考えるんであればそれでいいと思います。そうじゃなくて、おい、ちょっともう見直したほうがいいんじゃないかという意見が出てきたら、来年、そこで検討するのがいいんじゃないかなというふうに考えます。 以上です。 ◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。 ○議長(日高幸一君) 松浦議員。 ◆議員(松浦光宏君) 何度も町長は……。内容というか、僕の質問内容がちょっと違うようなことをおっしゃられていますけど、僕は町長が答えられたことに対して質問しているだけです。売上げが下がっていると言ったのも町長の回答の中に出てきているから、売上げは下がっていませんということをお答えいたしました。それに今、手数料の問題も出ましたけれども、近隣の同じような施設からすると綾の手数料は安いです。そんな中、頑張ってこられているのも指定管理者となっている商工振興会、役員の方は報酬もらっておりません。そんな中で、基金のほうが、お金がたまっているということもおっしゃいました。これ給料としてもしもらっていたら、そんなお金はたまりますでしょうか。さらにいえば、そのお金はなぜためているのか。万が一、ほんものセンターが赤字になったときにそういったお金で補填をするため、また、ちょっとした改修とかそういったことをするため。改修作業に関しましても町のほうでやるのが当然だとおっしゃいましたけれども、町のほうでそれをやる予算があるんでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) ご質問いただきましたけれども、ほんものセンターを商工振興会が運営していく、そこはいわば企業努力ですよね。どういうふうにやっていくかということは。それはそれぞれ経営者が真剣に考えないといけないと思います。給与に関してもどこでもそうです。たくさん出したら、売上げが減るというか、その分の人件費等にかかっていくわけですよね。そこはどこでもやはり、一生懸命苦労されております。 実際に、全く理事の方というのはお金を頂いていないということなんですけれども、内容を見ていきますと、事務経費として650万円、これが商工振興会入っていますよね。そういうところでもしっかり費用というのは商工会のほうに還元されております。ですから、全くその分が、収入分が商工会の、商工振興会のほうに入っていないというわけではないと。私は、そういう小さなことを細かく言うつもりはございませんけれども、本当にほんものセンターの在り方ということを考えて、これが本当に町民のためになっているのかいないのかということを判断してやらないといけないんじゃないかなというふうに考えております。 以上です。 ◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。 ○議長(日高幸一君) 松浦議員。 ◆議員(松浦光宏君) 商工会のほうに入っているということなんですけれども、商工会のほうは町からの補助金を、近隣の商工会に比べると、少ない額で経営されております。その理由として、商工振興会としてほんものセンターをやるから、ここがあるから補助金を少なくされているという経緯があります。ご存じでしょうか。多分、ご存じないと思います。 それと新たな事業をやられていないということなんですけれども、今ほんものセンターの前の出展とかもやられております。出展料として、1か所当たり2,000円取られて。それは新たな事業じゃないんでしょうか。どこまでが新たな事業かというのがちょっと分かりにくいところもあるんですけれども。 先ほどから、そして空き店舗のことを言われていますけれども、その空き店舗はなぜ空き店舗になったかということまではご存じなんでしょうか。また、その空き店舗をどこかが入りたいといってお貸しになる、例えば、もうそこを借りてでもやれるぐらいの家賃で、そこをお貸しになる、そこの持ち主の方がそういう意思があるんでしょうか。そこまでお調べになっておっしゃられているのかお伺いいたします。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) よその、例えば、国富町のわちどんが村ですかね、そういうところもありますし、競争相手がたくさん多くなっていく中で頑張っていってもらっているというのは感じています。でも、100%といいますか、まだまだ伸びる余地はあるんじゃないかなというふうにも考えておりますので、本当に最もいい提案というのは、現状に甘んじるんじゃなくて、まだまだあるんじゃないかなと。 この後の質問でふれあい館とかのことも質問されていますけれども、本当に商工振興会のほうに任せてよかったなと誰もが認めるような営業をやっていただければいいわけで、そこのところをしっかり考えてやってもらいたいなと思います。 あと空き店舗に関してなんですけど、一応、これは個人の持っているところと。ただ商工会として、商工振興会として、綾町の商工業を発展させる意味では、ほんものセンターがあって、こっちにふれあい館があって、その間で人が往来すると。人が往来すれば、そこにあるお店とかいうのはいっぱい、何といいますか、シャッターが閉まっていなくて、お客さんが入っていくんですよ。そういうふうな役目を商工会というのは持っているんじゃないかなと。ですから、そこだけ単体で見るんじゃなくて、まちづくりの中の一つとして重要ですよということで、そのことを考えて、その期待に応えられるような活動というものをやっていただきたいなというふうに思います。 ◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。 ○議長(日高幸一君) 松浦議員。 ◆議員(松浦光宏君) 今町長がおっしゃられているようなことは、商工会としても努力してからやっております。ただそんな中で、それがなかなか実現できないという状況があるんです。今、町長、「頑張っていることは感じている」とおっしゃられました。僕が言いたいのは、町長、最初のときに「努力が足りない」と言われました。努力は皆さんされております。役員の方たちも一生懸命やっております。そんな中でこの売上げをずっと保っております。さらに、「町外の物を販売することにもしっかりと検討していく、そういうのを考えていく」とおっしゃられました。町外の物を取り扱ったら、ほんものセンターじゃなくなります。今ほんものセンターに買い物に来られているお客様は、綾の農産物が欲しいからここまで来られております。朝早くから来られて、買いに来られて、この綾の、この場所まで買い物に来られています。綾というブランドを、そういうプライドをなくした時点でほかの施設と一緒になってしまったら、似たような施設にお客さんが流れていきます。目先の利益を考えて経営されると、後々潰しかねない内容にもなりますけれども、そこはお考えでしょうか。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 私は、町外産の物を入れるということは考えているとはコメントしておりません。そのメリット、デメリットをこれから考える必要がありますというふうにコメントしました。実際に、国富町のほうでは町外の物を入れていらっしゃいますよね、それがあそこの方針でしょう。綾のほんものセンターというのは今まで純粋を守ってきています。これが売りです。私、当然知っています。その中で綾ブランドというのをしっかり守ってきていると、有機農業のまち、自然生態系農業のまちということで、そこが出されているから、皆さん遠くから足を運んで来ていただいているというのを知っています。それで今の状況にあると。でも、もっとこれを改善、今のままで甘んじるんじゃなくてもっと改善していく方法というのを探っていかないといけないんじゃないか。努力しています、努力していますという言葉はよく聞きます。でも、やはり、これは本人が、本人といいますか、商工振興会側が言うんじゃなくて、町民が「努力しているよね」と言ってもらえて本当に認めてもらえることじゃないでしょうか。 先ほどの選定委員会のコメント、言いましたけれども、実際に5人の委員の方からそういうふうに言われているんです。そこのところを十分考えて、これからの運営ということを言ってもらえれば、当事者じゃなくて第三者のほうの意見としてこれは素直に受け入れる必要があるんじゃないかなというふうに思います。 ◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。 ○議長(日高幸一君) 松浦議員。 ◆議員(松浦光宏君) 選定委員会のコメントの中では3年という意見も出ております。それも取り入れるべきではないんでしょうか、今の理論で行きましたら。 ちなみに、国富町のわちどんが村は、JA宮崎中央のほうが経営しております。そこにJA宮崎中央の物であれば、いろんな物が集まってきます。だからこそ、綾町が同じようなことをやってしまったら、そこに、皆さん、お客さん行ってしまうんです。だから、ほんものセンターの経営の大きな概念としては、綾の物を売るということを概念において頑張られております。そうした信念もあった上でやられているからこそ今があるんです。それもしっかりと頭に入れていただいて、発言をしていただきたいなと思っております。 それと、指定管理者のことでほんものセンター、今赤字が出ている企業じゃないんです。黒字です。それを1年だ何だという話をされておりますけれども、そしたらほかの指定管理をされている施設、じゃあ、今までは活性化協会、町が運営されておりました。綾川荘、てるはの森の宿、そういったところの施設、赤字が出ております。ほんものセンターに関しましては、役員報酬を取らずにそういったお金をためて、赤字のときに補填できるような体制をとっております。ましてや家賃も払っております。今まで活性化協会のほうが指定管理されていた綾川荘、てるはの森の宿、それに関しましては家賃も取っていませんが、委託料はかなり入れております。そんな中で活性化協会の役員の方、何か責任を取られたんでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) ご質問の中で、ほんものセンターと活性化協会の宿泊3施設を比較して言われましたけれども、30年前にスタートしてから今日に至るまでいろんな状況があります。その中で、宿泊部門の営業と、あとはこういう飲食物、食べ物とかを扱っているところというので、やっぱり変わってきていると思うんです。今回、ほんものセンターもそうですけれども、活性化協会の宿泊3施設、そうじゃない宿泊以外の4施設、そして、このほんものセンター、大きくこの3つ、産業観光関係では指定管理業者を選んだんですけれども、それぞれ状況が異なります。ほんものセンターというのは、年間3億円もの売上を上げている。宿泊3施設に関しては、先日全員協議会でも申し上げましたけれども、今年度は7,300万円の経営上の赤字、あと1年間平均の維持管理費とで5,700万円、1億3,000万円近くの赤字を出すんです。そういう中で、新しく指定管理者というのを選ばないといけないと。状況として全然違います。本当に宿泊3施設のところ、応募者が来てくれるかどうかというのは、もう最後の最後まで心配していたんですけれども、そんな中で出してくれるところがあったと。 片やほんものセンターというのは、年間3億円、もう毎日にぎわっています。町内、町外からたくさんの方が来られています。だから、満足するというんじゃないんです。もっとここが綾町をリードしていって引っ張っていってもらいたいと。今プラスだからいいだろうと、文句ないだろうということじゃないと思うんです。 それぞれ役割があります。ほんものセンターが中心になって、綾町の商工業を盛り上げていく。そのためのアイデアを、ほんものセンターだけに限るんじゃなくて、もっとこれを町内全体、町内の商工業に対して展開していく、そういう使命が商工会にはあるんじゃないですか。私はそう思いまして、本当にほんものセンターを3億円じゃなくて、もっと頑張っていただきたい。頑張るだけのまだ伸びしろはあるというふうに思っています。今もうかっているから何も文句ないだろうということじゃなくて、まだまだできると思うんで、ほかのところともうまくリンクさせていって、相乗効果を上げていただきたいなというふうに思います。 以上です。 ◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。 ○議長(日高幸一君) 松浦議員。 ◆議員(松浦光宏君) 再三言っていますけれども、毎日にぎわっているからいいだろうじゃないんです。毎日にぎわっているのは、それが努力の結果なんです。何もしなければ人は来ません。今プラスだからいいだろう、そんな考え方は誰も持っておりません。 町長がこういった場でそういった発言をすると、そういったふうに取られがちなんです、皆さんに。何もしなくても、あそこは人が来るから儲かっている。今プラスだからいいだろうとか、そういった発言を町長がここでされると、皆さん、そういった意識で経営されていると思われがちなんですけれども、本当にほんものセンター、小笠原店長をはじめ、生産部会、加工部会、商工振興会の役員の皆さん、必死で物を集められて経営されています。努力もされています。まずは、そこを評価されてから、そういった提案をされるのが筋なんじゃないでしょうか。私はそのように思います。 片や、関係ないとおっしゃられますけれども、活性化協会、今まで経営されてきました。そういった中でも赤字となっています。職種は違いますけれども、片や経営努力が足りないから指定管理を今回1年だ。片や5年、しっかり見ていくことで指定管理をされるんであれば、1年というんではなくて、また、そして、今回提案もされてきたわけです。それがトイレの改修だったりとかハード面でありますから、なかなか町としてうんと言えない部分はあるかもしれませんけれども、やり方によっては、商工振興会のほうが提案されているんであれば、町のほうにそのお金を寄附していただいて、町として、改修作業、またトイレの新しい設置をやれば、固定資産に関しましても町が持つことがなりますから何の問題もありません。 そういったところをしっかりと、ただ誰かから聞いたからこういったふうに言うとかではなく、町長がご自分の目で見られて、そして、しっかりとそこの中の方々と話をされて、その上でいろんな判断をしていただきたいなと思っております。でないと間違った方向に進みかねないということもありますので、その点はよろしくお願いいたします。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 松浦議員からご質問がありましたんで、それに対して、私は回答を、私の意見を述べたとこです。 先ほどの私の説明の中で、実はこれは私の意見じゃなくて、選定委員会の中で選定委員が言われた発言なんです。繰り返しますけれども、選定されて当たり前という意識を変えると。商工振興会のほうでは積極的な改革というのはなされていないというふうに捉えていらっしゃるんです、選考委員の方が。この間の全員協議会の中で、この委員の方、5名のお名前お教えしました。その方から出てきている意見です。私の意見じゃないです。そういうふうに、もっと生産者部会、加工部会の方もそうですし、町民の意見も取り入れて、もっと改善されるところはあるんじゃないかと。従前どおりという考えに喝を入れてもらいたいという意見もそこから出されています。 ほんものセンターの運営を指定管理者として商工振興会のほうにお願いしますと言っております。もちろん管理するのは町側ですけれども、運営に関しては、商工振興会のほうに任せるよと、ちゃんとやってくれよという意味で出しているんです。もちろんすぐそばですし、私も足を運べば1分もかからず行けるところなんで、機会があれば行っていますけれども、本当に経営者がそういう意識を持って、もっと活性化させるという意気込みで、これから1年間やっていただきたいなというふうに思います。 以上です。 ◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。 ○議長(日高幸一君) 松浦議員。 ◆議員(松浦光宏君) 今、私の意見ではないとおっしゃいましたけれども、私の意見ではないからこそ、こういった場でそういったことを発言されるのはおやめになったほうがいいと思います。というのが、売上が落ちていない。選定委員の中で言われたことだとおっしゃられましたけれども、じゃあ選定委員の中に入っていらっしゃる方5名、僕はお名前お聞きしましたけれども、商工振興会の中に関わっていて、中身をご存じの方がそれを指摘されたんでしょうか。そうじゃないと思います。実際、売上実績調書がありますけれども、売上額累計、4月から10月までに関しましては、どの月も前年度を割っている月はございません。全て令和元年度に比べると令和2年度伸びております。コロナのこの時期でもです。それは、そういった努力があった結果だと思います。 町長、よく数字のことをおっしゃられるじゃないですか。数字はうそをつかないとおっしゃられております。実際、ここに数字が出ているんです。令和元年度に比べると令和2年度伸びているということがはっきりと示されております。 そういったものを、町長がご自分の目で見られて、そういった意見も頭に置きながら判断すべきだと思うんです。ましてや、この中で発言すること、町長がおっしゃることというのは、すごく重みがあるんです。ここで、そういった発言をされると、誰しもが、ああそういった経営をしているのか、そういった内容でやられているのかと思いがちです。誤解を解くためにも、僕はこういった質問をしているわけであって、町長が今質問の中でも、ころころと変わってきております。毎日にぎわっている、頑張っているということは感じている。それであれば、そういったことを念頭に置いて、そういったことを一番最初に述べられた上で、これからももっと伸ばしてほしい、頑張ってほしいという発言をされるのが本当なんじゃないでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) この議会の場で議員さんから質問を受けると、私はそれに対して、私の考えというのは述べるのは当然なことだというふうに思います。私の考え、意に沿わないことが町民に対して影響を与える。でも、それは、自分なりに判断したことです。 今、数字として、本年度は毎月、ほんものセンターのほうは昨年度に比べて伸びている。その分析はされましたか。そこなんです。どうして伸びてきているかということをしっかりと分析している。数字というのはうそはつきません。でも、その数字には、それなりのちゃんとした理由があるんです。その理由をはっきり考えて、これは小笠原店長のほうとも会うたびに話しているんですけれども、よそでは、例えば宮崎の大きなところではショッピングモールとか、そういうところでは落ちているんだけれども、綾町にたくさん来ていただいていると。やっぱり、これは、安心、安全、信頼できるもの、そしてまた、場所的にもいいのかもしれません。コロナの中で自粛しているところで、なかなか外出が禁止されていると。宮崎市内からたくさん来られていると。逆に、コロナというのが綾町に対してはフォローの風を吹かして、少なくともほんものセンターに関してはそういうところがあるんじゃないか。 じゃあ来年がこのとおり行くかどうかというのは分かりません。そういう一つ一つの分析をしていくことが必要だと思います。それを商工振興会のほうにしっかりやっていただいて、それで得た利益をしっかり町のほうに還元していただきたいということです。そうやって商工業、そして、農家の方、生産者の方に対して還元していってもらうということに努力していると言われます。確かに一生懸命頑張っていらっしゃいます。忙しそうに働いていらっしゃいます。でも、それをマネジメントする人、管理していく人、これどういう方向に持っていくか。そこのところが重要なんです。現場のほうでは一生懸命働いています。見ていても、本当に座っている人なんかいらっしゃいませんし、それも見ていますけれども、じゃあどういう方向で今後進めていくかということをしっかり考えて、これが町民に対して還元されていくということを、今後しっかり考えてもらいたいなと思います。 ◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。 ○議長(日高幸一君) 松浦議員。 ◆議員(松浦光宏君) 自分のほうが分析しているのかという質問に対して、僕のほうが分析しているのかと返されたようなんですけれども、町長、中身見て数字はうそをつかないとおっしゃいました。売上額累計として、令和元年度、2年度、全て僕は資料として持っております。全て見ております。その上で売上額もそうですし、売上額累計に関しましても、売上額増減額に関しましても、前年度の同じ月よりか、4月から10月まで上がってきております。そういったものは見られたことがあるんでしょうか。恐らく町長が最初に答弁されたような、あの回答をされるということは見られていないんじゃないかなと思いましたから、僕はそのようなふうな質問をしました。頑張っていらっしゃるということを、もちろん頑張っております。それで、町のほうに還元というのが、どういったもので還元をするかというのを、それは、企業努力として、今一生懸命、コロナのこの時期でも、なかなか人は寄りつきません。そんな中でも何とか人を集めようと努力もされております。その結果が数字として出てきております。これが分析した結果になります。町長はそういったものを見られたことがあるんでしょうか。「私は小笠原店長と話しております」と言われておりますけれども、皆さん話しておられると思うんです。 何といいますか、この時期、どの企業もボーナスとかも下がっております。ほんものセンターに関しましては売上も上がっているということもありまして、ボーナス上がっております、職員の方。また、それで一生懸命頑張ろうということにもつながると思います。そういった努力はされているんです、知らないところで。そういったことをご存じの上でそういった発言をされているのかというのをお伺いしておりますので、お答えいただきたいと思います。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 現場のほうは頑張っています。それは本当に認めます。いつ行っても皆さん忙しそうにやられています。 私が言っているのは、ほんものセンターを今後どうやって運営していくかということなんです。今の状況で、優良可ってあったときに、良だからいいだろうと。やっぱりもっと上があるんです。改善点はいっぱいあります。そういうことを含めて、やっぱり反省しなくて今のままでよしと。また、5年間同じように任せてよしということは、決断としては拙速過ぎるんじゃないかなというふうに思います。しっかり今の状況を見て、選定委員会の方でもそういうふうな考え方を持っていらっしゃいますし、それに対して十分応えられるような運営をこれからしていかないといけないんじゃないかなというふうに思います。 ◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。 ○議長(日高幸一君) 松浦議員。 ◆議員(松浦光宏君) どうやって運営していくのかとおっしゃるんですけれども、指定管理期間1年でどうやってその結果を出すんでしょうか。そうやって、そのような感じでどうやって運営していくのか。今後、どのように町に関わって還元していくのか、そこはしっかりと町長と商工振興会のほうと話し合っていただければと思います。 そんな中で1年という期限を与えられて、果たして何ができるでしょうか。せめて、そういった改革をしていただきたいと思うんであれば、僕は最低今までの5年、そのまんまじゃなくてもいいと思います。町長がおっしゃるように、競争心を仰ぐ、もっと上を目指していただきたい、それも十分理解できます。 それであれば、1年では何もできない。また、商工会の計画も令和4年度まで出されてきております。それを踏まえて、自分は3年にするのが妥当な線だと思います。この場で結論というのはなかなか出ないでしょうから、まだ本会議最終日までに時間がありますんで、しっかり1年にするのか、3年にするのかというのは、もう一度検討していただきたいと思います。 以上で1問目の質問を終わります。 2番目に移ります。観光協会についてです。 今後の構想について、今の進捗状況をお伺いいたします。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 最後にほんものセンターへのコメントを頂きました。それに対して1年じゃ何もできないということでしたけど、私はできると思います。ソフト面だったらすぐに明日からできます。ハード面で改善とかというのは、それは時間かかると思いますけれども、実際に方針というのは、そのときにできると思いますので、1年に十分成果というのは示せると思いますので、3年ないとできないということは決してないと思います。むしろ経営する側としては、そこのソフト面でしっかり考えていただきたいなと思います。 2つ目の質問、観光協会についてですけれども、観光協会を含めた観光まちづくり専門家招へい事業につきましては、ただ単に、観光協会をどうするかだけじゃなくして、綾町の将来を見据えた町づくり、エコパークを生かした将来の町づくりを推進するために、観光協会の組織体制の構築など、観光を取り入れた持続可能な地域づくりに向けて協議・検討するため、今年度から3か年かけて今現在実施しております。 事業に着手する前に、新型コロナウイルスといった予期しない状況が発生しましたので、観光の在り方も大きく変わらざるを得ない状況にある中で、アドバイザーにお願いしているわけですけれども、今後、感染症の影響で規制されながらですが、今後進めてまいりたいなと思っています。 綾町の現状を幅広く把握していただくために、各種組織、団体からのヒアリングを一通り終え、その結果を基に、財政・人口推移・稼ぐ力・特化係数など現状を分析した上で、今後、綾町のあるべき姿について、皆さんの意見をお伺いしたところでございます。 新型コロナウイルス感染症の影響で若干遅れ気味でありますが、早い段階でこの観光協会の方向性というのを見いだしていきたいなと思います。 いま一度、これからを見据えた照葉樹林都市としての再構築ではなかろうかと考えておりますし、もう一度原点に立ち返って、綾町の魅力を発信しながら、どのような活動につなげていけるのか、そのために、どのような組織がよいのか、今後、しっかりと将来を見据えた中で、十分検討してまいりたいというふうに考えております。 以上です。 ◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。 ○議長(日高幸一君) 松浦議員。 ◆議員(松浦光宏君) まず最初に、先ほどのことに関して、1年でできるということなんですけれども、ソフト面というのは、もう結果が出ているんです。令和元年度に比べると令和2年度売上伸ばしております。1年で、本当にソフト面で結果が出せると言われておりますけれども、売上は伸ばしてきております。そういったソフト面での努力を判断した上で、3年のほうがいいんじゃないかって思っております。 また、町長、先ほどからずっと、もっと町づくりに対してできるんじゃないかというのは、商工振興会に求めておりますけれども、商工振興会に頼まれている指定管理というのはほんものセンターであります。町づくりじゃありません。町をつくられるのは、そこを構想されるのは町長ご自身だと思いますので、そこはしっかりと理念に置かれて、町長自身でいろんな提案をされていってほしいと思います。 次に、観光協会のほうの今後の構想の進捗状況なんですけれども、今の町長の回答によりますと、あまり進捗していないように感じますけれども、ここ1年間あった中で、実際そのアドバイザーからはどういった指摘を受けて、今後どこまで新たな組織づくり、観光協会をやっていこうと思われているのか。 また、その中でどういった人員配置で、いえば、今、町長がそれこそまさしくおっしゃられている町づくりに関して、商店街の活性化に関して、そういった形でどのような感じでJA、商工会とかとも絡みながらやるのか。それとも、新たな組織として、町外から人を招き入れてやるのか、その構想をお伺いいたします。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) ただいまの質問ですけれども、今年度からスタートして、3年間ということで、総務省の地域創生アドバイザーに来てもらっているとこなんですけれども、まだ、組織についてその陣容体制とか、誰にやってもらうか、そんなのはまだ全然決まっていませんし、これから考えていかないといけないんで、ただ、よそから連れてくるのかどうかという質問もありましたけれども、綾町にも結構やり手の方もたくさんいらっしゃるんじゃないかなと。ですから、必ずしも外から連れてくるんじゃなくて、町の中からでも、中心となるような人が出てくるんじゃないかなと。特に、やっぱりこれからは、物づくりよりも人づくりなんで、いろんな物を作るんじゃなくて、そういうリーダーとなる人を綾町の中でいっぱい発掘していって、その人に大胆に任せるといいますか、やってもらうという方向もあるんじゃないかなと思いますので、これから、どのように町づくりしていくかというのは考えていきたいと思います。 そもそもご質問の中で、観光協会の今後の構想ですけれども、今、観光協会というのは、役場の中の産業観光課の中にあって、実質何も機能していないんです、名前だけなんです。そんな中で、観光協会をどうしていくかといっても、全く正直いって今ゼロのような状況です。理事の方とか、そういう方の名前は入っていますけれども、本当に何をやったらいいんだろうかと。私も昨年、町長に就任してから、最初の観光協会の会議をやったときに、何か物すごく違和感というか、本当の観光プロモーションはやっていないなという感じを受けたんです。ですから、これは本当に見直さないといけないというので、まず人事に関しても、委員に関しても、本当は2年間ですけれども、1年間でと。できるだけ早くやりたいなと思ったんですけれども、それでもできなかったんで、もう一年延ばしたんですけれども、やっぱりこの観光協会が役場の中にあったら、役場職員がやることじゃないんじゃないか。実際に観光に従事している方が、もっと役場から切り離して、民間のほうといいますか、そこでやっていただくのが望ましいんじゃないかなと思います。 今、まだその中のほうで話しているんですけれども、同じような組織として活性化協会というのがあるんです。これをまた有名無実で役場の中にあって、ただ、町が管理しているんですけれども、本当の観光プロモーションというのは、もっと盛り上げるために、商工会とかJAとか、いろんな方がメンバーとして入っていって、そこでやっていくと、それを町が支援していくというので、この観光協会もそうですし、活性化協会、今、宿泊を除いた残り4施設に関して、とりあえず運営してもらうことにしていますけれども、一応これ町がやっているようなものなんで、いつでもそこの組織の変更というのではできるかと思います。 ですから、観光協会、そして、活性化協会。活性化協会は、観光施設、お城もそうですし、馬事公苑も吊橋もアイス工房もそうでけれども、将来的にはもっと町の運営しているとこがありますけど、そういうのも含めた観光プロモーションということで、そういうのを観光協会と活性化協会をがっちゃんこして、それを役場から切り離して民間のほうでやってもらうと、それを役場のほうは支援していくという、そういうふうな形にしていかないといけないかと思うんですけれども、そのために、アドバイザーの中島さんのほうに来てもらって、いろんなアイデアを出してもらっていますし、もう少しこの組織づくりに関しては、また誰が中心になるというか、人の面も含めてお時間を頂きたいなというふうに思います。 以上です。 ◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。 ○議長(日高幸一君) 松浦議員。 ◆議員(松浦光宏君) 観光協会についての質問は、今回初めてではないんで、今、観光まちづくり専門家招へい事業を質問したときに、観光協会を変えていきたいんだという町長の回答がありました。 町長の理想の期間としては1年間でそういった組織をつくりたいと、そのときは答えられました。そのときと事情がコロナの関係とかもあったりして変わってきていることもありますし、なかなか難しいことでもありますから、思ったように進んでいないということは分かります。 ただ、民間でやっていき、支援していくことなんですけれども、前回も申し上げましたけれども、しっかりとリーダーの選定に当たりましては、どこがするのか、誰がするのか、そこは本当に大事なことになってくると思いますので、しっかりと議論した上で選定していただきたいなと思っております。 次の質問に移ります。 綾ふれあい館についてです。綾ふれあい館の職員の今後の処遇についてどうなっているのか、お伺いいたします。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 綾ふれあい館の職員の処遇について、ご質問ですけれども、職員の処遇についてですけれども、ふれあい館の職員というのは、商工会での雇用でありまして、ふれあい館のほうは、町のほうの施設ですけれども、今年度いっぱいで、来年度からの運営というのは一時停止というふうに、今考えております。 そんな中で、今後、職員に関してどうするかというのは、商工会のほうで判断していただくことがよろしいんではないかというふうに考えております。 ただ、町としては、もう今月中旬に役場のほうで会計年度任用職員の募集とかもありますし、そういうものを利用されてもらって、今後のその募集の予定とかもにらみながら考えていっていただければというふうに思います。 以上です。 ◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。 ○議長(日高幸一君) 松浦議員。 ◆議員(松浦光宏君) 商工会のほうでということなんですけれども、商工会の仕組みはご存じになっていらっしゃいますでしょうか。商工会に関しましては、町が補助金を出さなかったら、あそこは営利を目的としている団体ではありませんので、人を雇うとか、雇わないというのはできません。そんな中で、今、ふれあい館の職員に関しては、商工会の雇用であると申されましたけれども、実際は、ふれあい館を運営してくださいということで、その人件費に関して町が商工会に一旦お金を入れて、丸々そのお金がふれあい館の職員の給与になっておりました。そこを、そしてやめるということでありますから、もちろん商工会で雇用することはできないと思います。 今後も商工会で雇用をやっていただきたい、行っていただきたいというのであれば、その人件費に関して、町が補助するお気持ちがあるのかどうか、お伺いいたします。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 根本的に考え方が違うんですけれども、ふれあい館で働いていらっしゃいます。商工会に属する方です。それを町のほうで血税のほうから出して今までやってきた。これがそもそもおかしかったんです。それが当たり前というふうに思っていたのがおかしかったんです。 これ先ほどからのほんものセンターの議論にも通じますけれども、そこで働いていらっしゃったら、営利目的ではないと言いますけれども、そこで店舗を開いている、そこは維持して、自立していかないといけないんです。そのための努力をしないといけないんです。その人の人件費を町のほうから出すということ自体が今までおかしかった。そのようなやり方をやってきたんです。これは、やっぱり改める必要があると思います。 先ほどの2つ前の質問でもありましたけれども、町の方針に関しては、私が全て決めてということですけれども、私はもうそういうふうな考え方というのは改めるべきではないかと思います。町民の中にそういう意識があるんであれば、これは考え直していただきたいと思います。 町づくりの中で全て町長が決める、あるいは役場が決めるというのは、最終的にはそうかもしれませんけど、私はボトムアップを考えています、トップダウンじゃありません。ですから、町民一人一人が自分の可能性を信じてやれる、伸ばしていきたいということは積極的にアピール、提案してもらいたい、そんな町民であってもらいたい、そんな町じゃないと私は伸びないというふうに思います。誰かがやってくれる、役場がやってくれる。そういう考えじゃなくて、自分のこととして、もっと能動的にこうしたいんだ、こうしたらよくなるんだ、ふれあい館もこうやったら、こんなことをやってみたらどうだと。もともとはチャレンジショップから始まっています。でも、やっぱりそこでどうしても考えることを放棄してしまって、どうせ町が出してくれるんだと、そういうふうなことで運営していくと、どんどん赤字が増えていく、そこだと思うんです。どうやったらよくなるのか、どんな支援が町から必要なのか、そういうのを町民一人一人が考える、議員の皆さんも考えていただいて、どんどん提案してもらいたいと思います。全部役場がやってくれるんだろうと、そんな考えは改めてもらいたいなというふうに思います。 ◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。
    ○議長(日高幸一君) 松浦議員。 ◆議員(松浦光宏君) 町長、こちらにずっといられたわけじゃないからご存じないと思いますけれども、課長のほうはご存じだと思います。ふれあい館の職員に関しましては、商工会が求めて始まったわけではありません。町長がおっしゃるように、あそこはもともとはチャレンジショップです。ただし、水関係が各ブースに来ていないということもありまして、なかなか飲食店とか、そういったところはあそこに開業しづらいというところもありました。そんな中でどのように使うかということで、町からの提案で、あそこでこういったことをやってくれということで、その受け皿として商工会で受け持ってくれということで、ふれあい館、これだけの予算をつけて、ここで人を雇ってやってくれということでやっております。 また、今までのふれあい館のことに関して利益云々の問題で今おっしゃられましたけれども、あそこは、そもそもその利益をどうこうということよりも、どうやって綾町を発信していくか、どうやって綾の町をよくしていくかということで、今いる職員の方も一生懸命考えられて、レンタサイクルをやってみたりだとか、その中でいろんな式典をやってみたりだとか、綾に訪れた方が、あそこでちょっと一息つける場として、綾町をもっと町外にPRする場として運営されてこられました。そういった努力というのが、直接的な利益としては出てきていないかもしれませんけれども、綾町をPRしているという宣伝効果という意味では、十分綾には貢献していると思います。それをやめるということで、その判断は町長がされたことと思いますけれども、そこを商工会がやるべきだとか、そういった考えは間違っていると思いますので訂正していただきたいなと思います。 また、私が何でこのふれあい館の職員の今後の処遇についてどうなっているのかということでお伺いしたかというと、突然切られるわけです。今までずっと尽力してきた中で、突然もう今年いっぱいで辞めてください、もうここは閉鎖しますよっていうわけです。そこで、もう次の雇用はありませんよということをはっきりと述べられているんであれば、次の職を探すこともできると思います。しかし、町長、今、商工会でやるべきだというふうにおっしゃっておりますけれども、商工会長にも相談なく、商工会の事務局長にも相談なく、お2人を直接呼ばれて、今後の在り方について意見されていますよね。その中で、そういった意見をすると、もちろんその呼ばれた方は何とかしてもらえるんだと思うのが普通なんじゃないでしょうか。もうそこからはっきりと町ではどうにもできないから、次を何とか探してくれって、またこういったところもあるから、こういったところはどうだろうかとか、そういった提案をそのときにされたのかどうかというのをお伺いいたします。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 考え方の違いかと思うんですけれども、ふれあい館は、十分町のほうにとってやっている効果を示しているというふうに言われましたけれども、私はちょっとまだまだ不十分じゃないかなというふうに思います。 そもそもあれができたとき私はおりませんけれども、その後ずっと継続していって、町のほうでお2人の分の人件費ですか、直接出しておりませんけれども、間接的に出ているという話も聞いていまして、やっぱりこれはおかしいんじゃないかなというふうに考えた次第です。 先ほど申し上げましたけれども、商工会の会長とか事務局長とか話したときに、自分たちの考え、アイデアをどんどん出してくださいというふうに私は言っているんで、私がこうしなさい、ああしなさいと言っているわけじゃないんです。むしろどんどん思っていること。そうしましたら、宮原事務局長どんどんアイデアのほうを出されました。ただ、そのアクションがなかったんです、これまで。持っていらっしゃるんです。それを出してもらって、その中でできることを、ふれあい館にしても、あそこのサロンのところをどうするか、アイデアを持っているんですけれども、それを実際に商工会のほうで酌み取っているんですか。そこのところを私言っているんです。そういうふうなところで、もっと能動的に、積極的にもし商工会でなければ、町のほうに言ってきてください、一緒になって考えましょう。そこなんです。自分で考える。皆さん能力を持っています。全て役場がやってくれる、そういう考えは捨てていただきたいなと思います。 ◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。 ○議長(日高幸一君) 松浦議員。 ◆議員(松浦光宏君) 質問の意図と変わっていると思いますけれども、自分で考える、町長は自分で考えたんでしょうか。町民の意見をということでありますけれども、町民の意見からして、あそこを潰さないでほしいと、今までどおりやってほしいという意見もあります。さらに、商工会でもっと提案してほしかったっておっしゃられましたけれども、多分、町長、あのふれあい館の中身ご存じじゃないと思いますけど、あそこは商工会がやっているわけじゃないんです。どちらかといったら、町からこういったことをやってくれって、中身を限定された上で委託されていたわけです、今まで。じゃあ町長から、これをやめられる前に、このままでは、町としてはふれあい館の継続が難しいから、もう町からの指示に従うんではなく、自分たちで考えて、ここを黒字に持っていけるような、もっと綾の魅力を発信できるような施設にしてほしいという提案をされたんでしょうか。まずそれがなかったら、当初のその規約どおりの考えで任せられたとおりの運営方法であれば、今町長がおっしゃるような、アイデアを出してどうこうというのは、手がつけられない状態だったんです。こういうことを絶対やってくれというのがあったから、そうだったと思いますけれども、課長、どうなんでしょうか。 ○議長(日高幸一君) 産業観光課長。 ◎産業観光課長(松下栄一郎君) ふれあい館の当初の思いは、考え方は多分そういうことだったと思います。チャレンジショップで建物を造ったんですけど、なかなか入り手がなくて、町が商工会にお願いをして、あのような運営をお願いしたんだと私は把握しております。 以上でございます。 ◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。 ○議長(日高幸一君) 松浦議員。 ◆議員(松浦光宏君) 今課長がおっしゃるような縛りがあった上で、そんな中で、それを維持しながら、ふれあい館の職員の方にしても経営されてきたわけです。自分たちが好き勝手にやっていいよというんであれば、もっと違った運営になっていたと思います。 しかし、今回は、そういった猶予を与えずに急に切られるわけです。もうここで閉鎖ですよと。じゃあもうそういった意見を出したりとか、こういった形で改革していいんだということを全然知らないうちに、もう終わりですよと、今回なったわけです。いつどこで改革できるんでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) その考え方です。言われたことをやる、それだけでよしとする、そういうもんじゃないと思うんです。皆さんそれぞれ自分のアイデアがあると思います。僕はこうしたいんだ、私はこうしたんだ、こうすることによってもっとよくなるんだということを提案してもらわないと。言われたことをやっているから、そこで働いている方はもっとよくしたいというふうに思っています。そういうのを酌み取ってやることが必要じゃないか。 令和2年度の予算を作成するときに、もうちゃんとお示ししております。今年度、あそこのふれあい館の1階を維持するために、9か月分の予算は確保しております。でも、残りの3か月というのは入れておりません。その部分は、あそこを運営していく中でやってもらう、企業努力というのを促しているんです。そこがやっぱりみんなが一人一人考えないといけないことです。また、これを1年、12か月見る。また、これからもう一年見る、今後3年間見る、5年間見るということで、どこで成長がありますか。そういう一人一人が努力していかないとやっぱり駄目なんです。 先ほどからずっと申し上げていますけれども、全部役場がというんじゃなくて、もちろん最終的には支援とかというのはしていきます。そのために、皆さんから、町民から、議員の皆さんからどんどん提案してください。こんなふうにしたらいいんじゃないかと。これは当事者だけが考えるものじゃない、町全体のことを考える。そうすることによって町が活気づいていくんです。 ふれあい館も、話が戻りますけれども、ほんものセンターもそうですけれども、そうやっていかないと、やっぱりじり貧になってしまいますから、それがこれまでだったんで、私はそれに対しては改めて改革していかないといけないなというふうに思います。 ◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。 ○議長(日高幸一君) 松浦議員。 ◆議員(松浦光宏君) 今町長がおっしゃられていることは、本当にそのとおりだと僕も思います。ただ、今回のふれあい館に関しましては、町長が替わられて、そういったチャンスを与えられたんでしょうか。僕は2年も3年もそのままやっていけとは言っておりません。今の職員の方に、今までどおりのやり方じゃなくていいよと。これからは自分たちの考えで、もう町もお金を出せないから、1年もしくは2年、今までどおりでやるけれども、その後は出さないから何とか運営できるように、その間に改善してほしいとか、そういった提案はされたんでしょうか。それがなければ、何の期間もなく、急にもうここは閉鎖しますよと言われたら、今まで町に言われたその内容を維持しながらやってこられたから、その中でも努力してやってこられたんです。工芸品とか、そういった物もあそこで販売をする。なかなか売上は上がりません。そんな中でも、いろんなイベントをやったりとか、いろんなことをやったりとか努力はされてこられました。そういった姿を見られていたのか見られていないのか。普通は、町民が考えを持ってしっかりやってほしいというんあれば、その姿を見て、じゃあそこでもう一回、一からやってほしいと、何とか1年、2年で、ここが自分たちで経営できるような組織にしてほしいということをまずやるのが順番じゃないのかなと思いますけれども、どうでしょうか。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 今現在、ふれあい館のほうでお2人ほど働いていらっしゃいますけれども、これは以前、橋本議員から指摘を受けました。特定の人を呼ぶのは、話をするのはよくないんじゃないかなと言いましたけれども、今まさしく松浦議員が言われていたことを、私は実際どういうことを考えていらっしゃるのかというので、お2人に来てもらったんです、役場へ。今問題点は何ですかと、どんな考え持っていらっしゃいますかと。ちょっと記憶があれですけれども、もっとマーケーティングのほうをやらないといけないですねというコメントを頂いていたようなことも、私は覚えております。 ですから、一応お2人とも私はお話して、その中でふれあい館の状況というのは、もちろん担当の者から聞いておりますから、どういうふうな状況にあるというのは分かった上で、お2人にお話をして、もっと思い切ってやっていいですよということを言っているんです。ただ、なかなか難しい、そんなに簡単に行くものじゃないというのは分かります。でも、やっぱりこれからやっていかないことには、あそこは維持できないというか、自立、自走できない。いつまでたっても町から補助をしていかないといけないということで、ここが綾町の中の無駄なところなんです。引いては、財政の悪化の、額としてはそんなに大きくないかもしれませんけど、足を引っ張っている要因なんです。 そういうところを一つ一つ改善していって、小さいことからやっていかないといけないので、本当このふれあい館にしても今後どうしていくのかと。まだまだアイデアが出ていないと思います。私は、アイデアというのは無尽蔵に出てくると思います。ですから、その中で、今後どうしていくかというのは考えていきながら、この町の施設を運営していくし、町づくりにも生かしていくような形にしていきたいと思います。 ◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。 ○議長(日高幸一君) 松浦議員。 ◆議員(松浦光宏君) 今、お2人を呼んだ際にもっとやっていいですよということもおっしゃったということなんですけれども、それはもうふれあい館を閉めるということを決められた後ですよね。もうここを閉鎖しますよと、3月いっぱいで閉めますよと言われた後に呼ばれてからお話されたんじゃないんでしょうか。それとも、その決定をされる前に呼び出されたんでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 今年度の令和2年度の予算をつくったときに、9か月分のあそこの事務所の費用というのはもう予算上に上げていました。残り3か月間は、しっかり考えてやっていただきたいと。あそこを一旦活動を停止すると決めたのは、つい最近のことです。その間の動きとして、お2人に来てもらったのは夏場、その前です、今年の。春先だったような気がします、もう早い段階で。もちろん今年度の予算を編成した後にそれを見て感ずるところは結構あったかと思うんで、そこで、例えば9か月分に関してはそうなんですけど、残り3か月分どうやってやっていくかということも含めて、ふれあい館のほうをもっとにぎわせるというか、そういうアイデアをどんどん出してくださいというふうにお願いしたんであって、必ずしも閉めると決めたわけでは、その後ではございません。 ◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。 ○議長(日高幸一君) 松浦議員。 ◆議員(松浦光宏君) 閉めると決めた後ではないとおっしゃられますけど、ふれあい館の閉鎖というのが、9月いっぱいで閉鎖って当初出ました。そのときに呼ばれているんです。5月か6月かだったかと思います。それも、会長たちには話をせずに呼ばれております。その中で話をされて、9月じゃなく3月までという延期もされております。そういった中で、そういった今後も閉めると決めたわけではなく、やっていこうと思うんであれば、5月、6月に話を聞いてもう時間もたっています。いま一度、本人たちがどういった運営をしていって、今どう経営したいと思っているのか、携わりたいと思っているのかをもう一回確認した上で、今後を決められてもいいのかなと思いますので、もう一回ふれあい館の職員については、1度呼ばれてからお話を聞かれたんであれば、2度目も呼ばれて、その後どんなふうになっているのかというのもお伺いされるべきだと思います。よろしくお願いいたします。 時間がないので、最後の質問に移ります。ごみ収集についてです。 分別が不十分な物について、今後どうするのか。改善案があるのか、お伺いいたします。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 最後のふれあい館のことですけれども、何回も申し上げております。本来、ふれあい館の運営に関して、まずは、商工会がどういうふうに考えているのかということを考えるのが先決じゃないですか。私はそのように思います。 4番目のごみ収集についてなんですけれども、9月議会においても松浦議員からご質問がありました。自治公民館の組織加入率が低下して、未加入者が増加したことが原因の一つであることを申し上げました。また、分別方法の複雑さが不十分なごみの発生につながっているとのご意見も、ご指摘のとおりでありました。 11月の防災行政無線では、4日と7日に分別が悪く収集されなかったごみは、各自治公民館の役員が後で分別作業を行っている実情を伝える啓発を行いました。その翌々週、18日と21日にも、ごみ出しの際は、各自治公民館で決められた方法で出していただくようにと啓発を行ったところです。 ごみ収集所に関してなんですけれども、新しく分譲された住宅地など、班単位の戸数が増加していて、出されるごみが増えて集積所が手狭になっているという現状もあるようですので、自治公民館からの情報提供により、地域の実情に応じたごみ集積所の数の確保や収集体制の在り方を検討してまいりたいと思います。 また、この問題の根本的な原因であります自治公民館への未加入者の増加についてですけれども、魅力的な自治公民館活動にしていくかが重要でありまして、これにより、災害発生時の自治公民館の役割が大きいことも、自治公民館組織の重要な要素でありますので、加入推進への取組も、今後さらに実施してまいりたいと思います。 以上でございます。 ◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。 ○議長(日高幸一君) 松浦議員。 ◆議員(松浦光宏君) 実際、今、班長さんが持っていかない物に関しては、また分別し直したりとかいう作業、各班、地区でやっていると思います。少ないところは、一桁の人数でやられているとこはもう物も少ないです。でも、あふれているところ、多いところは、一つの班で30世帯以上あるんです。その上で、今、町長がおっしゃられている班に未加入の方なんかを入れると、40世帯、50世帯ぐらいあるところもあるんです。それを毎回、班長が持っていかない物に関して、誰の物か分からない物に関して分別を行うという作業は、大変な作業になっております。また、夏場に関してはカラス等が荒らしたりとかいってから、ごみが散乱している場所等もございます。早急にこの内容については、検討、議論していくべき題材だと思いますのでよろしくお願いします。 また、分別方法を一つ中身を厳しくした、今回、瓶とかプラとか、そういったところでもなかなか町民の方が理解されておらずに、前と同じような出し方をされているために持っていかないという物も多々あると思います。そういった指導というのはどこで行うのか、お伺いいたします。 ○議長(日高幸一君) 町民生活課長。 ◎町民生活課長(野村修君) 松浦議員のご質問にお答えします。 分別の複雑さにつきましては、まずエコクリーンプラザみやざきの分別の方法に準じた収集の仕方というのをやっております。収集の方法の指導につきましても、今現在はコロナ関係で指導関係ができておりませんが、電話での問合せが大変多うございます。ただ中身を見ますと若い方の問合せが多いと、高齢者の問合せはあまりないというのが現状でありまして、実際、なかなかこの複雑さの中で、高齢者がうまく分別ができているのかというのは少々疑問に感じているところもありますので、高年者クラブの組織率というのも、9地区しか今ないということですので、なかなかその高年者クラブを通して指導するというのも、できる限りやっていきたいと思いますが、電話対応をしていきたいと思うことと、あと班が大きくなっている部分については、綾町のごみ集積所の管理規程というのがありまして、この規程の中で、各自治公民館が選定した場所をごみ集積所とするということになっております。そのため町といたしましても、自治公民館の実情をできるだけ情報収集していって、この大きくなった集積所については、用地の確保もなかなか難しいところではありますので、そういった面を地権者、町有地等検討いたしまして進めてまいりたいと思っております。 指導につきましては、先ほど申し上げましたとおり、ごみ収集作業員への聞き取りによりますと、以前よりは分別がよくなっているということが報告が上がってきております。ですが、まだまだ不十分な部分がありまして、業務日誌を見ますと、分別されていないごみの数が物すごく書かれてありますので、その点について、改善する方向で高年者クラブを通して、または直接赴いて分別されていない内容を見ながら指導してまいりたいと思います。 それと、中には、公民館でごみ集積所を運営しているわけなんですけど、先ほど申し上げましたごみの集積所の管理規程におきましては、公民館の未加入者もその集積所を利用できるという規程になっております。また、ごみ集積所の管理についても、未加入者に積極的にこの管理についても介入していかなければならないという規定をしているんですけど、これは、なかなか有名無実になっておりまして、周知不足というところがありますので、周知もしてまいりたいと思っております。 ◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。 ○議長(日高幸一君) 松浦議員。 ◆議員(松浦光宏君) エコクリーンの分別収集方法で行っているということなんですけれども、エコクリーンに出されている隣の国富町、宮崎市、同じ方法で出されているんでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(日高幸一君) 町民生活課長。 ◎町民生活課長(野村修君) 同じ方法で出しておりますが、お隣の国富町は、収集の委託を出しておりまして、各個別に自宅の前にごみを出すという方法をとっております。当然、ごみ収集の中で分別されなかった物があった場合には、そこに残されるということが生じますので、分別について、お隣の国富町のほうは、その点について出す者の責任と、それを出した後の処理をするものというのが区分されていますので、綾町のほうが分別されていないのが結果的に多くなっているということになっております。 ◆議員(松浦光宏君) 議長。松浦。 ○議長(日高幸一君) 松浦議員。 ◆議員(松浦光宏君) 今おっしゃられたとおり、分別方法が同じであっても収集方法は違います。今おっしゃられるように、国富町で出す者の責任、それはあると思います。誰が出したか分からない。そんな状況で、誰か1人に責任をかぶせてから、ちゃんと分別しているのに、その方だけがその役目を任されているというのはおかしな状況にあると思いますので、そういうところはしっかりと協議しながら予算を取っていただき、そういった分別方法に変えていくのも一つの手ではないかなと思っております。また検討していただきたいと思いますし、宮崎市では、そのような厳しい分別方法ではございませんので、出されるところによっては、ただ、宮崎市から綾に来られた方というのは、なかなかその分別があまりに厳し過ぎてから対応できないというところもたくさんあると思うんです。特に、班に入っていらっしゃらない方というのは、よそからアパートとか貸家とかに入られた方も多いと思います。そういった方にも十分指導を行っていただきながらやっていただきたいなと思いますし、収集方法については、早急に検討していただきたいと思います。 以上で、私の質問を終わります。 ○議長(日高幸一君) 答弁は要りますか。町民生活課長。 ◎町民生活課長(野村修君) 他の市町村に比べて分別方法が複雑だということでありますが、ちょっと話が少し大きくなって恐縮なんですけど、水俣市というところがあります。水俣市は、あんな大きな公害を発生したところでありまして、その負の遺産を背負いながら、物すごく分別のいい市町村ということで、以前視察をしたことがあります。綾町につきましては、ユネスコエコパークの町でもあります。また、循環型社会の先頭を切ってきたという町でもありますので、これが、町民が負担になってはいけないと思うんですけど、そういったユネスコエコパークの町、循環社会、環境先進都市として標榜してきた綾町といたしまして、いろいろな周知をしっかりとしていきながら、やはり、ごみ収集率の先進地でなくてはならないと考えておりますので、今後とも周知、仕組みの在り方について検討してまいりたいと思います。 ○議長(日高幸一君) 関連質問ありませんか。(なし) ○議長(日高幸一君) 松浦議員の一般質問を終わります。……………………………………………………………………………… ○議長(日高幸一君) ここで暫時休憩いたします。(休憩午前10時50分)………………………………………………………………………………(再開午前11時01分) ○議長(日高幸一君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 松本議員の一般質問を許可いたします。 ◆議員(松本俊二君) 議長。松本。 ○議長(日高幸一君) 松本議員。 ◆議員(松本俊二君) マスクを外して質問させていただきます。 まず最初に、今までの松浦議員の一般質問に対する答弁を聞いておりまして、まず、ぜひ町長には自分事として捉えていただきたいと思います。人の責任とか前のことの責任にするのでなく、自分事としてぜひ捉えて考えて答弁していただきたいと思います。 まず1番目、新型コロナ対策についてであります。 町内及び町民への影響調査に基づく現状分析と今後の具体的な支援策についてとありますけれども、まず現状について、町内及び町民への影響についての現状調査というのは実施されたのでしょうか。また、それはいつ、どういう対象にされたのかをお伺いします。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) お答えします。 最初に、松本議員のほうから、自分事として考えてほしいということですけれども、もちろんそのつもりで考えております。そのために、日夜、いろんな事例がありますけれども、それぞれにどういうふうにしたら、やっぱりそこで一番の根本になるのは、これが本当に町民のためになるかというところ、帰結するところはそこです。それぞれの事業者、個人、いろんなご意見がございますけれども、本当に(発言する者あり)これ、町民にとって、なるかということでございます。そこを付け加えさせていただきます。 では最初の質問ですけれども、現状分析と聞き取りを行ったかということなんですけれども、11月に入り、県内での感染者急増に伴い、町内医療機関、介護事業所等では緊張感が高まっています。町内の3医療機関では発熱外来を実施していただいており、唾液採取により、必要な方へのPCR検査を実施しております。発熱外来実施医療機関には、厚生労働省から、検査に必要な物資の支給が行われているところです。同様に、介護事業者等にも、マスク、医療用手袋の支給が町を通して行われています。 支給はされておりますが、医療用手袋やガウン等は品薄状態で価格が高騰しているため十分とは言えないということを、11月に行った聞き取り調査では、歯科医院を含めた5つの町内医療機関、そして13ありますけれども介護事業所等は言っておりますけれども、12月議会では、医療機関、高齢者介護事業所等への必需物品の購入を臨時交付金を活用して実施させていただきたく上程しているところでございます。 以上、町内の5つの医科・歯科の医療機関と13の介護事業所等に、11月に行っております。 以上です。 ◆議員(松本俊二君) 議長。松本。 ○議長(日高幸一君) 松本議員。 ◆議員(松本俊二君) 医療機関、それから介護施設については調査を行ったということで、そういうリクエスト等、状況を把握されたということなので、速やかに実施をしていただきたいというふうに思っております。 医療機関については確かにそうかもしれませんけれども、そのほかについては調査等、ヒアリングはされたのでしょうか。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 13の介護事業所に関しては、福祉保健課のほうから、実際に行っていろいろ聞き取りを行っております。 ◆議員(松本俊二君) 議長。松本。 ○議長(日高幸一君) 松本議員。 ◆議員(松本俊二君) 質問をしっかり聞いて、しっかり答えていただきたいんですけれども、医療機関は分かりましたと。商工業であったり、あと農業であったりとか、そういう綾町の産業であったり、そういうものについて調査、ヒアリング等を行って現状を把握したのかどうかをお聞きしたんですけれども、いかがでしょうか。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) その他、商工業関係、農業関係、学校教育関係等ありますけれども、こちらのほうは、随時といいますか、まとめてこういうフォームで質問したというわけじゃなくて、実際に問合せもありますし、そういうことで情報収集しております。 ◆議員(松本俊二君) 議長。松本。 ○議長(日高幸一君) 松本議員。 ◆議員(松本俊二君) ぜひ、各課長、各課に任せるんではなくて、町長がこういう形でヒアリングをしろというふうに指示を出せば、きちんと課長以下みんな動いてくれるというふうに思いますので、そこをしっかりやると、やらせるというのが町長の役目でありますので、そういう指示をなぜしないのかを伺います。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 商工分野に関してなんですけれども、商工会への聞き取りは、飲食店事業継続激励給付金をはじめ、飲食店応援商品券配布事業、さらには事業所等への給付、プレミアム商品券が利用期間中であることから、現段階では特段の要望は届いていないということです。 今後の感染拡大の状況によって、どんな支援が必要かということは、また随時調べてまいりたいというふうに思います。 ◆議員(松本俊二君) 議長。松本。 ○議長(日高幸一君) 松本議員。 ◆議員(松本俊二君) 昨日の新聞には、もう既に宮崎・東諸という書き方をされています。もちろん綾町は、町民の努力によって、まだコロナの感染者というのは出ておりません。ただ、残念ながら、事業者では宮崎市在住の方の感染が分かったと、確認されたということで、濃厚接触者については陰性であったということで胸をなで下ろしているところなんですけれども、全国的にこういう状況になってきているわけですので、そういうヒアリング等々をしっかり町長から指示を出すべき時期に来ているということだと思います。大都市を見ても、やっぱり首長がしっかりとそういうところをハンドリングしてやっているわけなので、その危機感をぜひ持っていただきたいというふうに思います。 また、飲食業については当初から支援をやっておりますけれども、まだまだ、クリアボードであったりとかそういうものの設置というのは、残念ながら十分になされていないような状況だというふうに理解をしております。もちろん一部やっていらっしゃるところもありますけれども、そういうところをしっかり見た上で、1枚2,000円程度というふうに聞いております、クリアボードについては。そういうものをしっかりやることによって、綾町の経済を動かしていく。もちろん、今、宮崎市は4人までの会食とか、そういうものまでしか認められていませんけれども、両立した形で経済を回していく。飲食業を助けていく。また、町のいろんな活気であったり、それこそ町長が言ういろんな、「いや、今こんげやっちゃわ」とかいうような話をできる場を、そういう形で安心してできるような場所をつくるためにもそういう指示をしていただきたいというふうに思いますけれども、今後そういう指示をされますか。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 第3波のほうも来ていますし、ご指摘のとおり、各課に手配して、それぞれの状況について調べさせたいと思います。 ◆議員(松本俊二君) 議長。松本。 ○議長(日高幸一君) 松本議員。 ◆議員(松本俊二君) ぜひ、しっかり実施していただきたいと思います。 以前、町長は、コンパクトな町ということを表現されました。だからこそ、ちゃんと調査をした上で、これも町長がおっしゃいました、本当に困っている人たちというのはそういうところからしかなかなか見いだせないと思います。それは、教育分野にしてもそうだというふうに思っておりますし、独り親についてもそうだと思います。そういうような家庭環境の方が多いというのが綾のまた特徴でもあるんで、そういうところを丁寧にヒアリングをして、本当に求められている支援をぜひしていただきたいなというふうに思っています。 次に、今後についてなんですけれども、今、先ほど申し上げたように、事業所では感染者が出てしまいましたけれども、綾町在住の町民からは出ていないということですけれども、今後、いろんな準備というのはできているんでしょうか。例えば、綾町在住の町民に感染者が出た場合の町民の不安の軽減であったり、町内での差別・誹謗中傷の防止のための情報発信、その内容、手段、タイミング、こういうものについては役場の中できちんと取り決められているんでしょうか。もしくは、フローチャート等を作成されているんでしょうか。お伺いします。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) この後の橋本議員の質問にも関係してくるのかもしれませんけれども、11月19日に、JA綾町に勤務する宮崎市在住の職員のコロナ感染が判明しました。JA綾町は、町民、農家の皆さんへの影響も大きいので、役場にいち早く連絡され、防災無線を通じて広報した次第です。 JA綾町は、コロナ感染者情報を公表しましたが、一般的に企業で感染者が発生した場合には、必ずしも公表されるということにはなっておりません。町民の感染者が発生した場合には、県からの情報は綾町民というだけであって、感染者の氏名とか詳細な住所、勤務先の情報等は提供されません。感染症予防法に基づき、本人の同意に基づく情報のみが公表されることとされています。 町としては、感染者が確認された場合には、町内の施設の一部閉鎖・閉館や利用中止を検討し、住民の感染予防対策を再徹底、お願いしたいと考えております。 また、誹謗とか中傷とか、これが今後やっぱり、そういうことがあると非常に心配なんですけれども、こちらに関しても、誹謗中傷への条例作成に向けても今後検討していかないといけないのかもしれませんけれども、全国で今後ますます増えていくかもしれません。綾町でも、もういつ出てもおかしくないような、そんな状況にありますので、こういうことがないように、無責任なそういう中傷とかというのが発生しないような対策というのも今後考えてまいりたいというふうに思います。 ◆議員(松本俊二君) 議長。松本。 ○議長(日高幸一君) 松本議員。 ◆議員(松本俊二君) 県からの指導によって、いろんな情報の制限というのはあるかと思いますけれども、私が聞いたのは、町民がやっぱりそういうことが起こったと、発生したということであれば、当然、不安に陥るわけなので、それに対する情報発信。例えば、どういう文言で、どういうタイミングで防災無線を流すのか、そういう取決めはされているのかというのを聞いているわけです。 それから、誹謗中傷等の防止の条例というのも、もちろんつくっていただくのは構わないんですけれども、これ、すぐできるわけではないじゃないですか。だから、できる前には、そういうものを役場の中できちんとフローチャートをつくって、こういう場合にはこういうふうにするんだということを決めておかないと、いざ、そういうものが出たときに慌てても、結局それが町民への不安につながってしまうということになるわけですけれども、総務税政課長、その辺の準備というのはできているんでしょうか。 ○議長(日高幸一君) 総務税政課長。 ◎総務税政課長(蓮子浩一君) ただいまのご質問にお答えいたします。 町内で町民の方が感染されたときということで、JAのほうで出た場合の対策というか、処理の仕方は、先ほど町長申し上げましたが、あくまでも県から情報が入るというのは、もう限度があるんです。名前も分からないし、綾町民の男女ぐらいの情報しかないと。その中で、情報が来た場合には、その都度、町民の方には、町内でこういう感染者の発生が出ましたと、こういった防災無線とか、あと誹謗中傷に気をつけてくださいというようなことを防災無線で流すということは、対策本部の中で話して取り決めております。 それを、ただ、フローチャートとしてつくっているかというと、そこはつくっておりません。そういったフローチャートをつくるということであれば、すぐできるものですので、そこはしっかりやっていきたいと思っております。 ◆議員(松本俊二君) 議長。松本。 ○議長(日高幸一君) 松本議員。 ◆議員(松本俊二君) ぜひ、そういうのをつくっておけば、誰が対応してもしっかりできるし、みんながそれを情報共有しておけば混乱をしないということなので、まず役場の中でそれはしっかりとやっていただきたいなというふうに思っております。 また、当然、マスコミの対応というのが必要になってきます。これに対する様々なマニュアル。例えば対応窓口の一本化であったりとか、またマスコミとも日頃のコミュニケーションというのも大事だというふうに思っているんですけれども、窓口の一本化とか日頃のコミュニケーションについては、今、どのような状況でしょうか。町長に伺います。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 今回のコロナの件とかいうので、問合せとかも来ております。一応、対策本部をつくっておりますし、総務税政課の中でコロナの対策に関する担当の者が1人おりますので、そこを通じて対応しておりますし、マスコミ等で公表する場合も総務税政課のほうで担当しております。 また、その発表内容に関しても、副町長、私もそうですけれども、しっかり内容をチェックして、この内容で公表するということも含めて対応しております。 以上です。 ◆議員(松本俊二君) 議長。松本。 ○議長(日高幸一君) 松本議員。 ◆議員(松本俊二君) それについてはしっかりやっていただきたいというふうに思いますし、言わば緊急事態であるわけですので、しっかりとシミュレーションを立てて、そういう準備をするということが大事だというふうに思っています。 それから、役場内で感染者が出た場合のBCP、業務継続計画の策定というのは、今、どんな状況でしょうか。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 役場内で出て、それに対するBCPと、そこまではまだつくっておりません。もちろんそれが出ないようにということで細心の注意を払うということに今のところ専念しております。 ◆議員(松本俊二君) 議長。松本。 ○議長(日高幸一君) 松本議員。 ◆議員(松本俊二君) 前から、その回答はお聞きしているんですけれども、出ないようにするといっても、今、残念ながらこういう状況ですから、いつ誰がなってもおかしくないような状況です。そのときに、役場で出たときに、じゃあ、どうするんだということはしっかり取り決めておく必要があると思います。例えばBCPという条文みたいな形にするのではなくても、しっかりこういったときはこういうふうにするんだということをしていないと、絶対にこれはリスク管理の常識なんですよ、事前にそういう準備をしておくと。 議会のほうはBCPを作成して出しておりますけれども、役場のほうも出していただかないと、議会とも連携をしながら町民の安心、安全を守っていくということにつながっていかないので、早急に、BCPについての策定については検討する中で、実際に今起きたらということを前提に準備をしていただきたいというふうに思います。いかがでしょうか。 ○議長(日高幸一君) 総務税政課長。 ◎総務税政課長(蓮子浩一君) 今のBCPのご質問ですが、綾町の業務継続計画というのは、平成31年3月に、大規模災害という点に限ってのBCPはつくっております。これに基づいて、コロナの部分、今回新たに出てきておりますので、早急にここを検討してまいりたいと思います。 ◆議員(松本俊二君) 議長。松本。 ○議長(日高幸一君) 松本議員。
    ◆議員(松本俊二君) ぜひ、早急にお願いをしたいというふうに思います。 次に、2番目の臨時交付金の残金についてです。 綾町だけが残っていると新聞に掲載された約7,000万円の臨時交付金を、先般の臨時議会で主にてるはの森の宿の改修に充てるという補正予算が提案されたわけです。可決をされたわけですけれども。 それ以外で、優先的に支援しなければならないところというのはなかったんでしょうか。これは先ほどの質問にも関係してくるんですけれども、いろいろ調査をやっていれば、本当に必要なところというのはもしかしたら出てきたんではなかろうかと思っているんですけれども、もしそういうのが、今の状況で、次の補正予算等々について、今、検討していることがあれば、状況を教えていただきたいと思います。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 臨時交付金の残額についてですけれども、新型コロナウイルス感染症対応臨時交付金につきましては、交付限度額3億1,929万2,000円に対して、11月の補正までの充当額は3億1,691万3,000円であります。当初計画に対し、執行残等もあり、本補正予算で214万8,000円の減額をいたしております。ですので、未充当残高は現在452万7,000円でございます。 3次交付金については、国庫補助事業の地方負担分として配分が予定されておりましたが、先週4日の菅総理大臣の会見において、1兆5,000億円を上積みすると示されましたので、コロナ対策を含めた経済対策について、恐らく本日の閣議決定の後に詳細が国から示されるのではないかというふうに考えております。 事業の執行残や未充当残、追加の交付金の活用については、第3波と言われる感染拡大の状況により必要な施策を講じてまいりたいと思いますし、あと、今、各医療機関、あとは商工会等から質問を受けておりますけれども、それに対して調査、聞き取りを行っておりますけれども、そのほかのところもしっかり聞いて、新たにあります第3次の交付金、こちらの有効な活用のほうも検討してまいりたいと思います。 ◆議員(松本俊二君) 議長。松本。 ○議長(日高幸一君) 松本議員。 ◆議員(松本俊二君) 交付金は交付金として綾町にも届けられるというふうに思いますけれども、その前にやっぱりしっかり綾町の状況、綾町独自の支援策というのは考えられるかと思います。その中で、交付金が来た場合にそれをまた組み替えるということも可能だと思いますので、早くそういう意味では町民の生活というのをきちっと把握した上で、綾町独自の支援策というのも今から準備をして、交付金が来たときに組み替えられるような形で知恵を出していただきたいなというふうに思っておりますので、しっかりその辺はお願いをしたいと思います。 また、この残金については、いわゆる、新聞で、綾町だけが残っているというような記事が出ました。これについては、いろいろ問合せがあったときに、担当部署からは、正確な回答をした結果がそういうふうな記述になったということを聞いております。それは仕方がない部分かというふうに思いますけれども、やはりマスコミから聞かれてそういう記事になったら、町民約1,200世帯が、今、宮崎日日新聞を見ているわけなので、その人たちに一々説明するというのは難しいかと思いますけれども、一定の、いや、ここはこういうことなんだということをすぐにやはり発信をすべきじゃないのかなと。じゃないと、逆に言えば誤解をされてしまうということになるかと思いますので、そういうマスコミの対応、また想像力を働かせるという意味では、十分そういうことを検討していかなければいけないんじゃないかなというふうに思っていますけれども、その辺に対する町長の考えはいかがでしょう。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) ご指摘頂きましたように、今後、第3次の交付金というのも来るということも十分考えられますんで、この聞き取り調査等をしっかりやって、本当に必要なところ、どこにやらなきゃいけないのかというのを事前に把握した上で、それでこの交付金を有効に使わさせてもらいたいと思いますし、先にどういうことに対して支援していかないといけないのかということは十分把握していく必要があると思います。そういう意味でも、各担当課等を通じて情報収集していって、必要な部所、まだ支援していかないといけない場所というのを事前に把握してまいりたいと思います。 ◆議員(松本俊二君) 議長。松本。 ○議長(日高幸一君) 松本議員。 ◆議員(松本俊二君) その件については、ぜひよろしくお願いしたいと思います。マスコミ対応についてもしっかりと、この発信でいいのか、そういうものを含めて想像力を働かせて、チェックを必ずされるはずなんです、マスコミに対して発言をする場合は。後ほど、また危機管理のところで話をしますけれども。そういうのも踏まえて、いろんな状況で問合せがあるかと思いますので、その辺についても、ぜひ執行部、役場の中で議論をした上で、こういうケースのときにはこういうところに注意をしようとかいうようなところも含めて、そういうマニュアルというのはぜひ策定をしていただきたいなというふうに思っております。 次に行きます。 2番、今後の災害対策についてです。 これは、コロナとは別に、今年の台風10号への対応での課題と今後の具体的な対応についてということなんですけれども、各避難所、また対応に当たった職員及び関係者へのヒアリングというのはその後実施されて、それをまとめられたんでしょうか。お聞きします。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 今回の台風10号の予想では、伊勢湾台風クラスの特別警報が発令されたということでございました。そのため、町としては、自治公民館の協力の下、自主避難を9月5日13時に、避難勧告を9月6日9時に発令し、早期避難を誘導しました。その結果、151世帯318名の町民の方が各施設に避難され、コロナ禍での避難所運営でありましたので、感染予防対策を取りながらの対応となりました。 避難所として、自治公民館、中央公民館、多くが避難された小学校にはマスク、消毒液、体温計は備えておりましたが、避難された世帯、個人ごとを仕切るためのパーティションや簡易ベッドなどの備蓄品の納品が間に合わず、限られた備品での対応となってしまいました。 また、ペット同伴の避難者、あと喫煙所の確保など検討が必要となり、運営面では、あらかじめ職員を5名7班体制でグループ分けし対応してまいりましたけれども、避難所での細かな対応が必要でした。そのため、避難所の運営に対応した現場の意見を参考にしながら、今後の対応に生かしてまいりたいと思います。 その中で上がってきた意見といいますか、避難した方の動向も含めて、その後の結果を調べたんですけれども、配置する人員についても、5名7班体制一律というのじゃなくて、それぞれの配置人員についても検討する必要があると。あと、高台に避難したい、つまり小学校とかに避難したいということで、優先的に皆さんそちらのほうに行かれていると。先ほど申し上げましたけれども、ペットの対応とか、あと移動できない方への対応とか、体調不良者の方への対応等もございました。あと、もしその時期にコロナの感染の方がいらっしゃったりとか濃厚接触者の方とかいた場合には、それ専用の避難所、これに関しては旧北俣保育所とか、うちのほう、ケビンとかありますけれども、こういうものの検討もする必要がありますし、その他細かい点で幾つもありますけれども、こういうものが実際に浮き彫りにされましたので、もし今後これからこういう大きな災害とかが予想される場合には、この経験を生かして対応してまいりたいと思います。 ◆議員(松本俊二君) 議長。松本。 ○議長(日高幸一君) 松本議員。 ◆議員(松本俊二君) 今、一部紹介をしていただきましたけれども、いろんな課題が見えたと思います。私も一緒に役場の職員と避難所でいろいろ話をしましたけれども、やっぱりこういうところはあれですねということは聞きましたし、そういう意見が、今、出てきた中にも含まれているかと思います。 ただ、これをまとめた資料をぜひ共有させていただいて、今後、前もお話ししましたけれども、役場の職員だけではなくて、議員も協力をしますし、そして公民館長さん含めた町民もできる人はみんな協力をしてもらうという体制で臨んでいただきたいというふうに思いますので、そういうまとめた資料を共有してもらって、ここが足りないね、ここはこういうふうなアイデアがあるんじゃないかということで、先ほど町長が言われたように、みんなからこういうふうにしたほうがいいんじゃないかというのを集めていただいて、今後のそういう災害対応に生かしていただきたいというふうに思っておりますけれども、そういうまとめた資料の情報共有というのは可能でしょうか。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 今回は幸いにも、大きな被害というか、予想したほどなかったんですけれども、この教訓というのはやっぱり今後生かしていかないといけないと思います。役場のほうでは、そういう形でいろんな情報を集めておりますので、これを共有して多くの方に知ってもらって、安全な避難の方法、その対応とか、そういうのを徹底させてまいりたいと思いますし、町民への周知ほうも図りたいと思います。 ◆議員(松本俊二君) 議長。松本。 ○議長(日高幸一君) 松本議員。 ◆議員(松本俊二君) 至急、その情報共有についてはお願いをしたいというふうに思います。いつ災害というのはやってくるか分からないということがありますので、そういうのは早目に準備をしておくということが必要かと思いますし、第8次総合長期計画の中でもやっぱり災害に対する不安というのが一番関心事項であるわけなので、そこはやはり行政の一番の責任かというふうに、当たり前なんだけれども一番の責任というふうに思っていますので、早急に資料の共有をお願いしたいというふうに思います。 そういう災害対策については、災害が発生した場合には、特に復旧活動等においてはやっぱり地元の建設会社が一番頼りになるわけです。宮崎市からわざわざ駆けつけてくるということは恐らくないというふうに、可能性としては極めて難しいというふうに考えておりますので、町内の建設業に限らず様々な企業、台風10号のときには、お弁当を、てるはの森の宿で手配した分が足りずにコンビニから供給してもらったというのもありますけれども、そういう町内の企業との連携というのも、この機会にぜひ構築していただければというふうに思っています。 次に、災害に備えた公民館の機能、設備・備品等の整備を含む、この充実についてです。 後ほど同僚議員からも公民館に対する質問はあるかと思いますけれども、災害に備えた公民館の機能として、今、どんな機能が不十分というか、どんな機能を整備したほうがいいかというお考えはありますでしょうか。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 災害に備えた公民館の機能と、特に今はコロナの状況ですけれども、例えば避難所に避難者いた場合のマスク、消毒液、避難用テント型のパーティションとか簡易ベッド、非接触型の体温計、こういうものに関しては、今回コロナ対策ということで購入いたしております。また、食糧の備蓄はありませんけれども、町の宿泊施設での対応を行ってまいっているところでございます。 また、自治公民館には、平成30年度に避難所環境整備事業として、発電機を17地区、テレビを5地区、整備を行っております。避難される方には、食事、寝具、マスク等の持参もお願いしておりますが、公民館の備蓄に関しては、館長さんの意見要望をお聞きしながら充実できるように検討してまいりたいと思います。 昨日も公民館長会があって、以前、この台風10号の後にいろいろ意見等をお伺いしました。公民館のほうでそれぞれ、テレビとか、あとは通信手段とか、そういうのが不十分なところがあるとか、あと多機能の多目的型のトイレ施設とか、そういうものを含めて調査しておりますので、そこがもう準備できているところ、そうじゃないところとございます。そういうものに関しては、今後、鋭意整備してまいりたいと思います。 ◆議員(松本俊二君) 議長。松本。 ○議長(日高幸一君) 松本議員。 ◆議員(松本俊二君) 以前に、各公民館にもし布団であったりとかそういうものを置く場所がないということであれば、倉庫を設置するとか、いろんな方法があるかというふうなことをお話をしました。早急に、各公民館、発電機にしてもテレビにしても最低限やっぱり必要になるかというふうに思いますので、どこというような形ではなくて、全ての公民館にそういう設備をしっかりと準備すると。それでこそ避難所の機能として有効になるかというふうに思っております。そういうものをやっぱり、いつまでにやるかという行程表というか、日程を決めないとなかなかできないかと思うんですけれども、どういうスケジュール感で行われますでしょうか。 それから、また、先ほどの資料の情報共有についても、いつまでに資料を提供していただけるか、この2つ合わせて、期間等お願いします。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) スケジュール感ということでしたけれども、やっぱり予算の関係もございます。そして、各公民館でもそれぞれ状況が違いますので、そういうのをしっかり聞き取ってからやりたいと思いますので、いつまでということは今現在では言えないんですけれども、予算の確保等を行った後に、各公民館、整備してまいりたいと思います。 先ほどのご質問のところですけれども、これは早速、ちょっと総務税政課のほうがこちらの担当になっていますので、そちらのほうに、できるだけ早くどういうふうな必要性があるのかということも共有できるようにしていきたいと思います。 ◆議員(松本俊二君) 議長。松本。 ○議長(日高幸一君) 松本議員。 ◆議員(松本俊二君) ぜひ、情報共有については、もちろん議員だけではなく、各公民館長もこれについては十分関係がある話なので、しっかりと早急にお願いをしたいと思います。 また、各公民館の機能強化については、もちろん予算の確保というのはあるんですけれども、先ほど言いましたように、優先順位をきちっと考えた上で、今やっておかないといつ来るか分からないと。それから、わざわざ町の倉庫から運び出してそれぞれに配るということも、これもまたいろんな意味で負担が生じる、役場の職員だけではなくて。実際に、現実的に難しい可能性もあるわけですので、そういうことも含めて、ぜひ早急に検討していただきたいというふうに思います。 それから、防災訓練の計画というのは、今期中、どこでやられる計画がありますでしょうか。 ○議長(日高幸一君) 総務税政課長。 ◎総務税政課長(蓮子浩一君) 今年度の防災計画については、現在コロナ禍でもありますし、今のところ、予定はございません。 ◆議員(松本俊二君) 議長。松本。 ○議長(日高幸一君) 松本議員。 ◆議員(松本俊二君) コロナ禍だからこそできる防災訓練があると思いますので、その辺はぜひ知恵を絞っていただいて、中で集まってどうのこうのというよりも、外でやってみるということも一つのやり方かというふうに思います。ソーシャルディスタンスを取れば、そしてマスクをしてというような十分な対策を取ればできなくはないと思いますので、コロナのせいにしてやらないというのではなくて、コロナ禍だからこそ、今起きたときにどういうふうにやっていくのかというのをやっぱり実証する必要はあるというふうに思いますし、そういうことをやることが町民に対する啓発にもなるというふうに思っています。 ぜひ今年度中に実施をお願いしたいというふうに思いますけれども、町長はいかがでしょうか。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) ご指摘ありがとうございます。どのタイミングでやるか、今年度中に実施できるかというのはちょっとまだこれからスケジュールを見て考えないといけないですけれども、やっぱり年間を通して災害が発生する時期というのは夏場、その時期が多いかと思います。ですから、その前にできるような形で今後考えてまいりたいと思います。 ◆議員(松本俊二君) 議長。松本。 ○議長(日高幸一君) 松本議員。 ◆議員(松本俊二君) ぜひ、危機感を持ってやっていただきたいというふうに思います。起こってからばたばたしてもしょうがない。先ほど言いましたように、リスクマネジメントの基本なので、そこを勘違いされないようにお願いをしたいというふうに思います。町民の生命と財産を守る役割は、その最高責任者は町長でありますので、そこはしっかりとお願いをしたいというふうに思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 本当に今ご指摘のとおり、災害が起こったらその10倍ほどその対応にはかかりますので、これが起きないように、事前にその対策というのは講じてまいりたいと思います。 ◆議員(松本俊二君) 議長。松本。 ○議長(日高幸一君) 松本議員。 ◆議員(松本俊二君) では、次の質問に移ります。 3番目、危機管理についてです。 (1)には、直近の様々な事件や疑惑に対する認識及び対応についてということで通告をさせていただいております。 去る10月14日10時に、綾町役場庁舎を爆破し、その後生き残った人間をライフルで殺害するという内容のメールが2日前の12日に届くという緊急事態が発生をいたしました。 犯行予告当日は、9時半から10時半まで役場を閉庁するという対応を取られました。町長は、当日の朝から翌日の夜まで綾町を離れていたということですけれども、何より町民の生命と財産を守る最高責任者である町長が、どのような理由があろうともこのような緊急事態に綾町を離れることというのはあり得ない、100%あり得ないというふうに思っています。この認識は、どこから綾町長はこの判断をされたのかお聞きします。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) その件について申し上げます。 10月14日、この爆破予告というのは、それ以前から、実はインターネット等を通じて情報とか入っておりました。10月2日現在で全国で18道府県、これ50自治体以上に全く同じ内容で、名前はサトウユウタという名前で、どこの自治体にも送られてきているという情報がありました。 内容に関しては、今ありましたけれども、役場のほうに爆発物仕掛けたよと、それを防ぎたかったら40ビットコインを払えという内容で、これは全て同じ内容で全国50自治体にと。それ以後もまだ続いているような状況です。 こういう愉快犯、こういうのを見て人が慌てふためくのを見て喜んでいる、これは非常に許しがたいことであります。こういうものに対して、来るかもしれませんけれども注意してくださいと。宮崎県内でも8つの自治体にそういう連絡がありまして、こういうのに関しては、愉快犯ということで、しっかりそういう状況なので連絡を頂いたような次第です。 10月14日のほうは、その以前からずっとアポイントメントがありまして、今年の冬場のキャンプに、福岡大学とびわこ成蹊スポーツ大学といって、100名単位で来ていただきます。それから、九州の陸上関係、あと西鉄のほうとかいうところでありましたし、アポイントメントがありました。この愉快犯というのがあるということは聞いておりましたけれども、優先順位として、これからの冬場の、コロナでお客さんが少なくなるということのほうの優先順位のほうが高いというふうに判断しましたので、私は福岡のほうに出張しました。 ということもありまして、この手の情報は、情報として事前に受けておりましたので、一応、副町長を中心に、その時間帯は一旦役場から出るようにという指示をして、私は当初のアポイントメントに行って、出張したような次第です。 ◆議員(松本俊二君) 議長。松本。 ○議長(日高幸一君) 松本議員。 ◆議員(松本俊二君) 愉快犯といえども、可能性はゼロではないわけなんですよね。そういう中で綾町を離れる。例えば9時半から10時半まで閉庁しましたけれども、その時間帯でもいればよかったんじゃないですか。それとも、福岡大学含めたアポイント先に、いや、こういう事情があるので、ちょっと時間をずらしてもらうとか日程をずらしてもらう。多分、翌日まで出張されていらっしゃいますけれども、その時間的な余裕はあったと思うんですけれども。初めての経験だと思うんですね、町長になられてから、こういう緊急事態というのは。たとえ愉快犯だろうが何だろうが、ここは町長として、最高責任者として、とどまるのが通常のリスクマネジメントなんですけれども、そういうことは、いわゆる、お分かりにならなかったという理解でよろしいでしょうか。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) そこの判断なんですけれども、可能性としてゼロではありませんけれども、限りなく少ないと。10月2日時点で、18道府県で全く同じ内容で来ているんですね。そういうのがありますよと、メール等で来ていますよというのがありました。ですから、もちろんこの件に関しては副町長を中心にして対応するようにという指示を出して、私はコロナ対策で、この冬場、町内の宿泊施設に来ていただくことで福岡大学ともアポを取っておりましたし、黒崎播磨陸上競技部、北九州市の黒崎にありますけれども、そこともアポを取っておりました。さらに、西鉄のほうにもアポを取っておりました。その関係で、十分対応するようにということで、優先順位として、そちらのほうの約束を果たすことのほうが重要だと、優先順位が高いというふうに判断しましたので、出張したような次第です。 ◆議員(松本俊二君) 議長。松本。 ○議長(日高幸一君) 松本議員。 ◆議員(松本俊二君) 町民の生命、財産よりはそちらのほうの営業を優先したということで、信じられないわけなんですけれども。基本的にそういう判断というのは私にはできないんで、認識が違うというふうによく町長はお言葉使われますけれども、それは多分、ほとんどの町民が理解ができないんじゃないかなというふうに私は思っています。 また、副町長以下、執行部の中では、いや、それは問題があるんじゃないですかという進言はなかったんでしょうか。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) メールの内容も見ました。ほかの事例等も比較しました。40ビットコイン払いなさいと、その下には、これはメールを受け取る者は分かるんですけれども、5名の名前が書いてあったんです。犯行犯なのかあるいはその人たちを陥れるためなのか、その5名の中にはユーチューバーの方がお二人ほどいらっしゃったということで、こういう情報も既に各市町村間で共有しておりましたし、愉快犯だと判断して、優先順位の高い方に臨みましたし、危機管理に関しては、これは副町長以下でその時間対応するということの指示を出しましたので、それで出張したような次第です。 ◆議員(松本俊二君) 議長。松本。 ○議長(日高幸一君) 松本議員。 ◆議員(松本俊二君) じゃあ、誰からも、いや、町長、それはまずいですよという進言はなかったという理解でよろしいですか。もし、なかったということであれば、執行部の皆さんには、いや、それはやっぱり違いますよと、町民目線からいくとそれは違いますよということを、今後同じような状況が起きたときには、ぜひ進言をしていただきたいというふうに思います。でないと、町長自身が非常にマイナスになるというふうに思っております。 今後、そういう愉快犯といえどもそういうのがあった場合、メールの内容も全て見させていただいております。その中で、確かに私も調べたところ、これまでずっとあるというのはあるけれども、でもやっぱり可能性としてはなくはないよねというのがありますし、9時半から10時半、私がもし犯人だったら、9時半から10時半は多分厳重だろうから、10時半が終わってから行こうかなとか、爆弾を仕掛けようかなというふうに思わなくもないんですね、愉快犯だったら。そういうところまでぜひ考えていろんな指示をやっぱり出すべきというふうに思っておりますので、そこは十分気をつけていただきたいというふうに思っております。 まず、優先順位の認識の仕方というのは、ぜひ今後は改めていただきたいというふうに思います。 それから、この事件については、12日のテレビのニュースで町民は知ることになりました。防災無線では、13日の昼と夜、14日の朝、3回にわたって、この爆破予告の情報を町民に対して発信をしました。これは、ほんものセンターで購入した芋がらによる食中毒についても同様に、町民はテレビのニュースで知ることになりました。5月の役場職員の不祥事についても、町民は同じく新聞で知ることとなりました。役場から何の連絡もないまま、結局、報道機関からそういう情報を知ると。町民が真ん中のこの町でそういうことが行われているというような状況について、町長の認識をお伺いします。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 新聞、テレビ等で情報が結構流れております。我々のほうで事前に町民に対して公表できること、また内容によって新聞等で先に流れることというのは結構ございますけれども、そこのところはいち早く町民に知らせないといけない。特に災害とか危険予知といいますか、そういうものに関してはいち早く流しておりますし、できるだけ、内容によって判断して、知らせるべきところはそのタイミングをしっかり考慮して連絡したいと思います。 ◆議員(松本俊二君) 議長。松本。 ○議長(日高幸一君) 松本議員。 ◆議員(松本俊二君) 先ほど情報発信についてお話をしましたけれども、今回の件についても、せめてテレビのニュースと同じタイミングもしくは直前ぐらいのタイミングで出すべきだというふうに思います。そうじゃなければ、テレビのニュースで知って、もちろんテレビを見ていた人は、何だという話になります。そして、13日の昼に初めて防災無線で流れるというような状況。その間、町民は何が起こったんだろうということで、たくさんの電話とか問合せを頂きました。そういう混乱がやっぱり起きるんですね、こういうものが起きたときには。それが、だから先ほど言ったように危機管理のところが非常に甘いというふうに思っています。マスコミが先に行くというよりも、最低でもやっぱり同時だというふうに思っておりますし、それが町民に対する責任じゃないかというふうに思います。 だから、こういう状況が起きたときにはこういうふうな発信をしましょうと。そして、このタイミングだというのは、先ほど申し上げたように、そういうのをきちんと決めておけば、それに沿って各所管の担当部署はしっかりとそれをやっていくはずなので、そこをしっかりとやっていないことが、何で町民が後になってテレビ報道であったり新聞報道で知るのかというような状況。それこそ、コンパクトな町なわけですから、町民だけに発信するわけですよね、防災行政無線というのは。そういうところをしっかりやっていただきたいというふうに思っているんですけれども、その辺についての執行部内、役場内でのいろんなマニュアルというのは策定されているんでしょうか。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) ご指摘のとおり、町民に対して伝えないといけないということは、タイムリーにこれから伝えてまいりたいと思います。 内容に関しても、本当、種々雑多ございます。防災関係、台風とかそういうもう事前に予期できるものもあれば、そうじゃない、今回みたいに突然爆破予告とかそういうもの、いろんなケースがございますので、それぞれの状況に応じて対応を考えてまいりたいと思います。 ◆議員(松本俊二君) 議長。松本。 ○議長(日高幸一君) 松本議員。 ◆議員(松本俊二君) とにかくそんなにめったにあることではないのは間違いないので、そのときにしっかりと早急に町民に対して情報を発信する、そういう気持ちを持っていただかないと、町民は安心して行政を信頼できないということ。何でもテレビや新聞で見るという形で、そういう行政に対して信頼がどこに生まれるのかという、そういう心配をしてしまいますので、ぜひそこはしっかりやっていただきたいというふうに思います。 それに加えて、13日に掲載された、爆破予告に対する綾町のコメントが掲載されていました。「業務を妨害されて大変困惑している。早く犯人を摘発してほしい」というふうに掲載されていました。その前に西都市のコメントが書いてありました。もちろん、これだけを記者のほうに言ったかどうかというのは分からないんですけれども、もう少し、前から言っているように想像力を働かせて、少なくとも町民、いわゆる閉庁したわけですから、1時間の間。それから、みんなが心配をしたわけですから。それに対する、行政サービスが提供できない、町民に迷惑をかけたということをやっぱりメインに話をするべきであって、業務を妨害されて困惑していると、それは自分事、自分の仕事の話なんで。町民に対してどういうふうな気持ちを行政として、思っているのかというのをこういう場合はやっぱり載せるべきだというふうに思いますし、こういうことは、逆に言えば発信をしないというような形でやっぱりしっかりとした取組をしていただかないと、何だと、西都市に比べると非常に陳腐なコメントになってしまったというふうに受け止められかねないんですけれども、このコメントについては、町長は確認をしてこれを発信させているんでしょうか。 ○議長(日高幸一君) 総務税政課長。 ◎総務税政課長(蓮子浩一君) 宮崎日日新聞へのコメントについては、私のほうが記者の聞き取りに対しコメントさせていただきました。でも、町長不在でしたので、そこの確認は取っておりません。その状況についてということで聞かれたものですから、状況についてご説明いたしました。 ◆議員(松本俊二君) 議長。松本。 ○議長(日高幸一君) 松本議員。 ◆議員(松本俊二君) 繰り返しになりますけれども、記者が聞いたときに、どういうふうな形で記事にするのかというところを、しっかり想像力を働かせていただきたいなというふうに思います。そういうところも、ぜひ、よく副町長がおっしゃっています。今日はいらっしゃらないですけれども。職員の資質向上というのを、繰り返しこの1年強言われておりますけれども、いわゆるマスコミ対応であったりそういうものも、ぜひ執行部内でしっかり勉強していただきたいなというふうに思います。町長はよく民間企業、民間企業とおっしゃいますけれども、民間企業ではそういうものをきちっとやっているはずなんです。町長がそこをきちっと理解をして指示をすれば、そういうことについても漏れがないような対応になるかというふうに思いますので、そこはしっかりやっていただきたいというふうに思いますけれども、町長はいかがお考えでしょうか。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) そうですね。新聞とかテレビ等で、やっぱりそこから情報を得られる町民の方、たくさんいらっしゃると思いますので、今後、報道する内容とか、慎重に対応してまいりたいと思います。 ◆議員(松本俊二君) 議長。松本。 ○議長(日高幸一君) 松本議員。 ◆議員(松本俊二君) それはもう本当にお願いしたいというふうに思っています。 それから、繰り返しになりますけれども、町民への情報発信についてなんですけれども、防災無線についても町民が全員聞いているわけではないです。それから、テレビや新聞も全員が見ているわけでもありません。時間的余裕がある事案であれば広報あやとか回覧板などでもいいわけですけれども、今回の爆破予告のような緊急事態の場合は、先ほど言ったように、情報の共有という意味でも、例えば消防車とか公用車等を使った町内への広報活動とか、そういうものもぜひやっていただきたい、検討していただきたいというふうに思いますけれども、そういうふうないろんな手段を取って町民に周知すべきだというふうに考えておりますけれども、その辺については、町長はいかがお考えでしょうか。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) このような事件というのは、もちろん私も初めてですし、そんなに頻繁に起こることではないと。この教訓を生かして、もし今後あったときに、こういう似たような事件とかあったときに対応できるようにしてまいりたいと思います。 ◆議員(松本俊二君) 議長。松本。 ○議長(日高幸一君) 松本議員。 ◆議員(松本俊二君) 危機管理というところは非常に脆弱だというふうに感じておりますので、そこ辺の意識をまず町長自ら高めていただきたいというふうに思っております。 また、その危機管理の一貫として、昨年の町長選挙において、町長を支援していた現職の町会議員が、公職選挙法違反の事前運動に対する検察の不起訴処分を、検察審査会が不起訴不当という決議を行ったというふうに宮崎日日新聞にも掲載されました。町長は、この疑いを持たれている文書を自身のホームページでリンクをされていらっしゃいました。私はそれを見ました。今は消されておりますけれども。 また、同じく、去年の町長選挙では、町長側の運動員による傷害事件も発生しております。支援してもらった立候補者という当事者の一人としての責任は極めて重いというふうに考えております。当該議員……。 ○議長(日高幸一君) 続けてください。 ◆議員(松本俊二君) 当該議員や運動員の問題だとして、町長自身は無関係を装っていらっしゃいますけれども、あなたのために支援してくれた人に対して、何かあまりにも冷たい仕打ちをずっとされてきているんじゃないかなというふうに思います。自分自身の選挙における危機管理ができていなかったということであります。 そういう危機管理、先ほど脆弱だと言いましたけれども、その脆弱な町長に、町民の生命と財産を守ることができるんだろうかというふうに甚だ心配に本当に思っているわけなんです。立候補者自身は選挙の最終責任者でもありますけれども、その選挙を経て、今、綾町長という立場にいらっしゃるわけです。同じ最終責任者という立場で、危機管理に対する認識というものはどういうふうなお考えを持っているのか。これは恐らく1年以上前、6月の議会のときにも話をお聞きしたかと思いますけれども、改めて今日お聞きしたいと思います。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 久しぶりにそのご質問を受けたわけなんですけれども、その内容、事実、そうじゃないということもありますし、そういうことも考えて、自分がしっかりコメントすべきところはしないといけないと思っていますし、そうじゃなくして、これはもうちょっと、ちゃんと第三者、公平な立場で調べたところがコメントを出すのがよいという場合もありますので、それはその時に応じて対応してまいりたいと思いますし、自分としては、本当にそれに関与しているとか関係があるとかいった場合にはちゃんと説明責任は果たしてまいりたいというふうに思います。 ◆議員(松本俊二君) 議長。松本。 ○議長(日高幸一君) 松本議員。 ◆議員(松本俊二君) いや、実際に関係しているわけなんですよ。関係しているんですよ。町長の支援をしていた人の問題ですので、町長はそれをきちんと管理監督すべき立場にあるわけなんです。そういうことができなくて、綾町の危機管理であったり、そういうものが本当にできるのかという心配につながっていってしまうので、今、お聞きしているわけなんです。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 話がぽんと飛躍しているような感じもするんですけれども、その事実関係、そういうのはちゃんと調べていただいています。私が改めて個人的な意見を言うよりは、警察とかそういうところで調べておられると思いますので、それに従ったほうがよろしいんじゃないかというふうに思います。 ◆議員(松本俊二君) 議長。松本。 ○議長(日高幸一君) 松本議員。 ◆議員(松本俊二君) 結論は出ているわけじゃないですか。1つは傷害罪という形で出ております。1つはまだ疑いでありますけれども、検察審査会というものが取り上げて、これは私もその記事が出たときに調べましたけれども、極めてまれなケースなんです。不起訴不当というのを検察審査会がやるというのは、確率にして約10%です。その10%が、この宮崎、そしてこの綾町で起こったということが非常に大きなことだから、多分、宮崎日日新聞の記者は、その裁判所の報告を見て恐らくそれを調べたんだろうと、そして記事にしたんだろうというふうに思っているわけです。これはもう事実なわけですから、それに対して町長としての、自分の選挙で行われたことなので、改めて今の考え方を町長にお聞きしたいということをお話ししているわけです。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 新聞等で書かれておりますけれども、その内容に関しては、私のほうでどうのこうのしたということじゃなくて、宮崎日日新聞の新聞記者の方がそういうふうに判断されたと。今後の展開に関しては、私が口を挟むべきものではないというふうに考えていますので、その成り行きを見ていきたいと思います。
    ◆議員(松本俊二君) 議長。松本。 ○議長(日高幸一君) 松本議員。 ◆議員(松本俊二君) 先ほどの同僚議員の説明のときには、ここでいろいろ考えられたような話をずっとべらべらしゃべられましたけれども、ご自分のそれに対する考え方、気持ちでいいわけですよ。別に町長じゃなくてもいいです。籾田学としてどういうふうにそれを受け止めて、それをどういうふうに消化していこうというふうにされているのか。また、綾町の行政の長として、そういう問題について今後どういうふうに取り組んでいくのか、それも危機管理の一つなんです、何か起こってくることの。そういうことに対する姿勢をお聞きしているわけなんです。その事件、個別個別に対してのコメントを求めているわけではありませんので、そこだけ回答をお願いします。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 町長として、公人として、コメントしなければいけないことあるいはプライベートのことでということの場合ではまた変わってくると思いますし、内容によって状況違うと思います。全てが全て、全部しないといけないというわけじゃなくて、一応、第三者の判断ということで今そういうふうなことが記事になっていますよということで、この後、何か出てくれば、内容によってはまた対応しないといけないかと思いますし、今、その成り行きを見ていきたいなというふうに思います。 ◆議員(松本俊二君) 議長。松本。 ○議長(日高幸一君) 松本議員。 ◆議員(松本俊二君) 最後にします。 要は、町長は、そういうことが綾町で起こってしまったことに対して、残念だなという気持ちはないんですか。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) この件がどんな影響があるのかなと。一番、私として考えていますのは、町民に対して影響があるのかなというか、そこですよね。それの度合いによって対応も考えないといけないと思っていますし、これが大きな波紋とかが出てくるようであれば、また対応しないといけないと思いますけれども、今の段階では状況を見たいなというふうに思います。 ○議長(日高幸一君) 質問の途中──よろしいですか。じゃあ、最後に。 ◆議員(松本俊二君) 議長。松本。 ○議長(日高幸一君) 松本議員。 ◆議員(松本俊二君) なかなか、ご自分のことなので答弁が難しいのかもしれないんですけれども、こういうことが、前もお話ししたように、いわゆる行政に対する信頼であったりとか、ひいては議会に対する信頼とか、いろんなものに影響してくるわけなんです。そういうふうに考えるべき事象なんです。そういうのをしっかりやっていかないと、本当に信頼される行政であったりとか信頼される議会であったりとか、そういうものにつながっていかない。若い人たち、子どもたちが見たときに、いや、これってどうなんだろうねというふうに思ってしまう。そういう事象が起こっていることをしっかりと受け止めて、町長としてきちんとそれを発言するということは、それはやっぱり責任だというふうに思いますし、危機管理の本当に基本だというふうに思っていますので、そこはしっかり受け止めて本当はコメントしていただきたかったんですけれども、多分コメントできないというふうに認識をしましたので、これで午前中の質問は終わります。 ○議長(日高幸一君) また午後がありますので、続きをお願いいたします。 質問の途中ではありますけれども、ここで暫時休憩をいたします。午後は1時半から開会いたします。(休憩午後0時07分)………………………………………………………………………………(再開午後1時30分) ○議長(日高幸一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 松本議員の一般質問を続けてください。 ◆議員(松本俊二君) 議長。松本。 ○議長(日高幸一君) 松本議員。 ◆議員(松本俊二君) それでは、4番目、旧総合基金問題についてであります。 現状と今後の対応についてというふうに記載をしておりますが、まず町長にお伺いします。この補助金拠出の目的というのはどういうものかご理解をされているのか、お聞きします。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 基金の拠出ですね、生産者が不利益にならないようにですかね、の経営安定のために使うということで、承知しております。 ◆議員(松本俊二君) 議長。松本。 ○議長(日高幸一君) 松本議員。 ◆議員(松本俊二君) 大幅な価格変動が起きた場合なんかに対して、安心して生産活動に励んでいただくというのが基本的な趣旨で、この総合基金というのは作られたというふうに理解しております。町長もそういうふうな理解をしていらっしゃるかというふうに思います。 先般の運営委員会に、わざわざ県外の弁護士に依頼して、その弁護士が運営委員会にも出席したというふうに聞いていますけれども、その目的、それからわざわざ県外の弁護士を出席させた理由、そしてその費用はどこから出ているのか、お聞きします。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) その状況については、ちょっとこれまでの現状ということで説明したほうがよろしいかと思いますので、説明いたします。 旧農畜産物総合価格安定基金につきましては、今年の3月に新制度への移行を決定し、綾町農業経営安定基金を発足して、生産者の皆様に新しい基金制度に加入していただいております。 旧総合基金の町費基金と生産者の基金のそれぞれの残額につきましては、新制度基金に引き継いでおりまして、引き継ぎ時に生産者個人の残高相当分につきまして請求をされたものに関しては返還をしているというところでございます。 昨年度の後半から現在までの期間、移行期間ということで積立てを保留しておりましたので、ただいま生産者各位に本年度の積立ての実行の意思確認の上、発動する準備をしている段階でございます。 今後の課題といたしましては、横領事件による生産者基金の損害の返還がございます。横領者であります黒木氏に損害賠償請求を行っておりまして、現在まで服役後3年数か月の間に17万3,086円の支払いがされております。 しかし、3,357万3,953円の元金と遅延金632万5,539円、合計3,989万8,000円相当がまだ残っております。担当課のほうでは本人の資産状況の確認や納付誓約書を提出されておりますが、なかなか計画的な返済は実行されておりません。 私としましては、各生産者に対しまして、損害額の全額を返還するべきであると考えております。そのため、第一義的には横領者である黒木氏が全額返済するべきであることは明白でありますが、黒木氏の年齢、経済状況、健康状態を考えますと、存命中に全額が返済されることは非常に困難な状況であります。 したがいまして、生産者に対しまして町費基金の残額の中から全額返還をしたいと考えておりますが、そのためにはこの基金の横領を未然に、また最小限にとどめることができなかった、当時の運営責任者の責任がどの程度であるのかを司法の場で明らかにする必要があると考えております。 このために、弁護士のほうに依頼して、今の状況を理解してもらっているような状況です。たまたま県外といいますのは、県内でしかるべき弁護士の方というのが見当たりませんでしたので、たまたま県外の方になった次第です。 以上です。 ○議長(日高幸一君) 町長、ちょっと答弁漏れが、その弁護士費用はということです。 ◎町長(籾田学君) 一応、この経営安定基金のほうで事務費用ですか、こちらのほうの中で係争費用というのも認めてもらっていますので、そちらのほうで考えておりますけど、まだ支払いは発生しておりません。 ◆議員(松本俊二君) 議長。松本。 ○議長(日高幸一君) 松本議員。 ◆議員(松本俊二君) 県内にも弁護士はもちろんいらっしゃいますし、県の弁護士、町村会の弁護士等も含めて今までも相談をされているかというふうに思います。それに対して、前町長の影響力が大きいからということで前、町長は答弁をされていらっしゃいます。そういう理由から結局県外ということになったのかというふうに推察をしております。その辺は正確に自分の答弁を踏まえて話をされたほうがいいかというふうに思います。 この費用を基金、町費基金から出しているというふうに、今、おっしゃいました。それは多分、今年の7月15日の会議において要綱の一部改正案を出されています。そこに説明として、係争費用など町費基金を財源として支出できるよう規定するものという説明書きがなされています。 これは全くおかしな話で、副町長にお聞きしますけれども、綾町が制定している補助金の中の要綱で、こういう係争費用を基金、町が補助金として出したものから出すという、そういう性格のものというのはありますでしょうか。 ○議長(日高幸一君) 副町長。 ◎副町長(増田俊男君) 町の補助金で係争費用、係争が起こったというのがありませんので、それは承知しておりません。 ◆議員(松本俊二君) 議長。松本。 ○議長(日高幸一君) 松本議員。 ◆議員(松本俊二君) では、今回、これに沿ってこの条文を付け加えたということで間違いないでしょうか。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) はい、間違いございません。 ◆議員(松本俊二君) 議長。松本。 ○議長(日高幸一君) 松本議員。 ◆議員(松本俊二君) そもそも補助金の拠出の目的というのは、いわゆる価格安定、要は安心して生産者がいわゆる事業を、価格変動が大きいときにそれを補填すると、一定額を補填をするということになっているわけです。何度も、前からずっと言っているように、いわゆる盗まれた、横領されたものを補填するための補助金ではないです。 したがって、この町費基金というのは町民の税金が入っているんです。これは生産者だけではないというのは、以前にもお話をしております。それを、この基金の運営委員会で、それを逆に言えば使えるような規定をするというのは、これは町民はなかなか納得しないというふうに思いますけれど、町長はいかがですか。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 私は納得いただけるものかというふうに思います。こういう係争費用というか、こういうものが発生することは当初、全く考えておりませんでした。ところが横領事件があってから、この件について生産者のほうに自分が積み立てたものを返還することに関して、問題解決するために、弁護士の費用とかそういうものも発生してきますので、今回、この横領事件の問題解決のためには、その費用が発生するということで、これを推進会議の中で諮って了承をいただいたものでございます。 ◆議員(松本俊二君) 議長。松本。 ○議長(日高幸一君) 松本議員。 ◆議員(松本俊二君) 確かに決議をされたとは聞いております。ただ、そこにきちんとした説明がなされていたのかというのは非常に疑問があります。というふうな、そういうふうな、いやこれはそういうふうな形で、後になってそういうふうな形で説明があったというふうにも聞いております。それが事実かどうかというのは、私はその場にいなかったので、それは置いておいたとしても、町費基金をそのまま使うというのは、やはり極めて問題だと思いますし、そうであれば目的外使用になるというふうに、私は考えております。それを勝手に要綱を改正して、それを出せるようにするというのは極めて恣意的であって、前にも言いましたように、これは二次的横領に当たる可能性があるというふうに私は思っています。 もともとこのお金というのは、生産者にはこれから返されるということなんですけれども、実際に今、1億2,000万円ぐらいあるんですか、町費基金が。これについては一度、町に返還をするということを私は求めたいというふうに思います。それについて、副町長は議員のときにこの町費基金についてはどういうスタンスでいらっしゃったのかを確認したいと思います。 ○議長(日高幸一君) 副町長。 ◎副町長(増田俊男君) この基金制度なんですけれども、その前に条例があるんです。条例に基づいた制度なんです。条例の中では、そういう基金というのは使い道は限定されていないように思います。当然、役場は補助金を出した分については、その基金の中で運営していくのが当然だと思っています。基金の中で、だから運営委員会がその中で、そういうお金の使い道というのは活動のための資金だけではないと思っています。当時の最初の要綱なんですけれども、利息については自由に使ってもいいですよというようなことも書いてありますよね。だから当然、最初からそれは事務費でも使ってもいいですよという解釈はしております。 以上です。 ◆議員(松本俊二君) 議長。松本。 ○議長(日高幸一君) 松本議員。 ◆議員(松本俊二君) それは結構、都合のいい解釈で、ある意味拡大解釈ということで、要は一遍あげたら基金が何に使ってもいいですよと。その中で決めればいいですよという形になると、それこそ補助金がどんどん出ていってしまう。議会が承認したから補助金を出したということはあるのかもしれませんけれども、このような状況、事件が起こった以上は、やっぱり一度、ほかの生産者と同じように、一度町に返していただいて、そしてこの趣旨に基づいて、発動の要件が出てきたときに、その都度支出するというのが当然のやり方ではないかというふうに考えますけれども、町長いかがですか。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) この使い方に関してですけども、松本議員、独自の解釈されているんですけれども、推進会議の中でもちゃんと説明しまして、それに基づいて決議をいただいたということです。先ほど申し上げましたけれども、この問題はいたずらに長く引きずらないためにも、この件を速やかに解決する必要があると思いますので、そのために使わせていただきたいなというふうに思っております。 ◆議員(松本俊二君) 議長。松本。 ○議長(日高幸一君) 松本議員。 ◆議員(松本俊二君) 幾らぐらいかかるんですか、弁護士費用。係争、それこそ民事裁判になったら、かなりの時間を要するというふうに思いますし、かなりのお金がかかると思います。これ本当は、要は基金として生産者、もしそれを訴えたい、返還を要求するという人がいれば、その人たちが出すべきものであるというふうに考えています。というのは、この事件が起こったときの民事訴訟の費用というのは、この基金が出したわけではないと。いわゆるその当時、責任があった6名の方が分担をしてその民事訴訟の費用を出しています。それは、町長はご存じですか。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) はい、存じております。 ◆議員(松本俊二君) 議長。松本。 ○議長(日高幸一君) 松本議員。 ◆議員(松本俊二君) そうであれば、この解決をするというのは、朝からずっと町長は、何でも町がやってくれると思ったら大間違いですよということと、ある意味共通してくるのかもしれないです。何でも基金で、全部戻してもらえますよということではなくて、この人たちはやはり生産者はこれに入っていることによって、メリットがあるわけです。それを享受しているわけですから、そこの受益者負担というのは必ず発生するんだということを会長である町長から言われるべきだというふうに思います。 町が全く負担をするべきではないというふうに、私は言っているわけではないということは、もうずっと1年前から言っているはずです。応分に負担をする、それが町民が納得する解決の仕方だと。そして黒木氏に対して、とにかくどんなことをしても、これを返済させるということをしっかりやらなければいけない。彼の居場所を突き止めるにしたって、結局こちらから言って、ああしろこうしろって言って初めて、担当者が行って、いろんな手続きをして、住所を調べて、担当者が本人のいるところに行って、ようやくつかまえて、それをまた引きずり出してきたという、そういう経緯があるわけなんです。それを1年近く何もしなかったというところが一番問題なわけで、相手はある意味、前町長ではなくてこの黒木氏なんです。この黒木氏にきちっとやる。 確かに、今の給与、年金、それから光熱費、それから住居費含めて出てはいますけれども、じゃあこれだからだめだというような話にはならないというふうに思っています。だからそういうところを、もう一度、考え直して、黒木氏の健康状態がどうのこうのという前に、前町長はやっぱり健康上の理由から辞職をされていらっしゃるわけなんです。一時期、元気になられたというふうに聞いておりました。でも最近、やはり町長から内容証明から来たり、弁護士から手紙が来てということで、残念ながら、また体調が優れなくなってしまったということも聞いております。 だから、黒木氏の健康状態を心配する前に、そういう町民の、今は一町民である前町長についても、やはりきちっと配慮をして、そして早く、もうこれについては終わりにするというような状況になったわけですから、何で弁護士をわざわざ連れてきて、ほじくり返してまたやるというふうに言うのか、もうちょっと建設的な、いわゆる解決策というのを一緒になって考えてみませんか。求めるというのではなくて。 寄附にしたって、前も言ったように、寄附の金額まで書いたら寄附の強要になるということも、町長はご存じないのかもしれないんですけれども、弁護士がもし出すんだったら絶対に書かない文書を町長は出されているんです。そういうことも含めると、健康を害した方に対して、そこでまた鞭を打つようなことは、逆に言えば綾町としてやっぱりやってはいけないんじゃないかなと。責任は当然感じていらっしゃるでしょうし、これまで損害金の約3分の1については、寄附を集めたり、それからふるさと納税をとってきたりということで、一定の役割は果たしていらっしゃるんではないかなと。だからこそ、前町長は方向的な責任というのは一通り終わったと。 もちろん、善管注意義務を言われる部分は分かります。善管注意義務を言い出したら、それこそ当時の平成23年からの人たちみんなに関わってくる話で、ややこしくなりますよというのは前から言っているわけなので、そろそろこの件については、きちんと落としどころを考えて、みんなで知恵を出して考えて、やめにして、新しい綾町の農業について、早くスタートを切ったほうが私はいいんじゃないかと思いますけれども、町長いかがですか。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 先ほど説明申し上げましたけれども、松本議員のお話聞いていますと、この件に関して、早期の解決と言いますか、もういい加減に解決したほうがいいんじゃないかということじゃなくて、もう一度逆に後戻りして、そうなった説明なんですけども、先ほど申し上げましたとおり、黒木氏が全額返済すべきであることは明白であります。 しかし、黒木氏の年齢と経済状況、健康状態を考えますと全額返済することはかなり難しいと。まだ4,000万円近く残っていますけども、今までで17万円しか返していないと。到底、生産者が積み立てたものを返済するまでにはいたらないというような状況です。 当時の運営責任者がどの程度責任があるのかというのは、やっぱり司法の場ではっきりさせる必要があると私は思います。その結果、たとえこれが何%の比率かわかりませんけども、ある程度責任があるということになれば、それでもって、残りの金額に関しては町費基金等を使って、全額積み立てた生産者のほうに返すと。 いかなる結果になろうとも、そこのところを明確にした上で、被害者であります、これ被害者は生産者なんです。生産者の皆様に全額返還していくのが、今の基金を運営する立場にある私としましては、それが私の責務であろうというふうに考えております。これ逆に見方を変えますと、そのことにより前会長が被害を受けた生産者や一般町民から責任の追及を受けたり、いわれのない批判を受けることがなくなるものであるということも言えるわけです。もう司法の場で判断していただくと。 いずれにしましても、これ以上長く引きずらないためにも、一刻も早くその決着をつけるべきであると考えておりますし、その決着を見て初めて全額返還の手続きに入れるものと考えておりますし、横領事件の解決につながるとも考えております。その辺のところをご理解いただきたいなというふうに思います。 ◆議員(松本俊二君) 議長。松本。 ○議長(日高幸一君) 松本議員。 ◆議員(松本俊二君) 全額返済というのは、基本的に現実的に難しいのではないかというふうに考えております。理想論からすればそうかもしれないし、町長の公約からすればそうなのかもしれないんですけど、現実問題として難しいというふうに考えております。だから、しっかりと議論をして、どこでどういうふうにするのか、そして先ほども言いましたけども、町費基金というのは町民が出したお金でもあるわけです。そういうことも踏まえた上で、総合的にどういう形で決着をしていくのがいいのかというのをしっかり考える必要があるということを言っているわけなんです。 ましてや、この前の会議の中では鹿児島から来た弁護士は10%という数字を言葉にされたと思います。私も素人ながら、民事裁判でこれでやったとしてもせいぜい10%から15%、そうなると金額はおのずと二百四、五十万円ということになってしまいます。それはじゃあ、それが戻ってきたとしても、弁護士費用等々でやったら、結局生産者には返っていかないわけです。そういうのも総合的に考えると、やはり早く解決策をみんなで知恵を出して考える必要があるんじゃないかと。そして、これを終わりにして早く前に進みましょうよということを言っているわけなので、以前にも同僚議員がそういう話もしましたけれども、またここで、こういう話をせざるを得なくなった、それを出したのは結局町長自身だということですので、そこはしっかりと認識をしていただければというふうに思います。 時間がないので、最後に、令和3年度予算の編成についてお伺いします。 まだ、町長と議会との協議がまだなされていません。昨年は12月3日だったというふうに記憶しております。 今、いわゆる一律9%減という指示が出ているというふうに聞いております。ものすごい金額になるわけですけれども、どういう方針でこの令和3年度の予算については考えていらっしゃるのか、その基本方針と重点項目についてお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 総合基金については、明日もまた議員の方から質問がありますので、そこで併せて説明させていただきたいというふうに思います。 令和3年度の予算編成に関してですけれども、執行部役場のほうでは、令和3年度に向けて進めているところでございます。 11月9日に職員に対して本町財政の今後の見通しや基本方針並びに基本目標について説明を行いました。 基本方針については3つの方針を立てました。財政調整基金の取り崩し抑制、年間町債発行額の抑制、各事業にプライオリティをつける、順番を付けるということでございます。 また、基本目標につきましては5つの目標を掲げまして、町民の日々の暮らしを着実に支え続ける、社会経済活動を再生させる、行財政改革に取り組む、イベントや事業の見直しを行う、重点施策の推進でございます。 さらに、最後の重点施策については、大きく3つの柱を掲げまして、綾町で暮らしてよかったと町民が実感できるまちづくりを進めることにしています。 1つは機構改革です。機構改革による組織改編により役場組織を見直し、町民サービス向上、行政課題への対応強化を図る考えであります。 2つ目は、行政のスリム化と財政の再建です。民間の事業者を活用し、民間でできることはお願いし、経費の圧縮を図る考えです。町の年間行事を見直し、コロナ禍でも地域コミュニティ形成に必要な行事を選択し、町民の負担軽減を図りたいと考えております。 3つ目は、魅力ある綾の復活です。町内産業の活性化支援として、まちづくり会社設立を支援し、町内産業の活性化を図りたいと考えております。 また、既存のスポーツ振興に加え文化、芸術の振興を図り、綾の魅力向上を目指したいと考えております。綾の魅力が向上すれば、おのずとふるさと納税の件数も増えてくるのではないかというふうに考えております。 役場、行政本来の姿を取り戻し、町民目線の財政運営を目指した予算編成を考えているところでございます。 以上です。 ○議長(日高幸一君) 時間がきていますので、質問をまとめてください。 ◆議員(松本俊二君) 議長。松本。 ○議長(日高幸一君) 松本議員。 ◆議員(松本俊二君) 一つ、答弁漏れがあるかと思いますけども、一律9%減ということを指示しているというふうに聞いておりますけれども、一律9%減を指示して、今言われたことが果たしてできるのでしょうか。そこをしっかり、まず答えていただいた上で、本当にこの一律9%というのを、じゃあどこにそのウエイトを置くのか。なかなか削れない分野もあるかと思います。そうすると、今度はそれ以上に減らさらなければいけない部門が出てくるということになりますけど、その辺について説明をお願いします。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 一律9%のシーリングを今回はかけざるを得ないと。これは令和元年度の予算に対して9%減という目標を掲げています。これまでその予算の編成において、そこに対してプライオリティ、順番を付けるということになりますので、財政の立て直しのために優先順位を付けて、その中から必要性の高いものというものを順番に実施していくと、そういう考えでございます。 ◆議員(松本俊二君) 議長。松本。 ○議長(日高幸一君) 松本議員。 ◆議員(松本俊二君) とにかく、本当は令和2年のときにこういうことをきっちりとやってほしいというふうにお伝えをしたわけですけれども、結局それができずにほとんど前年と同じような予算構成になってしまったと。 そして、このしわ寄せが今年、令和3年度にくるということです。副町長はまちづくり座談会でも町民も、それから議員も財政の事がよく分かっていないという暴言を吐かれました。そういうふうな考え方でやっていくと、本当にこの綾町というのが魅力のない町になってしまいかねませんので、そこをしっかりと議論をした上で、実施していただければというふうに思います。 この午前中からのずっと話を聞いていると、なぜか人のせいにずっとされていらっしゃいます。自分が1年半何をやってきたかということを、もう一度考えていただいて、この令和3年度予算編成については、本当に真剣に考えていただきたいと同時に、議員にもきちんと説明をした上で、議員からの意見、そういうものをぜひ取り入れていただいた上で、編成に取り組んでいただきたいというふうに求めて終わります。 ○議長(日高幸一君) 答弁が必要ですか。 ◆議員(松本俊二君) いりません。 ○議長(日高幸一君) 関連質問ありませんか。(なし) ○議長(日高幸一君) 松本議員の一般質問を終わります。……………………………………………………………………………… ○議長(日高幸一君) 橋本議員の一般質問を許可いたします。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(日高幸一君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) 私、マスクしたまま発言させていただきます。もし、音に支障があるときには教えてください。 始めに、コロナウイルス感染症関連について通告をいたしました。松本議員の質問と若干ダブるところもありますので、同じ答弁であるところは省いていただいて結構です。 今回、11月に宮崎市在住の綾町農協職員の感染が明らかになったということから、町内に緊張が走ったと思っております。放送の後、明らかになった翌日、早朝ですがコンビニエンスストアで、綾町もとうとう出たねというふうに農家の方から声をかけられました。幸い、拡大には至らなかったものの、この農協の職員に陽性患者が出たということで、綾町としてどういう手順、対応をとったのか、具体的にお示しをいただきたいと思っております。 先ほど、松本議員からもお話はございましたが、宮崎県をはじめ、よその自治体ではコロナ対策のいわゆるプラン策定というのを行っております。綾町もぜひ文書化したものを作ってほしいと思っております。先ほどの松本議員の答弁には、なんかそういう準備をするというような回答だったと思いますが、今回の対応について手順、順を追って答弁をいただけたらと思っております。 次に、コロナ関連施策の検証と今後の取組について伺います。 今回、例えば国民健康保険税とか住民税の減免などが行われております。現在もまた受付をしていると思いますけれども、必要な方への情報提供についてどのようなお考えをお持ちなのか伺いたいと思っております。 よその自治体では、いろんな取組をしておりまして、例えば数か月の給食費の無償化だとか、就学援助世帯への給食費の無償化だとか、4月27日までに生まれた子どもには定額給付金がありましたけれども、4月28日以降に生まれた子どもには給付金の支給がございませんので、それを自治体でやっているところもございます。 例えば、児童福祉施設、保育所、幼稚園、児童クラブなどの利用者と直接接触する職員への慰労金の支給だったり、奨学金の返還を3年間支援する、学童保育支援員、先ほども申し上げました災害対策への活用とか、高校生へのバス代の無償化とか、いろいろやっておりますけれども、綾町が今までやってきた施策への検証と今後の具体的な取組について、答弁をいただきたいと思います。 3つ目には、コロナウイルス感染症対策などで公務員の労働環境が悪化していることが問題となっております。私も綾町の職員の処遇改善については、提案されたものには賛成をし、こちらもお願いすることは一生懸命やっていただくという立場でこれまでまいりましたけれども、あまり綾町は労働組合の活動も活発じゃございませんし、町長にいたっては期末手当を引き下げるのに、職員組合と話もしなかったという、先だっての臨時議会での答弁もあり、綾町職員の労働実態はどうなのか、非常に不安になり、今回通告をいたしました。 ここに書いております問題につきまして、答弁をいただきたいと思います。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) それでは、橋本議員の質問にお答えします。 まず、町民に陽性者が発生したときの対応なんですけれども、11月19日にJA綾町に勤務する宮崎市在住の職員のコロナ感染が判明しました。JA綾町としては、町民、農家の皆さんへの影響も大きいので、役場にいち早く連絡され、防災無線を通じて広報を行いました。 JA綾町は、コロナ感染者情報を公表しましたけども、一般の企業で感染者が発生した場合には、必ずしも公表されるとは限りません。町民の感染者が発生した場合には、県からの情報では、先ほどもちょっと説明しましたけれども、綾町民のみと、男性、女性、あえて20代、30代とかそういう年代で報告されるような状況でありまして、感染者の氏名とか住所とか勤務先の情報は提供されません。感染症予防法に基づき、本人の同意に基づく情報のみ公表をされることになっております。 町としましては、感染者が確認された場合には、町内の施設の一時閉館や利用中止を検討し、町民での感染予防対策の再徹底のお願いをしてまいります。 また、県の保健所と連携しながら、感染者本人の同意があり、町にできる支援要請があれば適宜対応していまいりたいと考えております。 2つ目の質問になるかと思いますけども、コロナ関連施設の検証と今後の取組の具体策に関してですけども、新型コロナウイルス感染症対応臨時交付金をはじめ、国や県から交付される新型コロナウイルス感染症関連の交付金、補助金を活用し、さまざまな分野において感染症予防、経済対策等に取り組んでいるところでございます。 新型コロナウイルス感染症対応臨時交付金を活用した事業は、第2次実施計画までで52本に上ります。その進捗状況ですが、まず感染症対策として消毒液、マスク等の備蓄と医療や福祉関連事業所への配布事業、3密を防ぐための事業、台風時などの避難所運営事業、図書館やごみ収集作業への対策事業など、計19事業に対して3,937万3,000円、また小中学校や公共施設、観光施設のトイレ等の環境改善に6事業1,660万1,000円の執行を見込んでおります。 備蓄品の納品や備蓄倉庫の整備については、業者と調整しておりますが、早期の納品、完成をめざしてしております。また、各施設での3密対策やトイレ等の環境整備についても、順次着工を進めているところです。 早い時期からの感染予防に町民一丸となって取り組んでいただけたことで、1事業所を除き、綾町からの感染者は出ていないということは、幸いに感じております。 また、経済対策としましては、飲食店応援商品券配布事業、プレミアム付商品券発行事業、農林水産業を対象とした再生産支援事業、合宿の受入支援対策事業など計15事業に9,309万8,000円の執行を見込んでおり、事業所への休業要請や事業継続対策、失業者対策などは1月まで継続予定としております。 ほかの市町村と同様、経済の冷え込みは深刻であり、町民の皆様にも厳しい状況が続きますが、できる限り支援を行ってまいります。小・中学校のIT化、GIGAスクール構想関連では、4事業で6,376万8,000円を予定しており、コロナ禍での遠隔授業だけでなく、今後多方面での活用が期待されているところです。 さらに、生活給付として子育て世代応援給付や大学生等への支援に2事業1,451万円、役場のIT化6事業737万円、産業活性化協会関連としましては8,004万5,000円の執行見込です。 今後の取り組みとしましては、今回の補正で計上しています、医療機関へのマスク等の配布、小中学校の空調対策、町内在住の大学生等への支援を行ってまいります。 3つ目の質問になるかと思いますけども、コロナ禍での役場職員の労働実態について答弁いたします。 お手元に資料が配付してあるかと思うんですけれども、この令和元年度の各課ごとの時間外勤務時間数と各課の人員については、配付資料をご覧ください。 総務税政課、企画財政課、福祉保健課が上位にありますが、災害対応、選挙、イベント等が影響していることもあります。コロナ禍での令和2年度4月から10月の前年度比較では、各種イベントの中止により、約1,200時間減少しております。 有給休暇の取得状況ですけども、綾町の取得日数は12.1日であり、県内市町村平均の11.2日を上回っております。26市町村では5番目に位置しております。 コロナ禍で行政を担っています職員は、担当部署は勿論ですが、窓口業務をはじめ各課それぞれの分野で、日々緊張感の中で業務を遂行しています。引き続き町民の皆様から感染者が出ないように気を引き締めて業務に当たるよう、お願いしているところでございます。 以上でございます。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(日高幸一君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) 町民に陽性者が発生した場合というところですけれども、先ほど松本議員への答弁と同じで、いわゆる誰が感染者かなかなかわからないんだというふうにおっしゃっていました。これが、そんなに難しくないんです。陽性者が出たらすぐ保健所が来て、大々的な消毒をやるんです。釜牟田あたりのおうちだったら分からないかもしれませんけれども、すぐ分かるんです、そこで陽性者が出たと。そういうときに、その個人のプライバシーだったり、そういうことを守っていることも考えていただかないといけないと思っています。 私、知り合いでコロナ感染した家族がおります。あっという間に保健所から白い服を着た人たちが来て、消毒が始まるんです。中まではなかなかしないそうですけれども。ですから、情報が入らないんだって、正規のルートでは入らないかもしれませんけれど、そういう不安はあっという間に町内に広がるんです。ですから、そういうことを実際、県内でも患者が発生しているわけですから、そういうところから情報を収集して、起こることを想定していただきたいんです。保健所から来ないから分からないんですよって言っているような場合じゃないんです。それがもう目の前に迫っている。 先ほど、松本議員からもおっしゃいましたけど、宮崎東諸県圏域という形で患者が今出されているんです。ですから綾町に出てないということを安心している場合ではもうなくて、そういう状況になったときに、子どもさんだったり家族だったりの実際の生活とプライバシーをどう守るかということも行政の責任だと私は思っておりますので、具体的なところは県内で発生している自治体からの情報収集もしていただいて対応していただきたいと思います。 子どもにも当然、しわ寄せがきます。先ほど、誹謗中傷という話がありましたけど、私の知り合いに2人の小学生が子どもいたんですけれども、夏休み中でしたから保護者から学校には連絡はしたんですが、そこから各保護者には連絡がいきませんでした。夏休み中に退院もしました。夏休みが終わって学校に行ったら、やっぱりいじめの対象になるんです。だからそうなったときにどうするのかということも具体的に、ぜひお考えいただきたいと思います。いかがでしょうか。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) おっしゃるとおり、確かに保健所のほうで対応されるんですけど、綾町の重要なところでしたら、もし出れば情報というか噂と言いますか、そういうのはすぐ流れると思います。ですから、我々のほうとしても、そういう情報がありましたら、本当にプライバシーをしっかり守っていって、対応することはもちろんやらなければいけないと思っていますし、役場のほうもその対応に対してはしっかりやってまいりたいと思います。 さらに、一番怖いのが誹謗中傷、こういうところで全然関係ないところでいじめられてしまうということも聞いております。お隣の国富町の町長とも話しているんですけれども、結構、確かじゃない情報で、デマが流れてきていると。それを抑えるのに結構大変だったと。綾町に近いところで感染者が出たとかいう話が勝手に流れて、おそらく森永付近だと思うんですけど、いや、そんなことはないんですよということ、一生懸命住民の方に説明したということも聞いておりますし、確かな情報をつかんで、それに対して町民に対して正確に正しく指導していくということは必要だと思いますので、もちろん綾町で出た場合には、その情報というのはしっかり把握して、必要なところは十分、町民の方に伝えてまいりたいというふうに思います。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(日高幸一君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) インターネットで調べていただくと、各自治体で発生者が出たときのプラン、どうするかとかいう、そういうシミュレーションをされたり、マニュアルが作られたりしておりますので、ぜひ急いで作っていただきたいと思っております。 2つ目のコロナ関連の検証なんですけれども、私もちょっと一般質問出した後にいろいろ情報を収集しておりましたら、今回のコロナ関係の交付金の中に、緊急包括支援交付金というのが、一番最初、第1次補正で地方創生臨時交付金の1兆円だったんです、全部で。2次で2兆円になっているんですけど、その1次のときに1兆7,177億円の緊急包括支援交付金というのが出されております。先ほど、議会に来てからインターネットで調べたら、県のほうに、都道府県にいくお金だというふうに書いてあるようにも読めるんですけれども、その1ページに令和2年度新型コロナウイルス感染症緊急包括支援交付金の交付についてというのがありまして、要するに貴職、県の職員だと思います、貴職から貴管内の市町村に対して通知するとともに、関係機関等に周知するようにお願いしますという通知なんです。 ですから、臨時交付金の第1次よりも多い額のその包括支援交付金というのが、県を通して町に来てると、私、思ってるんですけれど、先ほど休憩のときに企画財政課長に聞いたら、聞いていらっしゃらないということで、これはかなり広く医療関係の分野の方への慰労金とか、感染拡大防止等の支援事業の支援に使ったり、あと障がい者の方への慰労金などに使えるという交付金になっているんですけれども、その点についての情報はいかがでしょうか。 ○議長(日高幸一君) 福祉保健課長。 ◎福祉保健課長(佐藤光久君) 病院関係の方には、直接、県のほうから、そういう関係で働く方には、町民がもらった10万円と同じような形で、苦労されているということで慰労金が出た、そういう財源として緊急包括という、予算のほうが使われたというのは認識はしておりますけれど、障がい者とか、いろんな形で定期的にマスクとか、そういう資材が県を通して町に配布があったりするんです。そういうのに県が一括購入して、市町村に配って、市町村から事業所に配るような事業に使われているのかなという認識でおります。 以上になります。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(日高幸一君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) 令和2年4月30日付で各都道府県知事宛てに厚生労働事務次官からそういう通知が来ておりますので、ぜひ確認いただいて、わざわざ貴管内の市町村に対して通知をするようにというふうになっておりますので、第1次補正ぐらいのお金は来てるのではないかと思っておりますので、ぜひ確認していただいて、今後のコロナ対策について、いわゆる医療機関の方々、福祉施設の方々にこういった交付金が回っていくように、調査をお願いしたいと思います。 3つ目に、職員のところです。 総務税政課から資料頂きました。これ、令和元年度ですから、コロナウイルスと全然関係ない、関係ない、まあ、3月までは、2月、3月は幾らか関係していると思いますけれども、今はもっと増えてると思うのと、職員のですね、さっき何か町長の答弁だと減ってるようですけれど、1年間で最高残業者が370時間、これを12か月で割ると月31時間、1日にすると、20日間働いたとして計算すると、1日1.6時間なんですね。私はこれは正しく把握されていないというふうに思っています。綾町の職員の皆さんの出勤、退勤というんですか、退庁はどのように確認されているのでしょうか。伺います。
    ○議長(日高幸一君) 総務税政課長。 ◎総務税政課長(蓮子浩一君) 橋本議員にお配りしている資料につきましては、時間外勤務手当の令和元年度の累計でございます。今言われたような月の最高時間については、それぞれ言われたとおりでございます。 令和元年については、1位が370時間、次に345時間、300時間を超えてるんですけれども、中身を見ますと、この超えている職員については災害時の対応、それから、昨年、選挙がありましたので、選挙を対応している職員あるいは県に派遣している職員がおりますので、そういったもので上位を占めているというような状況です。 それから、時間外勤務、これは勤務手当を申請した形での時間数になっておりますけれども、その他の職員の勤務外の時間数ですね、これにつきましては、5時過ぎてから10時ぐらいまでになりますけれども、その時間帯なり、あと、土日祝日の出勤等につきましては、宿日直さんのほうに必ず職場のほうに入るときには声をかけて、終わるときには、終わりましたということで話ししてますので、毎日、この日誌に記録されております。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(日高幸一君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) 教育委員会とか農林振興課はどのように把握されていますか。 ○議長(日高幸一君) 総務税政課長。 ◎総務税政課長(蓮子浩一君) 教育委員会につきましては、教育委員会事務局のほうでの所管になりますので、そこについては、まだこちらのほうでは、それを確認することはしておりません。 それから、農林振興課につきましても、庁舎が離れておりますので、課長が把握していると思います。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(日高幸一君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) 各課長には、もうお聞きしません。要するに、全体では把握されてないということだと思います。 職員の仕事開始、終了という言い方がいいのかどうか分かりませんけれども、今、コロナ禍で、小中学生にもタブレットを1人1台ずつ、教員にも1人1台ずつ、要するに、IT化が進んでいるわけですよね。職員の人たちが、例えば、私、あまり詳しくありませんけれども、もっと仕事の時間を管理する方法というのはあると思うんです。何かICチップの入ったカードでこうピッとやるとか、そんなにお金かかるのかなと思っておりまして、まあ、コロナ対策にもなることだと思いますし、労働実態を正しく把握するという意味でも、当直の人に言ったとか言わないとか、庁舎内じゃないところは把握できませんとかというんじゃなくて、ぜひ、その労働時間をきちんと把握する方法を考えてほしいと思っているんですけれど、町長の見解伺います。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 私もこの資料を見て、私なりに分析したんですけれども、これ、1人当たりの時間を出してみたときに、一番多いのが企画財政課236時間、1人ですね。その次に多いのが産業観光課219時間、人数は少ないですけれど。その次ぐらいに総務税政課161時間、その後、社会教育課119時間、こういうところがやっぱり大きいなというのは感じています。 私なりに見ていくと、企画財政課、第8次の長期計画とかありますし、人数も限られてますけれども、あと産業観光課のほうも、今、今年度もそうですけれども、新しい取組をやろうとしていくことで、それで残業が多くなってきているのかなと、そういうのを分析しながら、それぞれ管理していかないといけないなと。町の職員92人なんですけれども、各課の業務の平準化とか、そういうものをしていって、なるべくこれを抑えないといけないなと。 学校とかでITとかいいますけれども、導入時には物すごくかかるんですよね、時間が。例えば、そのソフトをつくるのに遅くまで残ってつくんなきゃいけないと、コンピュータで、子どもに対する教材、今までは紙ベースでよかったんですけれど、それを一々打ってからつくって、ソフトにしてそれを発信するということで、これ、西米良村なんかも、そういうの取り組んでいるんですけれども、それがために物すごく残業が増えているという話も聞いていますので、そういうところをしっかり分析していって、やはりこの多いところというのは原因があると思いますので、そこのところを分析していって、できるだけこれを、平準化といいますか、少なくする方向で考えていきたいと思います。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(日高幸一君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) すみません、私は時間制限がありますので、町長、聞いたことを答えてください。 要するに、職員の仕事始め、仕事終わりの把握をちゃんと、アナログじゃなく、デジタル化するお考えがあるかどうかということをお聞きしたいんです。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 例えば、タイムカードを入れるとか、そんな方法もあるかと思いますけれども、管理する方法として的確なものがあれば、考えたいと思います。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(日高幸一君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) 町長、これは去年のですから、今年のじゃないんで、元年度なんですけれども、これを見て、例えば、先ほど総務税政課が161時間、平均ですね、平均よりも、その一番下の順位で見ていただくといいと思うんですけれど、町長、一番残業している370時間が、1日にすると1.6時間だということと、町長が庁舎内にいらっしゃって、職員の仕事ぶりを見て、一番多くてです、多くて1日1.6時間というのは実感として、ああ、そのぐらいだなあって感じですか。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) いや、実際、私が見てて、やっぱり遅い人というのは大体、限定されてるんですね。やっぱりその人のところにどうしても偏りがあるとか、たまたま一緒に働いたけれども、産休とか何かそういうことで回ってきたりとかというのもございます。企画財政課が多かったのも、去年まではマラソンをやってましたから、そのために物すごい時間もかかってたりとかということもありますので、やっぱりそういうところはしっかり見ていって、減らす工夫というのはやっていかないといけないですし、今年は昨年に比べては4月、10月の段階で、先ほど申しましたけれども、1,200時間減ってきてます。要するに、町のスケジュール、町で実施するスケジュールとか、そういうものが今年はコロナの関係で少なくなってきてますけれども、そういうところも見直していきながら、本当に必要なものをやっていくということで、考えていきたいと思います。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(日高幸一君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) 私はこの表を頂いて、すごくやっぱり申請している時間が少ないんだろうというふうに思います。 例えば、農林振興課は、これでいくと、そんなに多くないんですけれども、今年、高収益作物次期作支援交付金、国がいきなり変えましたよね、制度を。それだけでもすごい仕事量だと思うんです。私たち農家もすごく負担でした。1回申請をし直して、でも、あまり来なかったそうです、もう出ないんだろうということで。そこは、今のところ、国は特別なお金、交付金を出すというふうに言っています。幾ら出すかはまだ明らかになっておりませんけれども。 いろんなコロナの関係で、町長の計算でいくと1,200時間ですか、減ってるんですけれど、やっぱりそこそこの職員にかかっている時間というのはかなり増えてると私は思っているんです。ですから、これはあくまでも申告をして、自分は残業しましたという申告しかつかめられないわけですよ、今のシステムでいくと。ですから、土曜、日曜でも、ちゃんと、ちょっとタイムカードはあまりにも古い考え方だと思うんですけれども、さっき言った、ICカードで読み取るとか、そういうのができますし、自治体によってはパソコンの立ち上げとパソコンのシャットダウンを最初と終わりというふうに見るところもあるそうですけれども、当直の人に告げたら、そこの時間を書くというやり方じゃなくて、やはり庁舎内にいらっしゃらない職員の労働状況もきちんと把握していただかないと、これまでも職員の、まあ、過労だったかどうかは私が診断するわけにはいきませんけれども、いろんなストレスだったりすることもあるわけですよね。 もう一つ、平成28年の9月議会に上程されてから、今のところは委託費になっているみたいですけれども、職員50人以上の事業所は、メンタルヘルスケアというのを労働安全基準法で、そういう、産業医を置くようにという指示があって、当時は産業医がいないので、綾町内のお医者さんにお願いするということになっています。今年度は54万円、定額だということで、平成28年も54万円組まれていたので、9月議会からでしたから、1か月9万円、お医者さんにお支払いしているんだろうと思っていたんですけれど、今年の予算も54万円なので、9万円から4万5,000円に下がったのかなと思っているんですが、どのような、どこのお医者さんに委託して、どのようなことで職員のメンタルヘルスケアをしていただいているのか、答弁を頂きたいと思います。 ○議長(日高幸一君) 総務税政課長。 ◎総務税政課長(蓮子浩一君) ただいま、ヘルスチェック関係のご質問がございました。 綾町の場合は、産業医ということで、玉置先生にお願いしております。年間委託料として、産業医の委託料ということで54万円、毎年、全職員に対して、このヘルスチェックということで、それぞれのチェック項目を記入いただいて、総務税政課の行政係のほうに提出していただくということで、本人の希望等で聞き取り等も行います。それから、この産業医の方に相談、いろんな個人情報のこともあったりするものですから、産業医に相談することも可能になっております。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(日高幸一君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) いわゆる産業医という言い方が、有資格、そういう資格をお持ちなのかどうか分かりませんけれども、職員のやっぱり置かれている労働環境も含めて、きちんと情報交換していただいて、把握をしていただきたい。労働環境改善のために、少なくとも労働組合で上部組織に加盟している組合であれば、そういう情報もたくさん入ってくるんですけれども、県内で多分綾町だけですよね、そういう組織に加盟していない職員組合は。ですから、ぜひ、町長、首長として職員の健康管理にも意を注いでいただきたいと思っております。 先ほど有給休暇の取得日のことを12.1日で、県平均よりちょっといいというふうな言い方だったのかと思うんですけれども、40日あって12.1日なんですよね。ですから、いいったって知れているんです。1人40日持っていて12.1日ですから、多分30%いってないんだと思うんですけれども、ここ辺りについて、町長の見解を伺いたいと思います。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 有給休暇の取得ですね。マックス40日まで取れるということなんですけれども、役場のほうでもそうですし、ほかの民間の事業所なんかでも、なかなかマックス取れるところってあんまり、少ないんじゃないかなと。やっぱり、これ、日本人の考え方ですかね。もう堂々と休み取ったらいいんですね。ただ、どうしても周りに気を遣って、その分、人に迷惑かけてしまうとかっていうこともあるかもしれませんけれども、もっともっと取ってもらって、そしてしっかりリフレッシュして、その分、出てくるときには集中するという形で、この休暇取得に関しては、どんどん取ってもらうように指導していきたいなと思います。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(日高幸一君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) 総務税政課長、どんどん取っていただいていいそうですので、ぜひ、職員にもその旨情報提供をお願いしたいと思います。 次に、災害対策と防災につきまして、先ほど同僚議員の質問にもございましたので、私はこの中で、特に避難所の確保ですね、今回、台風10号での避難所の確保は、高台がいいということで、小学校があっという間に埋まったということから、てるはドームになったということです。本当は、環境的には綾中学校のほうがよかったんですけれども、職員の配置が難しいということで。綾町には、防災士の資格を持った方というのは、多分、消防関係じゃなくても、民間の方でも取っていらっしゃる方がいらっしゃると思います。事前にそういう方の登録とか研修をしていただいて、避難の必要が発生したときには、防災士の資格のある方のお力を借りるということも必要ではないかと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) おっしゃられるとおり、いろんな資格を持っている方がいらっしゃいます。こういうときに、その能力を発揮してもらって、どういう方がいらっしゃるかということを調べて、リストアップして、必要なときには応援を頂くということで進めてまいりたいと思います。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(日高幸一君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) 相星元議員も議員在職中に防災士の資格を取られました。当時、町のほうで防災士の資格者を、有資格者に集まっていただいて、研修会か何かするという計画をお聞きしたような気がしますけれど、担当、行ったかどうか教えてください。 ○議長(日高幸一君) 総務税政課長。 ◎総務税政課長(蓮子浩一君) 防災士の資格、今、町内でこの防災士、圧倒的に多いのが消防団員の皆さんです。この資格取得については、毎年1回は高年者研修センター等を含めてやっておりますが、資格を取られた方全員を集めての研修会というのは、これまでまだ開いておりません。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(日高幸一君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) ぜひ、こういった資格をお持ちの方々の力もお借りして、職員の配置ができないために避難所が開設できないというようなことのないように、やっていただきたいと思っております。 災害対策については、もう松本議員もされていますので以上にします。 次に、重度心身障がい者の医療費のことについて、一つだけ伺うことにいたしました。 今年の8月から医療費の窓口支払いが現物支給になりまして、患者さんがそこでお支払いすることはなくなったんですけれども、それと引き換えに、一医療機関一月当たり500円の負担が必要となりました。このことは、国保運営協議会で当時、3月議会のときに、いわゆる現物支給にすることで、国保会計へのペナルティーが発生すると、150万円もしくは170万円のペナルティーが想定されるので、その分を負担していただくということが言われました。 その後も、私、質問をしておりまして、ぜひ、この新たな500円の負担というのはやめてほしいというふうにお願いしました。県内はいろいろで、ゼロのところもありますし、同じように徴収しているところもあります。 先日、宮崎県の障全協、障がい者の会の方々が綾町に申入れに来られました。1件だけです。なぜ、この新たな500円負担を決めたのかということでした。 会長さんは、脳性小児麻痺の方で、ぜひこのことを聞きたいということで、いらっしゃるということで、私も同席をさせていただきました。少なくとも、一医療機関500円ですから、内科と外科と行くと1,000円になるわけですけれども、窓口の負担をしなくって、今までは窓口で負担して、後日申請してお金は戻ってきていたんですけれど、それが、その手間がなくなった分の代わりに500円の負担が発生する、それも国からのペナルティー分を障がい者の方々に負担していただくというのは、あまりにも考え方としては、私は短絡的じゃないかと思っておりますので、町長の見解だけ伺いたいと思います。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) この重度心身障害者医療に関して現物給付と自己負担増ということですけれども、ペナルティーに関しましても、175万円相当が平成30年の実績で試算されております。 このほかにも、これまで補足率の関係で、無意識のうちに払っていらっしゃった方もいらっしゃったかもしれませんけれども、それがもう100%、いわば、最初受けたときに費用がかかるということで、その分の負担が多くなっています。一応、県のほうから半分負担頂けますけれども、町の負担額で見ていきますと総額で192万円と、先ほどのペナルティーの175万円、そして町の負担192万円、この2つが合わさってきて、この2つの要因から事業費の増加ということになっていますけれども、県内の市町村を見ていったときに、26市町村ありますけれども、24市町村は、綾町含めて、同じように大変申し訳ないんですけれども、一診療報酬として500円ずつという形でお願いしているような状況です。 今後、将来的に全額給付を否定しているものでもございませんけれども、これの、どのくらいかかるか動向を見ていきながら、今後、検討してまいりたいというふうに考えております。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(日高幸一君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) 確認ですけれども、今、平成30年度で175万円とおっしゃったのは、この障がい者の現物支給へのペナルティーというのはおかしくないですか。今年の8月から始まってるんですけれど。どういうふうな計算なのか伺います。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 現物給付化により、国から県の国民健康保険会計への療養給付費国庫負担金及び財政調整交付金が減額されるために、その減額分の補填として、町から県への納付金が増えるということです。これがペナルティーと呼ばれているものなんですけれども、平成30年度の実績で試算しますと、それが175万円になるということです。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(日高幸一君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) 分かりました。 例えば、8月から始まって、来年の3月までで1人500円負担していただくことで、おおよそどのぐらいの、これは収入という言い方したらいいのかどうか分かりませんが、総額幾らぐらいを見込んでいるんでしょうか。 ○議長(日高幸一君) 福祉保健課長。 ◎福祉保健課長(佐藤光久君) 今の質問にお答えしますけれど、今ちょっと手持ちに資料がございませんので、その件に関しては、お調べをしてお答えしたいと思います。 以上になります。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(日高幸一君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) ちょっと私も想像がつかないんですよね、175万円のペナルティーがあることを試算しておいて、申し訳ないけれどと言いながら500円ずつ払っていただいて、幾ら、その175万円を補うことができるのかというのが全然分からないので、どういうふうに考えたらいいんでしょうか。 だから、結局は発想だと思うんです。ペナルティーが来ることは事実としてあるとする。子どもの医療費のときもペナルティーがあったんですけれど、今は多分ないと思います。それは、厚生労働省とのやりとりで頑張っていただくしかないんですけれども、ペナルティー分を重度心身障がい者の人たちに負担させるという、その考え方自体が、私にとっては非常に納得いかない、それで、そのことがあって、せんだって、障がい者の会の方々が申入れに来たんですけれども、申し訳ないけれどと言って500円というのはぜひやめていただいて、負担なしにしていただく方向で考えてはいただけないものでしょうか。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 今後の動向を見ながらなんですけれども、一応、県内24市町村、2つの市町村では、西米良と木城ですかね、こちらのほうでは月ゼロということでやっているんですけれども、ちょっとほかの市町村等も動向見ながら、検討してまいりたいと思います。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(日高幸一君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) じゃあ次に、介護保険制度について伺います。 第8次の介護保険事業を、今、協議中ですけれども、綾町の介護保険料はどのようになっていく予定なのか、伺いたいと思っています。 2つ目に、第8次総合計画の長期計画の中で、健康長寿日本一というのを掲げています。まだ、計画書は決定はされておりませんけれども、11日にまた委員会、審議委員会があるんですけれども、町長が思われている健康寿命というのはどういうものなのか、ましてや日本一というのは何を基準にそれを目指されるのか伺いたいと思います。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) ご質問ですけれども、第8期介護事業で綾町の今後は、どう変わるのかということなんですけれども、第8期の介護保険事業計画につきましては、今現在、策定委員会において協議を進めているところでございます。 サービス見込み料などに基づく推計により、保険料を算定しているところですが、人口減少及び高齢化率の上昇がもたらす影響は大きく、今後、単身高齢者世帯も増加することから、訪問介護などの居宅サービス見込み料も増加することが予想されます。それに伴う介護サービス給付金については、9月末推計時の令和2年実績見込みと、第8期、3か年間の平均を比較しますと、1,700万円程度の増額、率にして2.2%弱ですけれども、この増加が予測されます。被保険者1人当たりに換算しますと、9,000円程度の増加となります。 この介護サービス給付費と合わせて、地域の支援事業費など実施していくためには、基金繰入れをしたとしても、第8期の介護保険料は増加することとなります。第7期の保険料は、第6期の保険料を据え置き、5,800円としていたため、今回、第8期の保険料の上昇率は高くなるものと感じますが、この介護保険料の上昇率を抑えるためにも、第8期以降の介護保険事業計画において、令和2年度から実施している全世帯型の体幹トレーニングや若い世代のうちに介護予防を積極的に取り組めるよう事業を構築し、介護事業のセルフケアの住民勉強会などを通じた住民啓発と併せて、高齢者への専門職による直接指導を実施しているミラクルジムというのがございますけれども、ミラクルジムと運動機能の維持、改善を推進してまいりたいと思います。 健康長寿日本一で、もう日本一でちょっと、私、いつも定量的に数字を出しなさいと言っているんですけれど、具体的に何歳というのを目指すことはやってないんですけれども、気持ちの中では、1年でも2年でも長く健康を維持して、健康寿命を延ばすということに取り組んでいきたいと思っておりますし、もし可能であれば、ここのところが数値的に示せれば、一つの目標を立てて、そこまで目指すとか、もっといろんな事業に取り組むとかいうことで考えていきたいなというふうに思っております。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(日高幸一君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) なぜ健康寿命のことをお聞きしたかというと、これは介護保険についての質問ですので、介護サービスを受けるようになった人は、健康だとは言わないのだろうかというふうに私の中であるんです。健康寿命を延ばすという人は健康な人の寿命を延ばすんですよね。健康じゃない人はどう扱われるんだろうという思いがあるんです。なぜかというと、私、両方とも審議委員なんですよ、介護保険のほうも総合計画のほうも。 先ほど町長が答弁されたように、介護保険料は期が変わるごとに上がるんですよね、今の状況では。私も団塊の世代の一人として責任を感じるんですけれど、私が好きでその時期に生まれたわけではないんですけれども、団塊の世代が高齢化していくことはもうずうっと、何十年も前から想定されてることで、私が1年に3つも4つも年取るということではないのに、なぜか団塊の世代はやり玉に上げられるんです。今、高齢化しているときですから、介護保険料は上がるようなシステムになっているんです。決して下がることはないんですよね。そこは、私はもう介護保険制度ができたときからずっと言ってきてました。 だけれども、それが被介護者の、介護保険人の責任ではないと思うんです。だけれど、なぜかしら上がってくるというところが、今、綾町民の65歳以上の介護保険料、1年間に1億6,000万円ぐらい納めているんですよね、全部で。さらに、これが値上げになるわけですよね。それで、一方では、健康寿命日本一って言われると、介護サービスを受けている人は、日本一を目指す健康寿命の中にはもう入らないんですよ、どう考えても。介護認定受けて、サービス受けていて健康ですって、なかなかそれは言う自信はないと思うんですよね。 ですから、そこ辺りの、先ほど松本議員も言われましたけれど、言葉を使うときに、本当に町民のために、こういうことを言っているのだろうかって、私、むしろ、日本一の福祉を目指すんであれば、まだ、福祉には病気の人も、介護サービス受ける人も入るんですけれど、健康長寿日本一と言われたら、健康な人しか対象にならなくなる、健康寿命って、何も概念が決められてないんです。すごく漠然とした、雲をつかむような物言いなんです。ですから、そういうことを行政の目的にされてしまうと、病気だったり、介護を受けている人たちの立つ瀬はないと私は思っています。それで伺いました。 今、綾町に不足しているサービスはどういうものだとお考えなのか、伺いたいと思います。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 確かに、ご質問ありましたとおり、健康長寿日本一という言葉が、日本一だったら、一体何歳かということもあると思うんですけれども、これも昨日、役場の中でいろいろ話して、どこまでが健康であるのかと、要支援の方あるいは要介護1、そういうところ、線引きというのははっきりしていないわけですよね。ですから、ちょっとこの表現に関しては抽象的過ぎますし、何かこうぼんやりとしていますから、ある意味、ちょっとこれも、今後、表現の仕方というのも見直していかないといけないと思うんですけれども、やっぱりグラウンドゴルフ等を通じて、そういうものとか、要するに、どんどん外に出て、外出をどんどん促進するとか、そういうことを通じて、1年でも長く健康な状態でいていただきたいなという気持ちでおります。 綾町でどういうところが不足しているのかと、こうただぼんやりと考えているところなんですけれども、今先ほど事例として申し上げましたけれども、ミラクルジムを実施したりとか、体幹トレーニングとかもあるんですけれど、一つはやっぱり気持ちの問題とか、精神的な張りみたいなものありますけれども、そういうところで、本当に生きがいを持って、やりがいを持って、いろんな事業に参加できると、いろんな活動に参加できるという形を取っていただけるようにしていきたいなというふうに思っております。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(日高幸一君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) 町長の答弁があまり具体的じゃないので、担当課長にお伺いいたします。 綾町ではヘルパーさんが不足しているということで、ヘルパーさんの資格を取る費用を助成して、ヘルパーさんの資格を取っていただくというの、昨年は3名分組んだと思うんですけれども、その当時お聞きしたときには、1人だけ申込みがあったとお答えになっていたような気がします、森園前課長のときだったと思うんですけれども、そのヘルパーさんが今このコロナ禍の中で直接個人のお宅に訪問して接触することを、嫌ってといいますか、避けたいということで、全国的にヘルパーさんの仕事を辞める方が多いというふうに聞いておりますが、綾町でのヘルパーさんは足りているのかどうか。それと、私は不足しているものとしては、24時間の介護状況、介護サービスは提供できない状況なんですけれども、そういったことについて、具体的に、今、綾町で介護サービスで不足しているものとヘルパーさんの人員について伺いたいと思います。 ○議長(日高幸一君) 福祉保健課長。 ◎福祉保健課長(佐藤光久君) ただいまの質問ですけれど、私のほうもヘルパーのほうは不足しているというふうに認識しております。 といいますのも、居宅でのサービスを受けられる方が昨今、目につくぐらい多くなっておりまして、やっぱり家のほうでいたいという思いなんかもある中で、それに比べてヘルパーの人数が足りてないという状況というのは認識しております。 人数のほうについては、いろんな事業所にヘルパーさん、いらっしゃるので、トータルでというのは今はっきりと言えませんけれど、ヘルパー然り、ケアマネジャーさんと言われる方も、町の包括支援センターなんかにもいるんですけれど、そちらのほうも大体もう、平均年齢が50に差しかかっている中で、町内で若いケアマネジャーさん、主任ケアマネジャーさん等が育成できてないというのも実状です。 そちらのほうも、社会福祉協議会と相談をした中で、どんどん職員を、そういう専門資格を取るような、手に職を持ってキャリアアップできるような状況を取らないと、町の福祉サービス、いろんなサービス、介護サービスが今後、高齢化率が上がって人数が多くなる中で、不足するんじゃないかという危機感を持っておりまして、そちらのほうは社会福祉協議会と、福祉保健課のほうと協力し合いながらやっていかないといけないというふうに思っております。 以上になります。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(日高幸一君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) 町の研修でヘルパーさんの資格を取られた方はいらっしゃいますか。 ○議長(日高幸一君) 福祉保健課長。 ◎福祉保健課長(佐藤光久君) 今年に関しては、ヘルパー養成のための一部補助というのは利用がないというふうに聞いております。 以上です。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(日高幸一君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) 町長、お聞きいただいたように、ヘルパーさんの事業が、ヘルパーさんのなり手がなかなかないんですね。 それで、今、居宅サービスのこともありましたけれど、今、要支援1・2を介護保険から外して地域の協力でやりなさいって、地域包括事業になっているんですけれど、今、要介護の人も外していこうという方向です。今、高齢者の窓口医療費をどうするかというのは毎日ニュースになっておりますけれども、介護保険も対象者を狭めていこうというふうにしているんですね。 それで、外れた人たちは、結局、シルバー人材センターのほうから、家事援助を派遣してもらって、そっちは介護保険料とは別に自費で払って、町も負担はしているんですけれども、そういう状況がありますので、介護保険のその計画の策定委員会に私もまた出るんですけれど、綾町の財政が大変だということは、みんなの中にありますので、どうしても介護計画もそういった立場でつくられているような気がしてならないんですけれど、介護保険制度の主役は被保険者ですので、町民の介護を必要な人たちがいかにいいサービスを受けられるか、十分なサービスを受けられるかというところに主眼を置いていただいて、策定委員会を進めていただくようにお願いして、この質問は終わりにしたいと思います。 最後に、社会福祉協議会について通告をいたしました。 今回、ちょっと社会福祉協議会の関連で、私のところに投書がございまして、そのことの、事実かどうかということを今ここでお話しするつもりはありません。ただ、私は社会福祉協議会についてあまりよく知らなかったということに気がつきました。 社会福祉協議会というのはどういう組織なのかということをいろいろ調べてみたんですけれども、社会福祉協議会の組織そのものは図で分かるようにはなったんですけれども、社会福祉協議会の職員という人は、どういう身分なのか、町職員と同じだというふうに考えていいのかどうか。 それから、社会福祉協議会で働く人たちの、職員の人事権は誰が持っているのか、職員の給与基準はどうなっているのか、身分として、正規職員と社会福祉協議会の中の正規職員と臨時職員では待遇のどういうところに違いがあるのか。また、社会福祉協議会の、要するに、福祉を担う職員だと思うんですけれども、有するべき資格、それから職員の研修はどのように行われているのかについて伺いたいと思います。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) なかなかちょっと最後のところまで私も理解しているわけではございません。 社会福祉協議会は、社会福祉法というのがありまして、第109条に基づき設置されて、住民、ボランティア団体、民生委員・児童委員、社会福祉施設や関連団体などの社会福祉関係者、保健、医療、教育などの関係機関の参加・協力のもと、福祉のまちづくりを目指した様々な活動を行っている団体というふうに定義されておりますけれども、綾町の社会福祉協議会ですけれども、町が委託しております民生委員事業、ボランティア事業等やケアハウスうるおいの里、児童館等の指定管理を行っているほか、生活福祉資金貸付業務等といった、独自の事業もやっております。 6月30日現在ですけれども、職員は現在51名、うち正規職員が20名、嘱託職員が4名、パート職員が27名です。合計51名と。職員は欠員が生じた際に、随時採用を行っていると、書類選考に面接を実施した上で採用しております。こちらのほうは、社会福祉協議会のほうの事務局長が中心になってやっておりますけれども、最終的な決裁は理事長である私のほうで承認しております。 また、給与につきましても、正職員につきましては、町の職員の給与に準じた給与規程が定められております。現在、一応、私が把握しているところでは、大体、そういうところでございます。 以上です。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(日高幸一君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) すみません。幾つ答えていただいたのかがよく分からないんですけれども、正規職員は町の職員の多分、給与表を使っているということだと思うんですけれど、臨時職員は会計年度任用職員と同じというふうに思っていいでしょうか。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) ちょっとそちらのほうは調べた後にご報告いたします。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(日高幸一君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) すみません。町長が理事長になられたのはいつで、なぜ、理由、それと町長が理事長になるよい点、メリット、お答えいただきたいと思います。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 私は、今年6月30日に社会福祉協議会の理事長になりました。 正直、私、去年までは、ここの理事長ではなかったんですけれども、こういう福祉関係の分野というのは、正直、あまり専門分野ではなかったので、このことについてしっかり理解する必要があるなと、そして実態を把握する必要があるなというふうに思いますので、自ら、今年からやらせてくださいというふうにお願いして、そこで前理事長もいらっしゃいましたけれども、私に譲っていただいたというところです。 確かに、今後、福祉医療関係というのはますます今後、財政的にも費用もだんだん増えてきますし、そういうところもしっかり把握しないと、まちづくり運営にも影響してくるかなと思いましたので、私が就任したような次第です。 以上です。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(日高幸一君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) すみません、聞いたことについて、私、時間が、残り時間がもう気になってしようがないんですよ。町長が理事長になる利点について、答弁をお願いします。
    ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 私の答弁が長くて、もうそんなに、橋本議員の時間削減にはつながらないかと思うんですけれども、私が知ることにおいて、綾町の社会福祉の状況について、やっぱりなってないと理解が難しいんじゃないかなと、今後の運営についても、町としても支援していくこともできますし、そういう意味でメリットがあるというふうに考えております。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(日高幸一君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) 町長、いろいろ勘違いが多いですよ。私、自分の時間、町長に取られるからと言ったんじゃなくて、さっき質問したことを一度に答えていただければ、私がもう一回聞き直す必要がないので、私の時間が節約されるということです。町長が私の時間を使ってるなんて全く思っておりません。 それで、町長がそういうことになられたわけだけれども、臨時職員の給与はどうなっているかは分からないということですよね。 先ほど答弁いただきましたけれども、正規の職員が20人で、嘱託とパートさん入れると31人、倍までは行きませんけれど、1.5倍はほとんど正規の職員ではないということ、正規の職員の方々の待遇がどうなっているかというのは、どういうふうにしたら私が理解できますか、今、この場で。福祉保健課長は分かりますか。総務税政課長は分かるんでしょうか。 いわゆる、先ほど人事権についてもお尋ねしたんですけれど、職員の人事権は誰が持っているのかということについてもお答えいただいてないんですよね。ですから、その人事権持っている方と交渉しないと、待遇の改善は図られないだろうと思っています。ですから、そこをちょっとはっきりしてほしい。要するに、あと、身分として正規職員とそれ以外の人の違い、それから福祉を担う人材として有するべき資格と職員の研修がどうなっているのか、併せて答弁いただきたいと思います。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 人事権に関しましては、最終的に、私は理事長ですので、ただ、その現場に関しては事務局長のほうがしっかり把握していますから、そちらのほうで提案いただいて、しかるべき方ということで考えております。 中の就業状況といいますか、そういうものに関しては、詳細に関しては、事務局長のほうに聞いていただければ分かるかと思います。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(日高幸一君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) 一般質問を通告いたしまして、福祉保健課の職員から、どういうことをお聞きになりたいのですかという問合せがありました。私は、社会福祉協議会の組織そのものをよく自分が知っていないということに気づいたので、職員の待遇だったり、要するに、どんな資格を持ったら社会福祉協議会の職員になれるのかとか、どこまで細かく電話でお話ししたかはっきり記憶はしておりませんが、要するに、社会福祉協議会のそういうことについて知りたいんだというお話をしたんですね。ですから、先ほど町長は、自分は福祉のことはあまり知らないので、理事長になって知りたいと思って申し出たって、申し出ると理事長というのはなれるということでよろしいんでしょうか。 以前は、例えば、シルバー人材センターも社会福祉協議会も、皆、首長がやっていた時代がございました。何でもトップを首長一人で握っているという批判もあって、シルバー人材センターの理事長も首長じゃなくなって、社会福祉協議会もなくなっていったということも、私も経験しておりますので、あえて今回、町長が理事長になりたいといったときに、どういう手順で理事長になれるのかということ自体も、私、知りませんので、先ほど6月30日に、そうやって申し出て理事長になったっておっしゃったので、そこを知りたいというのと、その職員の待遇、例えば、欠員が出た場合には、随時採用するとおっしゃったんですけれど、それはハローワークに出すものなのか、職員の情報の中で、いわゆる、昔でいう、コネみたいな形で入れるのか、そういうことも含めて、その組織についてもう少し教えていただけないでしょうか。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) この人事等含めて、私が就任したいと一応、事務局長のほうにお願いして、理事会の中で承認いただいたということで、なりました。私が首長、町長ということで、それで異論はなかったのかもしれませんけれども、そこで了解を得ましたので、私が就任したような次第です。 中の人事採用に関してなんですけれども、これに対して、コネとか、そういうものではなくして、もちろん、こういう方がいらっしゃいますよ、こういう方たちが希望されていますというところで、履歴書等上がってきますし、何ですかね、経歴とか上がってきますし、この方がふさわしければ、事務局長が推薦して、私のほうで承認すると、そういう形で職員と、あと、このほかパート職員等も含めて決まっているというふうに考えております。 ただ、人事規程に関しては、どのくらい厳密にやられているかというのは、私もちょっとそこまでしっかりまだ、すみません、把握しておりませんけれども、ちょっと改めて確認して、どういうふうに採用しているのか、あるいは職員の資格等についても、どういう基準だったらなれるのかというのもちょっと改めて、橋本議員の質問ではありませんけど、私のほうも全然理解してないなというのを感じさせられましたので、ちょっと、そこのところは調べたいと思います。 ◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。 ○議長(日高幸一君) 橋本議員。 ◆議員(橋本由里君) 私も、森園前福祉保健課長、今の社会教育課長に社会福祉協議会の定款も頂いて、一応全部読んでみました。今回、また、この質問するに当たって読み直しました。でも、そういったことは全然書いてないんです。 例えば、ここに役員名簿とか、評議員の名簿とか。役員の報酬は書いてありました、理事会は全ての理事をもって構成するとか。ただ、評議員というのは、いわゆる公民館長さんなんですね、全て。先ほど正規の職員は、役場の職員の給与表に準じてっておっしゃったんですけれど、そういうことも、私自身もよく知りませんでした。 ですから、少なくとも、社会福祉協議会の20人の正職員は、役場の正規職員の給与表に準ずるのであれば、公務員の採用試験のような試験を受けて採用されると、そうでなければ、職員の給与表に準ずるというのは、なかなか納得いかない、合点がいかない話だなと思うんですよね。 執行部にいらっしゃる方々も、何かそういうことはあまり把握されていないんであれば、やはり社会福祉協議会という組織そのものが、よく町民には理解されていないのではないかと思います。 私、事務局長とも事前に話し合いはいたしました。綾町の社会福祉協議会の中で、要するに、福祉関係の有資格者って1名しかいないんですって。パート職員も含めてだと思います。いわゆる社会福祉に関する資格を持っていらっしゃる職員は、ここでいうと、51人の中でお一人だけだそうです。 今まで、福祉とは何ぞやっていうところの研修会、講習会、勉強会、どういうふうに言えばいいでしょうか。ほとんど実施されていないそうです。ですから、今回、先ほどちょっと冒頭に言いました、私のところに、その、投書が来ているんですけれども、やはり福祉に携わる者として、ヘルパーさんはヘルパーさんの、今はヘルパーさんという言い方もしないのかもしれませんけれども、ヘルパーさんの2級の資格から以前は取っていったんですね。社会福祉士を取ったり、ケアマネを取ったり、主任ケアマネを取ったりしていくのが福祉の世界なんです。 ですから、事務局長ともお話ししたんですけれども、私の母もやすらぎの里に10年お世話になりました。亡くなって9年、ですから約20年たつんですね。その頃、やはり特別養護老人ホームで利用者の人権に対する認識が非常に低くて、当時よく、行ってはけんかをしておりました、私がですね。 それで、10年たって出るときに、その主任さんが、今、10年後の自分たちが10年前の自分たちだったら、こんなに利用者に嫌な思いをさせなかったと言われたんです。ですから、中薗局長に言ったんですけれど、20年遅れてるんですよって、福祉に対する勉強を今からしようとするわけですから。ですから、町長、そこの理事長に就任されたということですから、介護保険も含めてですけれども、やっぱり福祉というものについての認識、見識、ぜひ深めていただきたい。 自治体の一番の責任は、住民の福祉の向上だと、私、思っています。どんな言葉で繕おうと、財政が大変だ何だって言ったって、最後に守らなくちゃいけないのは福祉だと思うんですよね。そこの中心を、今度の総合計画にも、いっぱい出てきます、社会福祉協議会の役割が。でも、その社会福祉協議会がどういう組織か全く分かってなくって、社会福祉協議会に責任と義務だけ負わせても、それは果たせるものじゃないと思うんです。そういう見解に立っていないんですから、福祉の勉強していないんですから。ですから、そこをきちんとわきまえていただいて、理事長としての職務を果たしていただけたらと思っております。いかがでしょうか。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 橋本議員が言われるように、私も正直、この福祉関係のところが一番自分としても苦手だなということで、この議会に当たっても、ここのところを橋本議員から質問されるたび、しっかり勉強しているつもりであるんですけれど、やっぱりまだまだ自分としても理解していないところがたくさんあります。やっぱりそこに携わってきてなかったんですよね。 やっぱりなかなか、自分としてもぴんとこないところがあるんですけれども、せっかく身近なところにありますし、私も理事長として就任しましたので、本当にこの福祉に関しては、やっぱり町をやっていくには切っても切り離せない、むしろ、これからもっともっと重要になっていきますので、勉強していくつもりでおります。引き続き、いろいろ、そちらの分野に関しては、橋本議員のほうが詳しいというふうに私も理解しておりますので、しっかり一緒に勉強していきたいと思います。 ○議長(日高幸一君) 橋本議員、質問は。 ◆議員(橋本由里君) 終わります。 ○議長(日高幸一君) 関連質問ありませんか。(なし) ○議長(日高幸一君) 橋本議員の一般質問を終わります。……………………………………………………………………………… ○議長(日高幸一君) ここで暫時休憩いたします。(休憩午後3時13分)………………………………………………………………………………(再開午後3時23分) ○議長(日高幸一君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 児玉信議員の一般質問を許可いたします。 ◆議員(児玉信君) 議長。児玉。 ○議長(日高幸一君) 児玉信議員。 ◆議員(児玉信君) 4番目となっておりますが、大変お疲れのところ、申し訳なく思っております。まだもう一人いますので。 まず、一番目に、コロナ対策について、先ほどから同僚議員の質問もありましたが、角度を若干変えた形の中で私は質問をしたいと思います。 感染拡大で綾町においても身近に感染が確認され、町民の生活、経済活動も停滞している危機的な状況であります。年末を迎え不安が高まっている現状ではあるが、年末年始に向けて、町民の不安を少しでも緩和することが必要だが、町長の見解を伺います。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 児玉信議員の質問にお答えします。 コロナ対策についてということですけれども、全国的にコロナ感染症の第3波が発生し、宮崎県内においても宮崎市においてクラスターが発生するなど、大変緊迫した状況下となっています。綾町におきましても、先ほどの橋本議員からの質問の中でも答弁しましたけれども、11月19日にJA綾町に勤務する宮崎市在住の職員のコロナ感染が判明し、JA綾町の判断でいち早く公表されたために、役場としても町民に対して防災無線を通じて広報をすることができました。 初めて身近に感染者が確認され、町民の皆様に不安と動揺が生じたことと思っております。この不安を少しでも緩和するためには、正しい情報を広報することが必要だと考えております。 また、町民に感染者が発生しないように、感染予防対策としてこまめな手洗い、手指消毒、外出の際のマスク着用、3密防止など、年末年始に向けた徹底した呼びかけを実施してまいりたいと思います。 具体的には、防災無線等で呼びかけ、自治公民課長会等で各班への回覧板とか、あるいは自治公民館ごとにポスターの掲示をお願いしてまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ◆議員(児玉信君) 議長。児玉。 ○議長(日高幸一君) 児玉信議員。 ◆議員(児玉信君) 大変な状況であるということは、現時点でもまだ引き続きということでありますから、まだ先行き不透明というようなことで、今回のこの私の質問も本当に年末年始、やっぱり町民の不安、これを何とか少しでも緩和できるようなというようなことで質問を差し上げたんですが、実は、当然経済状況、それからそのことにおいて企業倒産、それから休んでくれというようなことで、仕事ができずに失業者が増加傾向にあります。 県内でも聞いてみたところ、500人とか600人とかいうような失業者が出ているというような報告も受けておりますが、綾町において、先ほども町長からそういうコロナの窓口といいますか、そういうのは一応相談というようなことで受けるというようなことをちょっとお聞きしましたが、再度、この本当に独自のコロナに対する相談窓口、町民がいつでも行けるような、入りやすいと申しますか、相談しやすい、そういうことで相談窓口を開設することはできないか伺います。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 児玉議員からの質問ですけれども、やっぱり年末に向けて、やっぱりよい正月を迎えたいという気持ち、皆さん誰しも考えていることですけれども、そういう中で苦労されている方がたくさんいるというふうに聞いております。少しでも安心していただくためということなんですけれども、コロナに関して、例えば、実際に感染の有無とかそういうことに関しては、一応今、総務税政課のほうをそういう防災関係の、防災といいますか、こういうコロナ感染に関しての窓口としておりますけれども、実際の生活とか、あるいは農業分野、小学校、中学校ありますけれども、そこのところは、関係する職種といいますか、分野といいますか、そこの部分に聞きに行っていただきたいなというふうに思っております。福祉関係でしたら福祉保健課でも結構ですし、小学校中学校とかでしたら教育委員会、また農林関係のほうでもいろんな支援事業とかもやっていますし、それぞれの部署で、また商工業分野でしたら産業観光課がございますし、身近な、自分が関係している分野でそれぞれのところに相談していっていただいて、何かこちらのほうで支援できることがありましたら、それに向かって対応していきたいというふうに考えております。 以上です。 ◆議員(児玉信君) 議長。児玉。 ○議長(日高幸一君) 児玉信議員。 ◆議員(児玉信君) この相談窓口の件なんですけれども、私はこんなふうにも考えて、当然失業することによって、いろんな弊害が出てくると考えております。その中で、まずは公共料金や税金の滞納のリスクと申しますか、その辺も起きるんじゃないかというふうに考えておるわけです。 したがいまして、そのことで本当にそういうことで、もしそうなった場合、相談があった場合に、やっぱりそこ辺のところを対応してくれるというのは、本当にそういう人にとっては非常に励みになるし、例えばそういうことについてこういう軽減策もありますよとか、ぜひそのことをお願いしたいと思います。そして、できればもう、これからまだ令和3年になってもまだ起きるとするなら、本当にこういう事態は今のうちから想定をした上でいかないと、そういうことが起きてからでは、だからそういうことになった場合の対応策、ぜひ考えてもらいたいなと思いますがいかがですか。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 具体的に公共料金とか税金とかそういうところで支払うのが困難だとか、そういうものに対する支援ということですけれども、今のところ、綾町役場のほうとしては、これ専門の相談窓口を決めておりませんけれども、窓口に来ていただければ、そこから担当の部署には紹介できると思います。 それ以外にも、社会福祉協議会関係でも本当に生活に困っている方とかに緊急小口支援とか、あと総合支援という形で、失業して収入がないという方に対する支援もありますので、そういうところはどこに行ったらいいかというのは、十分紹介できると思います。 ですから、窓口としてはとにかく役場へ来ていただいて、こんなことで困っているんだ、あるいはこんなことをしてほしいんだということを言っていただければ、しっかり我々のほうでも対応しますので、そこで町民生活課の者がおりますけれども、そこからここに行って、それこそ誰々さんに聞いてくださいという形で町民の方には伝えるように、具体的に誰々さんに聞いてくださいというところがいいかと思うんですよね。 そして、そこに役場のほうからも伝える、そこに行っていただいて、相談してもらうというふうな形で対応していきたいなと今のお話を終わってそう思っております。 ◆議員(児玉信君) 議長。児玉。 ○議長(日高幸一君) 児玉信議員。 ◆議員(児玉信君) ぜひこういう事態は想定されなかったけれども、現実にそばまで迫っております。そういうことで、行政としてもそこ辺のところを十分理解をしていただいて、対応をしていただきたいと思います。 次の質問に移ります。2番目、綾川荘の存続についてでございます。 財政状況が厳しいこともあるが、綾の魅力を発信する観光の目玉であり、原点と考えても過言ではない施設であります。先人が残した貴重な綾川荘を存続できないか伺います。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 今回、活性化協会の中の宿泊3施設に関して、一般公募を行ったところです、ご存じの通り。その中で、来年度から運営していただける、この施設に関しては綾町の資産なんですよ。綾川荘もてるはの森の宿も合宿センターも。これに関しては、綾町が管理することで変わりはございません。 その運営に関して、運営をしていただくところを指定管理業者としてお願いしているわけで、これが綾川荘というのは貴重な綾町の財産といいますか、過去40年、50年、昔から綾町民に親しまれている施設ですので、これに関しては、存続に関してはしっかりもちろんやっていきます。 間違った方向といいますか、もちろん経営していただく方には町の考え方としてこういうふうにやってほしいと、そこのところはしっかり伝えて、これからそこが決まりましたら協定書を結ぶんですけれども、自分勝手に、みだらといいますか、その事務の方針で施設を変えるとかということではなくして、そこはしっかり連携を取っていって、実際に始める前には協定書を結んで、こういうふうな方針でやってくださいと。もちろん経営者ですから、その中である程度、自分たちで収益を生むというか、お客さんを呼んでくるために、いろんなことを考えられると思うんですけれども、それが綾町の考え方に沿ったものであると、そういうふうに綾川荘をはじめ、そういったほかの2つの施設に関しても、運営してもらうように、そこはしっかり協定書の中でしばっていきますので、そのように運営していきたいと思います。 ◆議員(児玉信君) 議長。児玉。 ○議長(日高幸一君) 児玉信議員。 ◆議員(児玉信君) 実はこの一般質問を通告したわけでございますけれども、それ以降にその指定管理者の外部導入ということを聞きまして、若干、そうならば、ちょっと角度を変えて言わなければいけなかったのかなと思っておりますが、これには、実はその直近と申しますか、9月から10月まで綾川荘を閉館をしたと、このことが非常にどうしてなんだということが、よく言われておりまして、実はもうそのコロナの影響で、もう全然予約がキャンセルというような状況も続いていて、当分見込めないというようなふうに思って、3か月の休館に入られたのかなというふうには、私から言ったんですけれども、しかし、これが本当にそのときの私の思いは、ひょっとしたらこれ閉館もあり得ることがあるかなというふうにも実は考えたんですよ。 当然、先人が残した貴重な財産についてですが、この質問については、ほかのいろんな綾町独自の売り物がありますが、今までもやっぱり一般質問の中で、私はそれを常に言ってきました。存続についてといろんなことで、いろんなことで、馬事公苑の話とかいろいろありましたけれども、しかし、そうは言いながらも、やっぱり綾町の魅力を発信するには、やっぱりそういうところがないと何もかもやっぱり発信できない。そのためには、どうしても、本当に綾町が売りにしている、この綾川荘。本当に守っていただけるかなと心配がございまして質問をしたわけでございます。 今回、外部から指定管理者を導入するということで、本当に、私はできれば綾川荘の創立当時から流れが分かる人と申しますか、本当に助言ができる人、すなわち綾町の人が指定管理者には適当じゃないかなというふうには考えておりました。しかしながら、そこまでは無理だったということで、今回町長から提案があっております。 これは、本当に今までこういうことがなかったんですね。当然、今まではこの綾川荘の指定管理者は町長でございました。今回、この案件が通るならば、こういうことで外部にやるというか、本当にいい決断だったと、存続するために手段を使うんだということで、このことについては一定の評価をしたいと思いますし、ぜひ、やっぱり私どもは本当に昔の流れの中で、自分の本当に思いもありますけど、特に財政的なことを言いますと、厳しいと、委託料がものすごい発生して大変だと、十分分かるわけでございますけれども、そこ辺のところが、やっぱりそういうこともあるが、しかし、それはどうしてもそういうことを残して、そしてほかのところで、いろんなところで綾町のそういう厳しいところも、例えば対外的に、今から開かれていければ、そのほうが綾町のためにはいいんじゃないかと。そして、次の世代につなげていけたらいいんじゃないかと思いまして、私はそういうふうに考えております。 この綾川荘の件につきまして、本当に今、町長がそういうことをおっしゃいましたので、私も大変期待をしておりますし、ぜひ少しでも委託料の負担軽減といいますか、なるように、そして綾町にとってもそれを残せるという形でやっていただきたいと思います。 それでは、3番目の100円バスについてでございます。 9月より導入されたが、現在までの利用状況について、まず伺います。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 100円バスについてご説明いたします。 おでかけバスカ事業と呼んでいますけれども、おでかけバスカ事業は、高齢者の健康増進及び生きがいづくりを図ることを目的として、75歳以上の高齢者を対象に、本年9月から実施している事業です。 現在までの利用状況についてですけれども、おでかけバスカを保有している方は、10月末時点で362名、362人となっていて、保有率は29.2%、約30%です。75歳以上の約30%の方が、このおでかけバスカを持っていると。また、実際におでかけバスカを利用した人数は、これは延べ人数なんですけれども、9月は72人、10月は71人となっております。 町では、おでかけバスカ保有率向上、定期的に綾待合所に申請手続のための臨時窓口を設置しておりますが、今後も引き続き、おでかけバスカの利用促進に努めてまいりたいと思います。 ちなみに、バスカの取得者数なんですけれども、年代別にいきますと、これは10月末時点ですけれども、75歳から79歳の方で144名、80歳から84歳が138名、85歳から89歳が63名、90歳以上は17名と。男性、女性の比率なんですけれども、男性は141名で女性が221名です。 ここで、実際にどれだけ費用として発生しているかということなんですけれども、9月では延べ302回の利用件数がございまして17万8,000円程度の使用が町のほうから発生しております。10月に関しては392件ということで23万3,000円程度と。 これを見てみますと、1回当たり約600円程度、1人がですね、600円程度ということなので、だんだんこれで使われている方の動向も分かってくるかなと。宮崎市まで行くと1,000円ぐらいいくんですけれども、大体平均の数字なんでばらつきがあるかと思うんですけれども、1回やっぱり600円程度なんで、国富町とかその辺りへの、平均したら利用者があるのかなと。 だから、そんなに頻繁に宮崎市には行っていないなというところを、今のところは感じていますけれども、今後、本年度末までとっていって、今後の利用状況を考えながら、この制度の改善とかというのも図っていきたいなというふうに思っています。 以上です。 ◆議員(児玉信君) 議長。児玉。 ○議長(日高幸一君) 児玉信議員。 ◆議員(児玉信君) 今、実績なりを報告していただきました。 このコロナの感染が拡大をしている状況の中では、結構利用されてるのかなというふうに思います。 この100円バスについて、当然これは町長、公約の目玉と申しますか、そういうことでやられて、9月から導入されました。この制度は、高齢者の移動手段として対外的にも大きな収穫であったとは思います。町長の就任以来、大きな成果として9月からの導入ではございました。しかしながら、コロナの拡大で利用者がどうなのかなということで心配もしておりました。 この100円バスの導入について、これは議会でも論議がなされたわけでございます。結果的には、要望も受入れてもらえなかったというふうに思います。私は、要望はしたいと思っていました。なぜか、それはこの導入については異論はありませんでした。というより、むしろ素晴らしい案件であったと、私は思っていたんです。それで賛成もしたところでございますけれども、だからこそ私は1路線、当初のスタートで決めごとはありましたけれども、やっぱり、利用をせっかくやるなら、展開が変わっていくとあったにしても、私は案を持っていました。それは何かと申しますと、やっぱり綾町と宮崎市、宮交シティ1路線じゃなくて、少なくとも宮崎市管内だったらどこに行っても100円でいいよというほうが、例えば、宮崎市に行って病院に行こうが、病院に行くときは当然乗換えないといかんとか、それから江南病院、乗換えないといかんですね、医大もそうですね。 なので、いろんなことで、目的は高齢者の方あるとは思うんですが、まずその辺を考えた場合に、これはやっぱり宮崎市の、そこを限定した上だけでも、1路線と限らず、そこまではいいんじゃないかというふうに、私は思っておりまして、まずそこを言いたかった。 それから、年齢制限のところも若干ひっかかりまして、75歳と言われるけど、やっぱり70歳でも、宮崎市が70歳からなんですけど、綾町はとりあえず、町長が75歳からスタートしたいということだったんですけれども、いろいろ考えると、やっぱりいろんな70歳でも不自由な方が見えるんじゃないかと思っておりまして、そういう方については、非常にいいことじゃないかと思いましたし、だから、その辺のところっていうのは、町長に議会から本当にいろんなことについて、足かせになっちゃいかんなというふうに、私は思うんです。 なぜかと言ったら、やっぱりこれ本当に今回ちょっと申し上げたいことがあるんですけれども、補正案件とか、12月も出ていますよね。やっぱりそういうものを出すときに、当然議会のほうも、それはもう要望しかできないわけですよね。そういうふうに可決したあとには。でも、これは、やっぱり議会と執行部の中で、やり取りの中で煮詰めていって、下手をすると、先ほど、最初に松浦議員のお話の中でありましたよね。ちょっと聞いていたんですけれども、どうも1年にするか3年にするかというところで、実は心配しております。 私は、そういうところを見たくはありませんし、なぜかといったら、補正ですよ、補正は通してもらいたいです、何があってもですね。何でそういうことを言うかというと、やっぱりそこに、お互いにそこ辺をちゃんと分かっていてやらないと、これは何もかもそういうことで、何をやってるんだということになろうかと思うんですよ。 だから、この100円バスのこの導入について、そのことも申し上げておりますが、ぜひ町長にもそういう考えのもとで、議会で可決されなければ、また持ち越しになる。 だから、そういうことのないように、100円バスは今回スタートされたのでいいですけれども、そういうことで、改めて考えを聞かせてください。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) いろいろとご質問というかアドバイス、ありがとうございます。確かに年度途中で補正予算を組んでいろいろやらないといけないんですけれども、執行部としてはこれが町民にとっていいだろうということで提案しているんですけれども、内容によっては、もっともっと審議して、もまないといけないというようなものがあるかと思います。 今日午前中も松浦議員からの質問に対して、私の考えを述べさせてもらったんですけれども、今まで十分にこれに関してお互い議論する場というのがなかったと。考え方をぶつけることによって、お互いが、あるいはいろんな人の考え方というのが分かってくるんじゃないかなと。これが、私は始まりだと思っています。 もちろんこれで最後までいくというわけではなくて、相手の考えも聞いて、自分の考えも言って、そこの中で物事が進むと思っていますので、思っていることを言わさせていただきました。 このバスカの事業に関しましても、9月から始めさせてもらいましたけれども、そのエリアに関しても、あるいは年齢制限に関しても、あるいは免許を返納された方とかもいらっしゃいますよね。そういうのを含めて、今実際の利用状況を見ながら、今後思ったほど多くないな、いやちょっとかかっているなと、そういう分析が必要だと思います。それに基づいて改善していきたいと思います。 最初スタートするときから、完璧なパーフェクトなものというのはなかなか難しいかもしれませんけれども、とにかく一歩踏み出して、その中でいろいろあつれきとかが出てきて修正すべきところがあれば、変えていって、最終的には本当にいいものが、いい事業ができたらなというふうに考えておりますので、バスカ、この100円バスの件もそうですし、今お話がありました補正予算の進め方に関してもそうですけれども、まずはお互い腹を割って自分の考えていることを出し合うということが、これから実のある議論になってくるんじゃないかなと思っていますんで、これからもそのように進めてまいりたいと思います。 ◆議員(児玉信君) 議長。児玉。 ○議長(日高幸一君) 児玉信議員。 ◆議員(児玉信君) ちょっと路線がはずれたような気もしますけれども、この100円バスについては、ぜひ改善するところがあれば、よりよい制度になるように、改善をお願いをしたいと思います。 続きまして4番目、農業支援センター建設予定地についてでございます。 1番、2番と書いてありますけれども、1番目に、数年前から空き地として放置しているが、いつになったら対策をするのか伺います。また、2番目として、地区住民にとって景観が悪く雑草も多いため、何もやらない行政に不満を持っています。また、報告をしなければ何もやってくれないことで不信感が強まるばかりであります。何か方策があれば、この件につきまして、直ちに明確な回答をお願いをしたいと思います。 ○議長(日高幸一君) ここで時間の延長を行います。(時間延長午後3時55分) ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 農業支援センター建設予定地についてということですけれども、ご指摘のありました土地の維持管理につきましてですけれども、今年の8月と今週月曜日にもシルバー人材センターに委託して草刈りをしたところでございます。周辺の水田や景観への影響もございますので、定期的に草刈り等の管理は実施して参りたいと考えております。 この土地ですけれども、平成28年11月に農業支援センター用地として購入したものでございます。その後、建設事業に対する国県の予算が確保できず、着工が遅れてきていたものですが、現在は、農業支援センターを建設する予定はございません。 この土地の取得に関しては、公有地の拡大の推進に関する法律、公拡法といいますけれども、この公拡法が適用されているものでございます。ですので、病院や学校などの公共の用に供するものの利用に使途が限定されておりますので、そういうものであれば建設可能なんですけれども、その目的外のところでは、民間への売却もできないということになっています。 確かに行って、こう見た目は土が積んであって、見た目よくないんですけど、今年春先に、あそこの用地を使って倉庫等をつくりたいという提案があって、これが実現したらいいなと思ったんですけれども、この公拡法というのに引っかかって、やっぱりそこは、許可がおりなかったということで断念せざるを得なかったと。 本当はそれの代案として駐車場としてできないかということも出したが、これも難しかったんです。いろいろ考えてやっているんですけど、まだ具体的にこういうふうな利用法というのが決まっていない状況です。 そんな中で、我々のほうとしても、公共の用に供する施設を建設するということがまだ条件としてありますので、この公拡法がはずれるまでの間は、その建設物をつくるに当たって条件が、ハードルが高うございます。ですから、それに合う形でできる案はないかということで検討をしているんですけれども、またこれも、それこそ皆さんからいろんなアイディアとかをもらって、何とかそういうこの公拡法に沿った形でやれるような方策を見つけていきたいと思うんですけれども、何かいいアイディアとかあったら、ぜひ教えていただきたいなというふうに思っております。 ◆議員(児玉信君) 議長。児玉。 ○議長(日高幸一君) 児玉信議員。 ◆議員(児玉信君) そうしますと、当分はまだあの状態でという話ですね。いつだということは名言できないというふうに理解してよろしいですか。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) はい、ちょっといつというのはできませんけれども、何かこうアイディアがあったら、それこそ想像力のある方がいらっしゃったら教えていただきたいなというふうに思っていますけれども、我々も何とかしてあそこを使える方法とかいうのを考えてまいりたいと思います。 ◆議員(児玉信君) 議長。児玉。 ○議長(日高幸一君) 児玉信議員。 ◆議員(児玉信君) あそこは、揚町の住民の方から、本当に景観が悪いと、草刈りもなかなかしてもらえないですよねという話の中で、これは町長、私は思うんですけど、揚町の中でもあそこは、南俣保育所の前ですよね、揚町の中心部なんです。私も館長をやっておりますが、そのことで、やっぱりこれは、私どもも、例えば壮年会とか、そういう会を利用してでも、少しは歩道になる部分で、保育所の向かい側、それとか南のほうは、やっぱり害虫も発生するし、少しでもこう貢献ができたらと思いながら、私もそういうふうに動かしていこうかなと思ったんですが、なかなかそれもやっぱりそれは役場の土地だろうという、役場の持ち物だろうという話になって、とにかく溝とかそういういろんなところについては、協力は壮年会もするんですけれども、そういうことでなかなか協力を得られないのかなと思っていまして、実は、10月から11月にかけて、これは、私いつ草刈りをやってもらうかと思って、実は自分で、2か月たったからぼちぼちかなというふうに思っていたんですが、一般質問の通告をしましたよね。そうしましたら、突然草刈りが始まったというような状況で、後手後手にやっぱりなっているのかなと思うわけです。 はっきり言いますと、私もあの南側の草刈りをしました。それから、そっちの対岸のほう、入り口のところだけは3回、4回はやりました。それでももう伸びるのが早くて追いつかないです。そういうことも町長ぜひ考えていただきたいなと。やっぱり歩道にあれだけ草があって、町長、エコパークとかいろんなことを言いますね。今回も尾堂橋のプロジェクト、なんですか、多年草の、そういうことなどで、やっぱり景観をよくしようというふうにしているわけですよね、尾堂橋にしたって。これは建設課すばらしいことをしてるなとか、私思っているんです。 しかし、やっぱり足元といいますか、揚町はまだ中心部に近いです。ましてやあそこは雲海酒造とかよく通りますし、そういうところは、やっぱり建設課が見回りしてでも、歩道にこれだけ草が生えている、これはどう見ても、やっぱりそれは、まずそこをやってからこそ、そういうところをやっていいんじゃないかと私は思うんです。 最低限のことは、やっぱり地域住民を守るじゃないですけど、歩道のところはしっかりそういうことを除草などを行って、そこからやっぱり始めないといけないんじゃないかなと。 1つ案があります。もし、あそこをそのまま当分放置するのであれば、案ですよ、私は、あそこは非常に景観が悪いと思っておりますので、まず山がありますよね、あそこを削ってもらって、戻してもらって、平地にしてもらって、本当に建設課が取り組んで、多年草という部分をできないかなというふうに思ったんです。それはいつか分かりません。しかし、このまんまだと、これはよくありません。どうですか、町長。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 多年草のこととか、きれいにしようという動きは確かにやっておりますけれども、こういうほったらかしはやっぱりいけないですね。ああいう積んだ状態で雑草とかありますけど、通告書を受けたからそれに対して草刈りをするとか、そういうことは絶対あってはいけないので、その美化に関しては、しっかり対応していきたいと思います。 今1つの案として、ならして、そこを何かに利用すると、少なくとも、例えば、今の状態だったら何の使い道もないですけれども、平らにすればそれで、駐車場でもどのくらい駐車あるか分かりませんけど、いうことも考えられますので、本当にちょっと知恵を出して、特に地元の揚町の方は、それによって、その雑草が伸びたりいろんな作物の被害とかにも影響してきますんで、そこのところはちょっと相談させてもらって、いきなり何かこれを公共の用にする施設というのは難しいかもしれませんけれども、ご負担のかからないような形でちょっと相談させてください。担当の課にもそのことを伝えていきますので、一緒に相談をしながら、何とかあの土地をもっと有効に使えるようにということで考えていきたいと思います。 ○議長(日高幸一君) 農林振興課長。 ◎農林振興課長(兒玉良次君) 大変ご迷惑をおかけしております。農業支援センターの予定地ということで、一応農林振興課が管理しておりますが、なかなか草刈りが遅くなって大変申し訳ないと思っております。 ただ、この予算を今年6月に補正を組みまして、6月にお願いしてシルバー人材センターがやっとやってくれたのが8月のお盆ぐらい、10月にお願いしてこの間やっとやってくれたという形で、シルバー人材センターの方がなかなか仕事が立て込んで、予定的に1か月半後とか2か月後にしてくれる感じになっているんです。造園業者もお願いしたんですが、こちらも仕事が詰まっていまして、あと町外に出せばいいんですけど、なかなかそれもできませんので、町内でしてもらうということで、時期がどうしても遅れてしまったということで、大変ご迷惑をおかけしております。 よろしくお願いいたします。 ◆議員(児玉信君) 議長。児玉。 ○議長(日高幸一君) 児玉信議員。 ◆議員(児玉信君) これは、やっぱり思うんですが、私は揚町にいますので、特にそこを通りますから、よその人はそんな感覚ではないかもしれないと思うんですよね、やっぱり自分の家が遠くであったりすれば、でもこのことがちょっとしたことで、確かに今、農林振興課長がおっしゃいますように、非常にそういうことで、頼んでもなかなかやってもらえないというのは分かりますが、しかし、何かそのままではいけないという含みを持っておりまして、多年草の話もしましたけれども、秋口、コスモスでもいいかなと思って、やっぱりそういうふうにして、少しでも見た目で、やっぱり花を植えて文句を言う人はそんなにいないと思いますので、そういうことでぜひ対応をお願いしたいと思います。 それでは、最後の質問でございます。自治公民館の在り方についてでございます。 毎月、館長会があるが、その中で館長への負担が年々増えており、公民館離れもあるという意見もある。成り手不足も考えるときに来ている。自治公民館の役割を含め、町長の見解を伺います。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 22地区の自治公民館長様には、毎月の定例会、地区行事の取りまとめなど大変ご苦労を頂いております。感謝いたしております。児玉信議員は、議員でありながら、そして公民館長のほうも務めていただいていると。 昨日も公民館長会があって、いろんな意見がありましたけれども、そういう意味では、本当に綾町は、私は三元代表制じゃないかなと思うんですけれども。そういう意味では、大変貢献していただいているのかなというふうに思っております。 昭和、綾町では区長制度の廃止から自治公民館制度に切り替えましたけれども、行政との役割を明確にして、住民自治の立場で、地域の振興、住民の福祉向上に専念し、住民の話合いによる自主的な地域づくりを行ってきております。 私たちが住みよい、住む町をよりよいものとすることを目指して課題の解決に取り組んだり、みんなが和気あいあいと暮らしていくためのイベントを開催したり、災害時の助け合いなど、生活を営む上で欠くことのできない活動をやっていただいているというふうに感じております。 毎月の自治公民館の館長会では、自治公民館の行事についての協議とか行政からの連絡、災害情報等の総合伝達、地域の課題、まちづくり等についての提言を頂くなど、政策の立案から策定、執行、評価の各過程に参画いただいております。 今年はコロナの関係で、なかなか計画どおりに行事等はできませんでしたけれども、夏祭りのご神興の順路の短縮・変更とか、体育大会とか地区文化祭、これらに関して隔年ごとに実施するなど、その行事の意味合いを考慮しながら、公民館長さんにはいろいろご決断、判断をしていただいているところです。 この公民館長会の活動を通じて、昨年まではフルに行事をやってきたと。今年はコロナの関係で結構中止になった事業があります。そこで、やっぱり改めて我々は感じるんですけれども。だから、やっぱりこれはコロナの関係で仕方なくできなかったというのもあるかもしれませんけれども、意外と簡素化して、これでもいいのかなというものも感じたかと思います。 私が感じた例なんですけれども、花火大会が、花火大会というか花火の打ち上げは、かなり規模を縮小してやりました。本来であれば、その4倍も5倍も費用をかけて地区でやっていたんですけれども、シンプルな形でやれたんですけれども、それでも結構見てよかったなと。 スケジュール、そのほかの行事なんかでもそうなんですけれども、フルに多くの予算を使ってやるということもそうなんですけれども、もうちょっとスリム化を図ってやることによって、いろんな負担とかも軽減できていくんじゃないかなと。 公民館長会等で話を聞いているんですけれども、綾神社の氏子、総代とかいうのも、そういう行事とかも公民館長、そして連協長もそうなんですけれども、いろんなところに充て職があって顔を出さないといけないというふうなこともあります。 この機会に思い切って、ああこれはやっぱり残したほうがいい。これに関してはもっとスリム化して、あるいはもう削ってもいいというようなものをどんどん出していただいて。来年度やる行事に関しても負担がかからないように、そういうふうな形で意見を出してもらえれば、それで令和3年度以降を実施していくということもできるかと思いますので。 今年のコロナをいい教訓として、綾町の行事ということ、あるいは公民館長に与えられている責任、いろんなまとめ役とかというのもありますけれども、そういうところも見直すいい機会じゃないかと思いますので、その辺をどんどん意見を出していってもらって。もっと負担のかからないような形にしていきたいなというふうに考えております。 以上です。 ◆議員(児玉信君) 議長。児玉。 ○議長(日高幸一君) 児玉信議員。 ◆議員(児玉信君) 自治公民館の役割ということを含めて、町長にちょっとお伺いしました。 私は、日頃より館長会において思うことがあって、この自治公民館制度というのを、ちょっと実は自分もいろいろ勉強しまして、これはどうも自治公民館じゃないよねというふうに思ったりもします。 それはなぜかと申しますと、いろんなことの提案と、まあ意見もありますけれども、提案をされて、結局行政からの連絡であったり、報告事項であったり、本来は行政がやることを公民館長会という場を通じて負担軽減と申しますか、そういうことをやっている会じゃないかと、こう思うわけです。 本来の自治であれば、これはやっぱり基本となるところは、自分たちの地区でこういうことをしたいとか、こういうことをやってみたいとかいうことで上げられて、やっぱりそれを、そういうことで地域の特色を生かしたことをみんなで、ああこういうことを困っているからこうしようねとかいうのが本来の姿じゃないかと思っているんです。 しかし、それがどんどん離れていって、最近私が思っているのは、やっぱりこの制度といいますか、これは本当にこの制度で綾町が有名になったということは認識しておりますが。どうも国富町は区長制なんですけど、区長制と変わらないのじゃないかなとか思っていて。恐らくこの自分の思いからすると、そういうところで館長の、先ほど町長も言われましたけど、いろんなことがあるんですね、その神社と限らずです。 それと、物すごく不思議に思っているのは、やっぱり社会福祉協議会、先ほど橋本議員も何か質問をされておりましたが、募金とかありますよね。しかし、館長会ですごく多いですよね。赤い羽根、今度は歳末たすけあい運動、ありますよね。とか、神社の札を売ってくださいとかですね。 そういうことで、本来の館長の業務っていうのは、私はちょっとそこの、そういうところで、やっぱり社会福祉協議会の方が、事務局長が説明されるのはよく分かりますけど。しかし、そういうことかなと思ったりもするんです。 やっぱり、そういうところはルートを変えて、私たちは当然社会福祉協議会の評議員でもありますけれども、その辺のところが何かこう、何で館長が氏子・総代というか、そこへの質問もしましたよね、最初。でも、それは今までがそうだったから、という話になりましたけど。 今から公民館長をする人に、私はもう今回で辞めようと思っているんです。しかし、次の世代へ持っていくときに、あまりそういうことで、やるということになると館長の負担が、やっぱり軽減するといったって、それは今回もそうなんですけれども。 お札だって返せばいいよっていうけど、全部売ってくださいっていうわけですよ。それで上がったんですね、単価も。でも、それはどうするかと言ったら、公民館で買わなきゃいけないんです、売れなかったら。 そんなことを末端までは知らないと思うんですけれども、そういう苦労もあって、それなら、それはちょっと私たちがやるようなことじゃないよねって思うんですけど、町長はどうお思いですか。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 確かに昨日の公民館長会でもありましたけれども、暮れに向かって歳末たすけあいの募金とか、あと神社の大麻とか、そういうものを買ってくださいということで、ノルマじゃないですけれども、館長さんにお願いしていることはたくさんありますよね。そういうところもざっくばらんに言っていただいて、もうこれに対しては公民館長の仕事じゃないと。どこかでやっぱり口を出さないといけないんです。 そういうところで、公民館長の役割というのを、もうちょっと簡単にしたほうがいいのかなと。確かに区長制との違いがだんだん分からなくなってきているとか、本当の自治公民館というのは形骸化していって、名前だけで来ていますけれども。 いいところもあったんでしょうけれども、だんだん時代とともに変わってきて、そこの構成員も変わってきている。働く場も地元じゃなくて宮崎市内とか、サラリーマンも多くなってきているところなので、やっぱりそういうところを見直していかないと、その地区のまとまりというか、もう大変ですし。 また、公民館長の本当の責任というか役割というか、本当はみんなをまとめて、楽しく地域をまとめようということでリーダーシップを発揮していただくというところなんでしょうけれども、それがだんだんお願いベースになってきているところはあるかなというふうに感じています。 やっぱりそういうところは、これから見直していかないといけないのかなといういうふうに考えておりますし、児玉議員が言われるのも、私もかなりの部分で同感、同意するところがありますので、そういうところを今後見直していく必要があるんじゃないかなと思っています。 ◆議員(児玉信君) 議長。児玉。 ○議長(日高幸一君) 児玉信議員。 ◆議員(児玉信君) 最後になりますけれども、町長に伺いたいと思います。 そういうことを含めた上で、今、現実には報酬が、館長に分館長手当ということで年間5万円の支給を頂いております。この金額が今後の人の、今後の館長さんたちのために、それで妥当なのかというのは想定できませんが、検討をする余地はあるのかどうかをお聞きして、私の質問を終わります。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 見えないところといいますか、逆に見えるところでも大きな負担が公民館長にかかっているというのを、私も館長会とかに出ていろんな話を聞いております。 それに対して、館長あるいは各班長とかに負担をかけていますので、そういうところも今後見直しというか検討をしていく必要があるんじゃないかなというふうに思っております。 ○議長(日高幸一君) 関連質問はありませんか。(なし) ○議長(日高幸一君) 児玉信議員の一般質問を終わります。……………………………………………………………………………… ○議長(日高幸一君) ここで暫時休憩いたします。(休憩午後4時22分)………………………………………………………………………………(再開午後4時31分) ○議長(日高幸一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 山田議員の一般質問を許可いたします。 ◆議員(山田由美子君) 議長。山田。 ○議長(日高幸一君) 山田議員。 ◆議員(山田由美子君) 最後の質問者となりました。よろしくお願いいたします。 まず初めに、新型コロナウイルスについて、皆様、コロナウイルスについて質問されましたので、要所要所でいいですので、かいつまんでお願いしたいと思います。 まず、1番目のインフルエンザウイルスとの同時流行への対策。 2番目、学校での対策。これは主にオンライン授業のことを聞きたいと思っております。 3番目、誹謗、中傷への条例作成に向けての考え。先ほどもありましたけれど、ある程度分かっておりますので、お答えを願います。 4番目、公民館におけるコロナ対策となっております。よろしくお願いいたします。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) それでは、山田議員のご質問に対してポイントをつかんでから説明したいと思います。 まず、インフルエンザウイルスとの同時流行への対策なんですけれども、インフルエンザウイルスも新型コロナウイルスも同じ感染症のため、まずは、共通のウイルスに効果がある予防対策を行っていきたいと思います。マスクの着用、手指手洗い・消毒、うがい、加湿、部屋の換気等。 また、インフルエンザウイルスに関しては、予防接種を受けることで発症の可能性を減らすほか、感染後の重症化も防ぐ効果もあります。今シーズンは、供給されるインフルエンザワクチンの見込量は、昨年度の約12%増の3,322万本が準備されております。 綾町でも市郡医師会と協力し、10月1日から25日までの期間、65歳以上の方を優先的に接種を実施し、10月26日以降、それ以外の方の接種もしているところでございます。 その他、町内3医療機関では、かかりつけ医による発熱外来を実施していただき、受診体制も整備いただいております。 今後も町民の感染流行及び重症化予防のため、広報誌等を活用していきたいと思います。 2つ目ですけれども、学校での対策、こちらに関してですけれども、6月議会でも議員から指摘をいただいておりますとおり、長期にわたる休業を余儀なくされた場合には、先生と家庭にいる子どもたちとをつないで、やりとりを行う必要があるため、ビデオ会議システムを活用した学習活動も想定しております。 具体的には、先日入札が完了しました、国のGIGAスクール構想に基づいた児童生徒1人1台タブレット端末を、家庭への貸出し用としても活用できるよう、あらかじめ全ての端末にビデオ会議システムを設定しております。 また、オンライン学習の面からも3月から4月に小学校で活用された、オンライン学習ソフトウエアを小学校全ての端末に設定し、中学校では、現在ソフトウエア会社が開発中のものを、完成次第綾町に特別に提供してくださるということでしたので、導入でき次第、小学校と同様の運用を行っていく予定でございます。 なお、インターネット環境が整っていない家庭につきましては、貸出し用のモバイルルーターも導入予定で、近日中に入札予定でございます。 さらに、ハードウエア面での整備と並行して、これらのICT機器と通常の紙ベースでの課題などの効果的な組合せや、長期休業中における子どもの学びを止めない学習スタイルなどについて、現在、ICT支援員をお願いしている専門業者を含めて、綾町ならではの学習スタイルを協議しているところでございます。 その次、誹謗、中傷に関する条例作成に向けての考えですけれども、先ほども議員の中から質問がありましたけれども、新型コロナウイルスについて誹謗、中傷への条例作成に向けての考えというご質問ですが、全国で猛威を振るう新型コロナウイルスの感染者に対する誹謗、中傷が後を絶たないとの報道がなされており、SNSでの無責任な書き込みも問題となっております。 これらの問題に対して、各自治体で新型コロナウイルス感染者の人権を守る条例制定の動きがあることは承知いたしております。 今後、町民へのコロナウイルス感染も現実味を帯びてきている状況であることから、その際の新型コロナウイルス感染者に対する誹謗、中傷への対応も当然想定しておくべきと考えております。保健所からの情報提供が一切ない中での対応には限界があることも事実ですけれども、その対応も考えていきたいと思います。 各自治体の条例制定の内容は、正しい知識の普及啓発などの罰則のない理念的な内容や、人権侵害を受けた場合に相談や助言を受ける機会を設けるなど、内容はそれぞれございます。人権を尊重するという考え方は、常に私たちの身近になくてはならない考え方でございます。今後、条例制定だけに限らず、人権侵害に対して、どのような実効性がある対応ができるか検討してまいりたいと思います。 公民館におけるコロナ対策ということですけれども、まず、町の公民館におきましては、発熱のある方の来館の自粛、来館時には入り口での検温、手指消毒をお願いしております。 業者等の方には、来庁者名や連絡先などを記載いただく来庁者名簿を記入いただいております。 会議の場合などは、密にならないように、広めの会議室を利用いただき、代表者のみの会議にするなどの対策をしております。 また、消毒液、マスクなど、消防管財係に資材の提供を受けながら対策を行っております。 町内でコロナ感染症の感染者が確認された場合には、臨時休業等に関するガイドラインを参考に、対応してまいりたいと思います。 一方、各自治公民館におきましては、非接触型の体温計や消毒液、マスクなどを配布しております。自治公民館の整備については、各公民館長さんの意見、要望をお聞きしながら、充実できるよう検討してまいりたいと思います。 以上、山田議員の質問に対してお答えいたします。 ◆議員(山田由美子君) 議長。山田。 ○議長(日高幸一君) 山田議員。 ◆議員(山田由美子君) ありがとうございました。インフルエンザウイルスとコロナの同時流行のことに関しましてお聞きしました。 多分インフルエンザと言ったら、今、鳥インフルエンザのことが主にありまして、今日の新聞でも宮崎県内で5件、これは本当に、これには書いてなかったんですけれども、新聞を見るたびにインフルエンザといったら鳥インフルエンザというふうになってしまって、もう頭の中は鳥インフルエンザとなってしまって、何もないところなんですけれども、多分もう行政の方々は考えはあると思います。 先ほども各議員にこれが配られました。水土里ネット宮崎というところの、多分小林市のほうから発生源がありまして、これが今日の新聞に載っていたものだと思っております。 これで、高病原性H5N8亜型というものです。とっても強いものだと考えております。これだけのことをされるということは、食べてもいいよとか、卵も流通しても食べてもいい、肉は流通しても食べていいと、多分それどころじゃないと思うんです。これが変異したら、多分人に対して変異していくものだと考えておりますので、そういうところまで多分考えての防御だと思っております。それで、人にうつらないようなこと等をしながらやっていっているのではないかと、言われてはいませんけれども、そういうことが考えられております。 また、綾町では3件、この中に坂田養鶏、西塚ファーム、地頭鶏ランド日南というところが3件あるみたいなんですけれども、既にそういうところは、もうちゃんと対策はされておるとは思いますけれども、2013年に、やはり鳥インフルエンザが宮崎で発生しております。そのことを考えたときに、その後に口蹄疫が発生したかと思っております。口蹄疫のときには本当に綾町でも真っ白になりました。もしかしたら、この鳥インフルエンザも早くからそういうことをしなければ、どんどんなってしまうんじゃないかと考えております。 また、子どもたちが鳥が死んでいたら、多分触ったりとかする可能性もあります。そういうことに対して、防災無線でも何でも、学校に指示しても何でも、絶対に触らないように、そういうことを言っていただければと思っております。今ちょっと本当にタイムリーな話でしたので、もうされていると思いますけれども、そういう防御の対策についての話合いはあったのかどうかというのを教えてください。 ○議長(日高幸一君) 農林振興課長。 ◎農林振興課長(兒玉良次君) 鳥インフルエンザの対応につきましては、県北で出てから、今、都城市、小林市ということで連鎖して出ております。 消毒ポイントも設けてありまして、この中部管内でも今、高岡の天ヶ城、それから、まだ宮崎市内のほうにもあるというようなことで、それは養鶏関係の飼料とか、鶏を運ぶとか、卵を運ぶとか、そういう関連業者への消毒でございます。 あとは、それぞれの養鶏場、綾町では、今言われた事業所があるんですが、そこにも消毒剤それから石灰、そういったものを取りに来ていただいて、そして、自分の農場にそれを散布していただいたり、消毒剤を配置していただいたりというようなことでお願いをしつつ、また、養鶏場の鶏舎の中に入るときには、きちんと服を着替えたりを励行していただくような指導を、県を通じて綾町の畜産担当でも今やっているところでございます。 以上です。
    ○議長(日高幸一君) 町長、よろしいですか。いいですね。 ◆議員(山田由美子君) 議長。山田。 ○議長(日高幸一君) 山田議員。 ◆議員(山田由美子君) ありがとうございます。しっかりとした防御をしてもらって、でも、鳥って上から飛んできますし、ぽたって死骸が落ちてくる可能性もありますし、ネズミとか、そういうもので媒介するという話も聞きますので、十分な防御をしてもらいたいと思います。綾から出さないようにと。これは本当にもうコロナと一緒で、綾から出さない。そのコロナウイルスも綾から出さないということを一生懸命もちろん町民の皆さん考えております。 また、2番目のオンライン授業につきましては、子どもたちに対してはもう準備万端になってきていると考えておりますが、その先生方に対する先生方のスキルアップというものをやっていらっしゃるのかどうか。もしかしたら、北海道でもそうですけれども、学校でクラスターが起きて、そこでもう学校が閉鎖になったとか、そういうことも今からは考えられないことはないと思います。もし綾ではやったときに、学校閉鎖して、そのときに長期の休業になった場合も今から考えとかないといけませんし、教育の格差はないほうがいいと思います。本当に田舎だからとか、そういうインターネットが家にはないからとか、そういうこともモバイルルーターを貸し出しをしたりとか、そういうこと、環境を整えるということを考えていらっしゃるということはありがたいと思っていますが、先生方のその教育というか、先生方がいかに使えるかというところまではなっているのでしょうか。 ○議長(日高幸一君) 教育長。 ◎教育長(日高和典君) 綾の場合は、こういった早くからICTの環境整備については、多分県内でもいち早く取り組んでいるのではないかと思っております。電子黒板が全部入ったのも県内で一番早かったほうですし、あと、いろんなICTのそういうソフトというか、教材というか、そういうものも全くコロナを想定していない中で学校独自にICT支援員を入れて、そういった将来、これからの子どもたちというのは、やっぱり世界に広く羽ばたいて、世界中で活躍できる、そういった能力を身につけるには、当然ICTの活用能力というのは必要になってくると思っています。 綾町は、そういった意味では、もうかなり前から外国語活動の充実とICTの活用能力というのは、ずっと大きなテーマとして取り組んできております。 小中学校の先生方においても、子どもたちのそういった活動と同時に、もう4年、5年そういった取組をやってきておりますので、ある意味、綾の小中学校からほかの地区に行った先生方は、綾町以外ではまだそういったICTの機器がそろっていないので、非常に授業をやるときに困っていらっしゃるという話を聞きます。 新たに綾町に来ていただく先生方においても、綾のそういった充実した環境に適応できるような先生を配置していただきたいということで、県の教育委員会のほうにも特別お願いをしておりますので、そういった意味では、今現在、先生方の機器の活用能力、そういった部分も去年からICT支援員が入って、毎日のようにそういった支援員の活用をしていただきながら、そういった技能向上、あるいは定期的にいろんな研修も持っていただいておりますので、そういった部分では、ただ、コロナに対応した家庭とのいろんなやりとりができるという部分においては、まだ実際その機器を十分に全て使ってそういった授業をやっているわけではないので、その部分については、いろんな問題、課題は出てくるものと思っておりますが、ただ、4月、5月に実際学校が閉鎖している間、そういった機器を使って子どもたちのウエブ学習等は実際行っております。そういった中で、先生方の能力というか、指導力の問題でうまく活用できなかったという報告は受けておりません。 ただ、子どもたちの能力がまだそういったことを想定して指導をしておりませんでしたので、にわかづくりのその指導で実際4月、5月に運用を図った状況がありますので、十分活用できなかったという報告は受けておりますので、今後、いかなる場合にも対応できるように、しっかりとした取組はしていきたいというふうに思っております。 また、6月、9月の議会でも回答しましたように、綾町独自にジャストシステムというところからソフトを入れていただいております。このソフトは、私は非常に優れたソフトじゃないかと思っております。自分たちでどんどんつまずきが分かって、そのつまずきに対して次から次に対応ができるような、そういうソフトをつくっていただいております。それを使って小学校は早速運用を図っていきたいと思っておりますし、中学校も今、同じようなソフトを開発してもらっていますので、それができ次第、小中学校両方ともそのようなシステムを使ったオンライン授業が十分可能になってくるんじゃないかというふうに思っております。 以上でございます。 ◆議員(山田由美子君) 議長。山田。 ○議長(日高幸一君) 山田議員。 ◆議員(山田由美子君) 4月、5月にウェブを使って授業を行ったということなんですが、その中で、それはやっぱりインターネットがないと活用できなかったと思いますけれども、そうなると、やっぱり教育の格差じゃないけれども、持っていない子は多分何もできなかったという、まあ、紙媒体でやられたと思うんですけれども、そういうことを考えたときに、GIGAスクールとして、また、もしかしたら、今すぐにでも、明日からという、コロナウイルスにかかって学校を閉鎖しなければいけないということになった場合に、まだパソコンじゃないけれども、そのタブレットもない。インターネットもまだ使えている状態じゃない。先生たちのスキルはどんどん向上はしているけれども、現場と子どもたちと学校との差があり、その差があるところまで考えておかないと、それがないと何もできないよねというものじゃなくて、紙媒体じゃなくても、学校に来なくても、どこかのインターネットを使ってそれでできるというふうな感覚のものができれば、そこまで考えておかないと、次から次へと本当に近隣まで来ていますので、子どもたちの状況も日々変わってきていると思います。そこまで考えて、前に前にということを考えていただければと思っております。 次に行きたいと思います。 誹謗、中傷への条例に向けてということなんですけれども、先ほど、濃厚接触者は旧北俣保育所とケビンを考えているという話を聞いたんですけれども、濃厚接触者、そしたら、今度は無症状、症状がない。コロナに対してもしかしたら症状がない人。だから、症状が出ていなくても、陽性の反応が出ているという人に対しては、やはり旧北俣保育所、ケビン、家庭での接触で家庭内感染がとっても広がっておりますので、そこら辺を考えたら、家にいるよりか、そういう施設じゃないけれども、ホテルに行きたいと思っている人もいっぱいいると思いますので、そういうところの、多分ちゃんと部屋の中に洗面所とトイレと入浴するところがないといけないとは思いますけれども、そういう施設といったら、綾には酒泉の杜ぐらいしかないのでは。綾で療養したいという考えを持っている人もいると思うんです。 そういうことを考えた場合に、宮崎市内のホテルまで行くんじゃなくて、綾でということを考えた場合には、その酒泉の杜が空いているから、そういうことも考えられないだろうかとは思っております。どのようなお考えでしょうか、ないでしょうか。 ○議長(日高幸一君) 総務税政課長。 ◎総務税政課長(蓮子浩一君) ただいまのご質問にお答えいたします。 新型コロナウイルスに感染した、それから感染された方の濃厚接触者、あるいはまたPCR検査を受けての陽性者ということになると思いますけれども、陽性患者の中の軽症者については綾町の中で、町の施設でということは考えておりません。 これは、県の保健所の指導によりまして、今現在、ひまわり荘とライオンズホテルに入っていただくということでお願いしております。 それから、重症者につきましては、当然、指定医療機関に入院されますので、その部分は、今そういった形で対応しているところでございます。 ◆議員(山田由美子君) 議長。山田。 ○議長(日高幸一君) 山田議員。 ◆議員(山田由美子君) ライオンズホテルとひまわり荘が指定されているということですけれども、もしそこがいっぱいになったときは、また県が考えるということなんですね。分かりました。 そしたら、その誹謗、中傷の条例のところを何か抜かしたような気がするんですけれども、そこのところの考えなんですけれども、条例を、本当に誹謗、中傷ってあります。絶対綾から出た場合にはすぐ分かると思います。そういうときに、条例でそういうことをしないと、本当に綾から出て行かないといけないような状態にもなってしまうと思います。自分のこととして、自分がかかったときのこととして考えて、その条例みたいなものをつくっていただければと思います。早くこういうことを条例化してしまわないと、誹謗、中傷の的になって、その人が追い込まれるという状態なってしまうと思います。そういうことにならないように対策を取っていただきたいと思います。よろしくお願いします。その点、ちょっとお伺いします。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) これは身近な、どなたが感染してもおかしくないような状況なので、そういう人たちがちょっとある人から、全然悪いとかじゃないんですけれども、誹謗、中傷を受けるということは、これは絶対いけないことだと思います。 聞いたところによりますと、宮崎で第1例の方、ご夫婦だったと思うんですけれども、その方は宮崎に住めなくなっちゃったと。結構年配の方です。最初のとき、そういう話も聞いていますし、そういうことは絶対起きたらいけないと。綾町でももしはっきり町民の中から感染者が出て、その人に対して変なうわさとか立てないように、今から、ここにも書いておりますけれども、そういう方の人権をしっかり守るということで、これから対応してまいりたいと思います。 ◆議員(山田由美子君) 議長。山田。 ○議長(日高幸一君) 山田議員。 ◆議員(山田由美子君) 十分に対応していただければ思っております。 4番目の公民館のコロナ対策。 先ほど、町長は夏にその被害があると言われましたけれども、夏だけではなく、地震とかいうのもあります。地震はいつやってくるか分かりませんので、台風だけではありません。水の災害だけではありません。地震ももう本当にいつやってくるか分かりません。 そんなときに、公民館に行ったときに、公民館ではみんな寄り集まって、家が崩れたというんで公民館に行ったという話になったときに、何もまだコロナの対策はなされていないというところではあります。公民館の中に一人用のテントを張るような感じにすれば、パーテーションみたいなものができてくるのかなとは思いますが、それではまた不十分だったり、また、寒かったり、外でしたりとかするときには冬ですので寒い状態ではありますので、そういうことも考えながら、外のテントというのも寒いでしょうけれども、いろんなことを考えなければいけない状態にはなってきております。 コロナ対策として本当に公民館に何の対策もまだなされていないというところがあります。もちろんマスクとか、消毒薬とか、非接触型の体温計のものとかというものは、それはもう当たり前です。 それ以外のもので本当にそこで地震と想定した場合に、今からは地震です。地震と想定した場合に家が崩れたと。そういうときには公民館に行くしかないとなって、公民館で1世帯、2世帯ぐらいだったらいいかもしれませんが、何世帯もそこで生活するというのはとても無理なことになるかと思います。そういうときには、やはり親戚の家とか、そういうことになるかもしれませんが、そこで被災されているということは考えられますので、公民館の本当にコロナ対策というのはいち早くやっていただかねばならないと思っております。 ましてや、防災訓練はやっていないということですので、防災訓練も昼間じゃなくて、夜もしかしたら地震があるかもしれませんので、そういうことも考えながらやっていただければと思っております。防災訓練に対して計画はまだ立っていないとおっしゃいましたけれども、本当に、コロナ対策をしながらの防災訓練というのは必要だと考えております。よろしくお願いいたします。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) ご指摘ありがとうございます。災害に関しても、ケース・バイ・ケースで、いろんなケースがあるんですけれども、地震の場合と、いつ来るかわからない。台風とか大雨とかいうのは、先ほどちょっと言いましたけれども、夏場に来るものだと、ある程度こういうのは事前に予測できると。今はもちろんコロナウイルスが結構広範囲に広がっておりますので、これは今集まると、人が密集するとすぐかかるので、そういうことに関してやっぱりしっかり対策を取らないといけないというのは、ご指摘のとおりでございます。 町の公民館の場合と、あるいは町の施設の場合と、あと各地区の自治公民館の場合、それぞれ違うと思うんですけれども、今年の夏みたいに三百数十名もの避難となった場合には大がかりになってきますから、しっかりとした対応をしていかないといけないんでしょうけれども、地区ごとで災害があったといった場合には、それに対応できるように、コロナの中で十分な間隔等をとってやれるようにしていきたいというふうに考えております。 今、いいアイデアを頂きました。もちろん災害というのはいつ来るか分からないです。昼間とは限らない、夜ということもありますので、これから寒くなってきますけれども、やっぱり夜、町民の方に十分理解していただいて、そのときにちょっと協力して、これから防災訓練をやるとかということも十分必要だと思いますので、そこのところは検討してまいりたいと思います。 ◆議員(山田由美子君) 議長。山田。 ○議長(日高幸一君) 山田議員。 ◆議員(山田由美子君) その場合には、独り暮らしのおじいちゃん、おばあちゃんがいらっしゃると思います。また、障がいを持った方々もいらっしゃると思います。そういう方々に対してどのような支援ができるのかというのは、今から考えておかないといけないと思っておりますので、災害弱者じゃないんですけれども、本当に今、私たちも障がい者になっていると思います。マスクをはめた状態で眼鏡をかけている人は眼鏡が曇る。眼鏡が曇るということは前が見えない。前が見えないというのは、ある程度の障がいを持っているものと一緒だと思います。 そういうものに関して本当に、まだ私たちは健常者ではございますが、行く道、本当にあと何十年かしたら、10年もしないうちに、もしかしたら老人になって足腰も弱くなって、階段も上れない状態になって寝たきりになったりとか、そういったときに、本当に明日は我が身じゃないですけれども、そういう人たちのことを考えて防災もやっていってもらいたいと思います。一人一人の命が大切だと考えておりますので、何とぞその辺はよろしくお願いいたします。 健康な人は、もう本当に大丈夫です。自力で乗り越えられますけれども、乗り越えられない人たちのことを考えてもらっての防災訓練をしていただければと思います。皆さんの手を借りなければ公民館にも行けないという人がいらっしゃいますので、そういう方のことを考えて、いろんなことを対処していただければと思っております。優しいまちづくりとして、本当にそういうことをやっていただければと思っております。よろしくお願いいたします。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 確かに、もう我々、日常生活でそんなに不自由を感じていない人の視点と、そうじゃなくてハンディキャップを受けている人の視点は全然違います。今言われるように、やっぱり人の助け手というものが必要な方もいらっしゃいますし、いつも言っているんですけれども、綾町というのはコンパクトな町で、もう7,000人弱の人数ですけれども、どこにどなたがいらっしゃるか、皆さん把握されています。独り暮らしの方もいらっしゃいます。どういうふうな生活を送っているかというのも分かりますし、その人たちをどう救助するというか、そういう避難所に連れて行くかということも全部、一つ何かシナリオとかも書けるかと思いますので、そういうのを含めた防災訓練というのはやっぱり必要かなと思いますので、一人も漏れないようにということを含めた形でのその訓練というのを、どのタイミングでやるかというのも今後検討してまいりたいと思います。 ◆議員(山田由美子君) 議長。山田。 ○議長(日高幸一君) 山田議員。 ◆議員(山田由美子君) 災害はいつ来るか分かりませんので、よろしくお願いいたします。まあ、真冬はやめといてください。老人の方々は大変だと思いますので。本当だったらやったほうがいいのかもしれませんけれども、まずは、そういうマニュアルを作っていただいて、しっかりとしたものを作っていただいてから実施していただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 次に参りたいと思います。2番目、ほんものセンターにおける商品の管理について。 これは、今年の9月26日、27日に、クワズイモの関係で私はこの質問をいたしました。購入した方々が8人食中毒になった。軽症でしたのでよかったのですが、今のところ11袋、あと販売先が不明と。今の状態ではどのくらい、全部回収できたのかどうかも教えてください。 それと、2番目の農産物における安心安全への信頼回復まで、よろしくお願いいたします。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) ご質問に対してお答えいたします。 今回の食中毒が発生した経緯についてでありますが、有機農業開発センターに管理簿の審査を受けたものとして、ほんものセンターに出荷されたクワズイモが、イモガラとして9月26日土曜日に出荷、販売されたものであります。 9月26日に食し、病院を受診された方から9月28日月曜日に連絡を受けて、事態が発覚し、10月6日火曜日、この日に宮崎中央保健所の立入検査でクワズイモであることが確定されたところであります。 結果として11パックが販売され、9戸の被害連絡を受け、被害者は全体で13名、うち病院を受診された方は4名でありました。連絡がありました9戸の方々には、商工振興会職員が直接訪問し、謝罪すると同時に、商品代の返金を含め、診察代など総額2万1,200円をお支払いさせていただき、おわびさせていただいたところであります。 再発防止についてでありますが、栽培管理簿への記載義務化や販売目的に生産する作物の種・苗の入手先の明確化、さらには、出荷された農産物は職員が確認し、安全性が疑わしい場合は有機農業開発センター等の専門指導機関に現品確認をし、安全性の確認ができてから陳列を行うなどの8項目の再発防止策をまとめ、出荷者に周知したところであります。 有機農業開発センターにおきましても、生産者への注意喚起といたしまして、食中毒を引き起こすおそれのある植物性自然毒についての啓発リーフレットを生産者に配布しております。 野菜や山菜を栽培、出荷する際には、食用に適している品種であることを十分確認して、有毒植物またはそれと判別が困難なものが混入することがないよう十分注意していただくようお願いしているところでございます。 以上、回答でございます。 ◆議員(山田由美子君) 議長。山田。 ○議長(日高幸一君) 山田議員。 ◆議員(山田由美子君) これ、びっくりしました。まさかこういうことが起こるんだと思って。それも綾のほんものセンターで起きるとは思いもしませんでしたので、町民の皆さんもびっくりされたと思います。それが、やはり新聞に出たということもありますし、それに対してもかなり私も連絡を受けました。大丈夫なのって。綾ほんものセンターはほんものセンターじゃないねと言われて、いやいや、これに対してもいろいろ今8項目のことを掲げて再発を防止するということでしたので、それに向けて信頼の回復をねらってください。多分、このクワズイモはイモガラによく似た植物だと聞いております。そういうものというのはどうでしょうか。自然のものを取ってきて、イモガラと思って販売されたのか。そういうことというのが、やっぱり今まではあっていたということなんでしょうか。結局、自分のところで栽培はしていなくて、自然のものを取ってきて、イモガラと思って出荷したという話でしょうか。それとも、自分のところでイモガラと思って収穫をしたものがクワズイモだった。どちらでしょうか。 ○議長(日高幸一君) 産業観光課長。 ◎産業観光課長(松下栄一郎君) クワズイモのことでございますが、生産者が知人よりイモガラの種としてもらったものを農地の一角に植えていたということで、クワズイモということを全く分からずに出荷したということでございます。 以上でございます。 ◆議員(山田由美子君) 議長。山田。 ○議長(日高幸一君) 山田議員。 ◆議員(山田由美子君) 分かりました。生産者の方々には特に注意していただきたいと思っております。これからもそういうことがないように、よろしくお願いいたします。 農林振興課からは別にないですか。 ○議長(日高幸一君) 農林振興課長。 ◎農林振興課長(兒玉良次君) 農林振興課の有機農業開発センターのほうでは、飯田顧問という農政の顧問がいますので、そちらのほうも一緒に現物を見たり、確認させていただいて、栽培管理簿のほうにはイモガラと書いてありましたので、特にそれでクワズイモと書いてあったわけではありませんので、判別のしようがないんですが、やっぱり疑わしいものは必ず問い合わせをするようにという指導をしたところでございます。 ◆議員(山田由美子君) 議長。山田。 ○議長(日高幸一君) 山田議員。 ◆議員(山田由美子君) よろしくお願いいたします。 それでは、3番のマイナンバーカードに行きたいと思います。 1番の取得状況、また2番の利点と課題、3番の運用状況と、続けてよろしくお願いいたします。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) マイナンバーカードについてのご質問ですが、取得状況につきましては、令和2年10月末の綾町の取得状況は、7,318人の町民に対して1,066人の交付数でございます。ですから、交付率は14.57%。7人に1人ぐらいということです。 利点と課題、そして、運用状況について、これは関連していますので一緒に説明しますけれども、令和3年にはマイナンバーカードを健康保険証として活用することになっており、さらに、運転免許証についても同様の動きとなっております。今後、マイナンバーカードは暮らしに欠かせないものになってくるかと思います。 一方で、現場でのマイナンバーカードの取扱い状況を見ますと、暗証番号の再設定や申請方法の問合せが多く寄せられています。 押し寄せるデジタル化の波の中、情報通信技術の習熟度の違いが、マイナンバーカードを身分証明書として活用する程度の人と、様々なサービスとつなぎ合わせて上手に使いこなせる人というように、サービスを享受できる点でいえば、二極化しているように思われます。そのことは、都市部とそうでない地域とでも、システムの充実と併せて如実に表れていると思っています。 今後、マイナンバーカードを推進する上で、マイナンバーカードと金融機関口座とのひも付けの義務化が見送られるなど、国民のセキュリティーへの懸念が根強いことも普及が進まない要因と思われるため、その課題への対処方法も注視しながら推進を図っていく必要がございます。 確かに便利なんですけれども、便利さの裏返しに、もしそれを紛失したりとか、その情報が漏れてしまうと、一気にそこから被害を受けるということもありますので、そういうセキュリティーの面でのメリット・デメリットというのもあるかと思います。 以上でございます。 ◆議員(山田由美子君) 議長。山田。 ○議長(日高幸一君) 山田議員。 ◆議員(山田由美子君) 国のほうでは、来年にはデジタル庁が設置されるということでしたので、この話がどんどん進んでいくかと思います。その点に対して、本当に情報の流出または個人情報の漏えい、または自治体とかが必要以上に個人の情報を知り得ることが可能になってくるかと思います。そのことについては別に自治体のほうでは何も、行政のほうは感じておられないのでしょうか。たくさんの情報がそのカード一つで分かるようになるということに関して、自治体のほうは。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 先ほど申しましたように、確かに便利なことは便利なんですけれども、それと同時にこういうものが、情報が漏れると大変なことになると。最終的には個人がこれを使うか使わないかで判断になってくるかと思うんですけれども、国のほうとしては少しずつ推進はしようという方向にあるというふうに聞いております。 ただ、最終的にマイナンバーカードを、これを取得するか否かについては、個人の判断になってくるかなというふうに考えております。 以上です。 ○議長(日高幸一君) 町民生活課長。 ◎町民生活課長(野村修君) セキュリティーの問題なんですが、プライバシーの高い個人情報については、マイナンバーカードの電子チップの部分には入っていないということであります。 また、紛失、盗難の場合も、24時間、365日体制で一時利用停止が可能ということになっております。 以上です。 ◆議員(山田由美子君) 議長。山田。 ○議長(日高幸一君) 山田議員。 ◆議員(山田由美子君) 今、紛失、盗難の場合は対応するということですけれども、これはどこに連絡をすればよろしいのでしょうか。 ○議長(日高幸一君) 町民生活課長。 ◎町民生活課長(野村修君) マイナンバーカードの問い合わせは、マイナンバー総合フリーダイヤルというのがありまして、そこに問い合わせということになっております。 ◆議員(山田由美子君) 議長。山田。 ○議長(日高幸一君) 山田議員。 ◆議員(山田由美子君) そしたら、町では対応はしないということになるんでしょうか。 ○議長(日高幸一君) 町民生活課長。 ◎町民生活課長(野村修君) 通常の業務としての紛失とかでの再発行業務は行いますが、セキュリティーの問題の対応はちょっとできないということです。 ◆議員(山田由美子君) 議長。山田。 ○議長(日高幸一君) 山田議員。 ◆議員(山田由美子君) ありがとうございます。これを進めると、やはり行政のほうの負担はかなり減るかと思っておりますが、その辺はどうでしょうか。 ○議長(日高幸一君) 町民生活課長。 ◎町民生活課長(野村修君) まず初めに、健康保険証が令和3年の3月から利用開始ということになって、随分便利になるとは思うんですけれども、全ての医療機関が資格確認のオンラインシステムが導入できるかといったら、実際、令和3年の3月からは導入はできないということで、一時期は通常所持している健康保険証とマイナンバーカードを2枚持って行うということになると思います。 また、その資格確認のオンラインについては、令和5年の3月には全てオンラインでできるということになっております。 また、確定申告等税の申告においても、健康保険証がマイナンバーカードになることによって、2021年分の確定申告から医療費控除についての医療情報がマイナンバーから取得できるということになっております。 ◆議員(山田由美子君) 議長。山田。 ○議長(日高幸一君) 山田議員。 ◆議員(山田由美子君) そのオンラインに対して、各病院関係とかいうのは間に合わないということなんですけれども、行政のほうは全てもう令和3年の3月1日からは整っていると考えてよろしいんでしょうか。 ○議長(日高幸一君) 町民生活課長。 ◎町民生活課長(野村修君) 健康保険証につきましては、順次マイナンバーカードを健康保険証として使うということで、役場の職員でいきますと、共済組合の健康保険証もマイナンバーカードを健康保険証として使えるということになるということであります。 ◆議員(山田由美子君) 議長。山田。 ○議長(日高幸一君) 山田議員。 ◆議員(山田由美子君) 確定申告もマイナンバーカードでできるということですので、確定申告もできるということですね。 ○議長(日高幸一君) 町民生活課長。 ◎町民生活課長(野村修君) 2021年分の確定申告ということになりますので、2022年の1月からの確定申告から利用ができるということになります。 ◆議員(山田由美子君) 議長。山田。 ○議長(日高幸一君) 山田議員。 ◆議員(山田由美子君) それでは、令和3年度になりますね。そういうところまでで、来年は、令和3年ですので、令和3年度で全てのマイナンバーが行政のほうでもできるということで、考え方としてはよろしいですか。 で、これでマイナポータルというのをアプリで取得して、アプリで簡単にできるというのが教えていただいたんですけれども、そのアプリに対しての啓発活動というのは考えておられますでしょうか。皆さんはスマホを持っていらっしゃいますので、それで簡単にアプリを取って、それでマイナンバー申請ができるというふうなものがあると。それを今からやっていくということを考えていらっしゃいますでしょうか。 ○議長(日高幸一君) 町民生活課長。 ◎町民生活課長(野村修君) 推進をしていこうと考えておりますが、実際問題として、役場の窓口に来られた中で、マイナポータルにつなげたいという問い合わせがあった場合には、企画財政課の企画広報電算係のほうにお手伝いをお願いして、20分から30分ぐらいをかけてつなげると。クレジットカード等と接合する部分で一番戸惑われる町民の方が多いということをお聞きしております。 以上です。 ◆議員(山田由美子君) 議長。山田。 ○議長(日高幸一君) 山田議員。 ◆議員(山田由美子君) そしたら、取りあえず役場に来れば手続はしていただけるということを町民の皆さんに分かっていただければ、これはやっていただけることは確実じゃないけれども、私は最後の最後までマイナンバーカードを作らなくてもいいかなという部類ですので、情報はすごく駄々漏れですので、そういうことまで考えなくてもいいのかなとは思っていますけれども、しないといけないときには、もうやりますので、そのときには教えてください。よろしくお願いいたします。 それと、4番の印鑑についてお聞きしたいと思います。 これも町の行政に関わることですので、やはりこの印鑑一つで綾の行政が少し楽に、手続が簡素化するのではないかとは思いますが、影響はあるのでしょうか。よろしくお願いいたします。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 現在、政府が進めている行政手続の押印廃止ですけれども、河野規制改革担当大臣は、およそ1万5,000種類の手続のうち、いわゆる認め印は全て廃止される方向とした上で、今後は手続のオンライン化を進めていく考えを示しております。 しかし、実印とか銀行印などの必要不可欠な印章に関しては、印鑑登録制度などに基づき、今後も残していく方針だということだそうです。 町の行政執行への影響についてですけれども、認め印を必要とする各種手続、申請書、届出などは、町の条例、規則、要綱、要領等に定められております。町の例規集システムで条例、規則等の管理を行っておりますけれども、システムで印鑑で検索すると、数百に及ぶ件数がヒットしております。条例、規則、要綱等に規定している役場の行政手続で認め印を廃止するためには、それぞれの条例、規則、要綱等の一部改正が必要となってくるというのが実情です。 ただし、現在でも役場窓口の各種申請において、ほとんどの申請書の手続が、本人確認ができれば認め印を省略しております。これは住民票、税の証明、印鑑証明、閲覧等申請、戸籍証明、住民異動等の届出に関してです。 今後、国や近隣自治体の動向を注視しながら検討をしてまいりたいと思います。 ◆議員(山田由美子君) 議長。山田。 ○議長(日高幸一君) 山田議員。 ◆議員(山田由美子君) 今、びっくりしたんですが、申請に認め印を省略して認めているということでしたので、ああ、そういうことができているんだと。小さい町だから知り合いだから、この人だったら知っているというところから、そういう省略されているのかなと思ったりなんかしますけれども、なりすましということもありますので、なりすましというのは、本当に悪意を持って何かをするという人も考えられますので、そういうことも考えていかないといけないのかなと思いますけれども、そのなりすましに対する手続、最悪のことを考えたときには、本人じゃない人たち、悪意を持って来た人、そんなときには、もう本当に実印か銀行印が必要になるかもしれませんけれども、そのことに対しての対応は何かありますでしょうか。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 今の説明の中で、本人確認ができればということなんで、本人確認ができるものを示していただければ、それで認め印を省略しているということです。例えば免許証とか、パスポートとか、本人確認ができれば、それでできるということでございます。 ○議長(日高幸一君) 町民生活課長。 ◎町民生活課長(野村修君) 戸籍を例にとりますと、種類ごとに運転免許証や写真付の個人番号カード、身体障害者手帳など、様々な身分を証明するものがありますが、その内容によって、種類によって1点で個人確認ができるもの、2点以上必要なもの、2点以上そろわなければ本人確認ができないというような判断で取扱いを行っております。 ◆議員(山田由美子君) 議長。山田。 ○議長(日高幸一君) 山田議員。 ◆議員(山田由美子君) 印鑑の廃止は本当になると思いますので、条例の一部改正はもう絶対やらないといけないと思っておりますので、早くやっているところはもう早くやっておりますので、後手後手にならないように、そしたら、もう本当に簡素化もされると思いますので、早めに対応をお願いいたします。 それでは、5番の多年草植栽について、将来への展望を伺いたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 多年草植栽について、将来の展望についてご説明いたします。 魅力ある空間創出ということで、昨年度から実施しております。昨年度は錦原、今年度は尾堂の合計2カ所を整備しております。来年度ですけれどもも、郷鴫信号機そばの観光モニュメントがございますけれども、ここで設置されている花壇の整備を予定しております。 その後なんですけれども、全体の管理体制が整い次第、馬事公苑の中を整備して、馬事公苑の広いところを利用していきたいというふうにも考えております。 以上でございます。
    ◆議員(山田由美子君) 議長。山田。 ○議長(日高幸一君) 山田議員。 ◆議員(山田由美子君) 綾の魅力向上としての一つの大きなものだと考えております。この前の尾堂の植栽には多分県内外から、熊本、東京、福岡ぐらいまでは見えていたのかなと思っています。何人ぐらい来ていたんでしょうか。建設課、よろしくお願いいたします。 ○議長(日高幸一君) 建設課長。 ◎建設課長(中原修一君) お答えいたします。 尾堂での植栽イベントには150人の方が来られておりました。割合でいきますと町内が52%、町外が42%という割合でございました。 以上です。 ◆議員(山田由美子君) 議長。山田。 ○議長(日高幸一君) 山田議員。 ◆議員(山田由美子君) 何かみんなとっても楽しくやっておられました。本当、これが公民館にでも波及すればいいのかなと思っています。公民館は多分社会教育課のほうのものになるのかなと思っております。 また、建設課とのすり合わせがないとできないと思っておりますが、高齢化が進んでおります。若い人たちばっかりじゃありませんので、多年草になると多分3年ぐらいすると手をかけなくてもできるという、簡単なものでできるというものがちょっと魅力的なところではないかと思いますが、その辺をよろしくお願いいたします。 ○議長(日高幸一君) 建設課長。 ◎建設課長(中原修一君) すみません、先ほどの答弁について訂正いたします。 割合を先ほど52%と42%と申し上げましたが、町内が52%、町外が48%でした。 公民館へのことについてお答えいたします。 公民館への普及は考えております。まず、公民館活動として展開していくためには、種や苗を準備する必要がありますので、これは今一部、錦原のガーデンに植栽してあります種などの活用を含め検討していきたいと思っております。 また、各地区の3世代交流の活動としても展開できるよう、どういったことがベストか教育委員会と検討してまいります。 以上です。 ○議長(日高幸一君) 社会教育課、何か。コメントをお願いします。 ◎社会教育課長(森園由美子君) ただいま建設課長のほうが申しましたように、協議を重ねて検討してまいりたいと思っております。 ◆議員(山田由美子君) 議長。山田。 ○議長(日高幸一君) 山田議員。 ◆議員(山田由美子君) 本当、高齢化が進んでおりますので、今まで2度ほど多年草じゃなくて、単年度で花を植えておりました。それがいいという人もいらっしゃいます。その多年草のところと、今までどおりにするところというところを分けることがあるんでしょうか。もしかしたら、このメイン通りは今までどおり多年草じゃなくて、1年草で持っていくとかという考えの下であるのでしょうか。よろしくお願いいたします。 ○議長(日高幸一君) 建設課長。 ◎建設課長(中原修一君) 現在、多年草につきまして主要のスポットと考えております。また、現在の花壇については、単年草なりを考えておりますが、またそこも管理面のコストを軽減するためにも、また、新たなことを考えていきたいなと思っております。 以上です。 ◆議員(山田由美子君) 議長。山田。 ○議長(日高幸一君) 山田議員。 ◆議員(山田由美子君) 尾堂での先ほどありましたけれども、在来種ばかりじゃなかったと思うんです。外来種も含まれていたと思います。外来種の場合には、外来種が強くなって在来種を飲み込んでしまうという脅威を感じておりますけれども、その辺の安全性とかいうのはあるんでしょうか。 ○議長(日高幸一君) 建設課長。 ◎建設課長(中原修一君) お答えいたします。 尾堂には約165種類の植物を植栽いたしました。町内の在来種が約26、園芸種が121、今、議員がおっしゃいました外来種という、海外から持ってくるものと考えられますが、今回持って来たものは、町外からのもので約18種となっております。 また、この町内の生態系に影響はないのですかということでございますが、これにつきましては、エコパーク推進室の専門職員が監修をしておりますので、綾の自然生態系に合う植栽、自然風景になじむ植栽を選定しておりますので、生態系には問題が生じないと考えております。 以上です。 ◆議員(山田由美子君) 議長。山田。 ○議長(日高幸一君) 山田議員。 ◆議員(山田由美子君) これは、種は育苗センターで増やすということになるんでしょうか。よろしくお願いします。 ○議長(日高幸一君) 建設課長。 ◎建設課長(中原修一君) 多年草の種などの育種、その栽培箇所につきましては、今、議員がおっしゃったところを考えているところでございます。 以上です。 ◆議員(山田由美子君) 議長。山田。 ○議長(日高幸一君) 山田議員。 ◆議員(山田由美子君) 今、本当にボランティアでやられている方がいらっしゃいます。その方々は将来的にこの種を売って、本当の自立自走じゃないですけれども、自立的になることも考えていらっしゃるのではないかと思います。そのときには、その育苗センターとは別に活動をやっていって、それが収入源になるのではないかということまでは考えていらっしゃいますけれども、そこのところは行政のほうはどうお考えなのでしょうか。 ○議長(日高幸一君) 建設課長。 ◎建設課長(中原修一君) まだ具体的にそういったところまで話合いは行っておりませんが、行く行くは種の販売、行く行くは花をドライフラワー等にして販売できて、その費用を活動資金に回せればいいなと思っております。 以上です。 ◆議員(山田由美子君) 議長。山田。 ○議長(日高幸一君) 山田議員。 ◆議員(山田由美子君) これは本当に綾町の一つの目玉として、本当に全国的にも珍しいものだと考えております。全国からその種まきに来られる可能性というのは、本当にあるかと思います。ましては、春には尾堂のところなんかは物すごくチューリップがきれいに咲き誇るのではないかと思っております。春にあの辺で物すごくイベントとかされたら、また違った綾のいい魅力の一つとしての、観光の一つにはなるのではないか、もしかしたら1年を通して花をめでたりすることができるのではないかと思っております。 そういう観光の目的としては考えておられますでしょうか。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) よその自治体に先駆けて、この多年草を綾町で昨年度から実施しております。宮崎市のほうでも今年、高千穂通りですか、あちらのほうでもやろうとしていることで、できるならば観光の目玉にしたいなと。 ただ、全国至るところでやっぱりきれいな公園というのはあるんです。これできたら、その公園に魂を入れるということというか、そういう付加価値をつけていくことも魅力アップにもつながっていくんじゃないかと。ただ多年草だけじゃなくて。 大きな公園では、ただお花があるだけじゃなくて、そこに心ということをテーマにしてやられているところがあります。太宰府天満宮、あそこの池を見てみますと、池の形というのは心という形をしています。あと、浜松町にある浜離宮ですか、そこでもそうです。ただ多年草だけじゃなくて、何かそこには綾のストーリーとか、そういうのを付け加えることによって、その観光資源がもっと生きてくるんじゃないかと、そういう発想を今後、今は錦原とか、尾堂とかやられていますけれども、将来的に馬事公苑の広いところとかになってきた場合には、もうちょっとそこに綾ならではの何かをそこに埋め込むといいますか、それをテーマにしてやっていくとか、そういう形でやっていけば、本当によい観光スポット資源として新しい魅力がでてくるんじゃないかなというふうに思っていますので、ぜひとも今後これに対してしっかり支援していきたいなと思います。 ◆議員(山田由美子君) 議長。山田。 ○議長(日高幸一君) 山田議員。 ◆議員(山田由美子君) 皆さん、本当に楽しく植栽されておりました。これが一つの公民館活動としてできればいいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 以上です。 ○議長(日高幸一君) 山田議員の一般質問を終わります。────────────・────・──────────── ○議長(日高幸一君) 以上で、本日の議事日程の全部を終了いたしました。 これをもちまして、本日の会議を散会いたします。(散会午後5時42分)──────────────────────────────...